1999年に新車で買ったら
今では
立派な旧車に成った
出典: フリー百科事典
『ウィキペディア
(Wikipedia)』☟
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%97%E3%83%AA%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%83%BBRSV1000R?fbclid=IwAR1uPM3Gz-7DrpBbjCmH_OVYXIcPnUzi318HWjyEPWMILCICi66ZxOPsDQo#RSV_mille_SP
約1年振りに戻って来ました
もう20年前のバイクなので
一級品の戦闘力とは行きませんが
エンジンは綺麗に回るし
後10年は乗れそうです
竜也が当時(25歳位)
生活の全てを犠牲にして購入した
初めてのイタリア製バイク
只々愛おしいでしか無いです
これからも宜しくお願いします。相棒
雑誌クラブマンにて、。
八代俊二さんのミッレSPの試乗レポート
~前書き~
一口にミッレと言っても、
この車種にも色々なグレードがある。
タンディムランやツーリングまでカバーする
スタンダードモデルから
オーリンズサスペンションや鍛造アルミ合金ホイール、
カーボンパーツと言った、
ハイクォリティーパーツを組み込んだ、
走り屋さん御用達モデルRSVミッレR、
更にスーパーバイクレースのベース車両として
限定生産されたホモロゲモデル
RSVミッレSPといった
仕様の異なる3種類のRSVミッレが存在する。
中でも’99年に
レーシングマシンのベース車両として
150台限定で生産されたSPは
他の2台とは全くの別物と言っても構わない程
思い切った作り込みが成されている
まずエンジンは量産タイプのミッレが
97mm×67.5mmのボアストローク比なのに
対してSPは100mmx63.4mmという
更にビッグ&ショートストロークエンジンを
採用しているのである。
またクランクケースは少量生産車ならではの砂型鋳造で
通常のミッレが1気筒につき2本のプラグを持つ
ツインプラグ仕様なのに対し
ビッグバルブを持つSPはコンベンショナルな
シングルプラグ仕様なのも目を引く
一方、標準装備のマフラーは
巨大なサイレンサーを持つ2in1タイプなのだが
サーキット走行用にセッティングされた試乗車は
ディュアルサイレンサータイプのマフラー
【キットパーツ】
と専用のマッピングが施されたROMを装着し
STDより20馬力以上高い145馬力を発生させている。
一方フレームの外観はSTDやRと同じに見えるが
実は剛性が20%も高い専用設計で
コースやライダーの好みに合わせて
エンジンの搭載位置を変更する為に
フレーム側のエンジンマウントは
穴位置を変更出来る可変タイプとなっている
元々RSVミッレはSTDでも
高重心で軽快なハンドリングが特徴だが
STDやRに比べ
エンジンの搭載位置が10mm高いSPは
その趣向が顕著になっている
またスイングアームのピボットも
カラーを変更する事でピボット位置を
上下方向への変更が可能な為
スリックタイヤの使用を見据えて
レバー比が決定された専用リンクと共に
ベストなトラクションを得る事が出来る。
その他にもカーボン地に
ワークスマシンと同じデザインで直塗りされた
カウルリングやシートなど
SPならではのスペシャルパーツを多用し
他モデルに対して軽量化と差別化を図っているのである。
~八代俊二さん試乗レポート~
日本には2台しか輸入されていないという
貴重なSPに跨りピットロードをゆっくりと走り出す
ピットロードを加速しながら車体を左右に振ってみる。
元々、。重心が高くヒラヒラと左右にマシンを
バンクさせられるミッレだが
STDよりもエンジン搭載位置が高く
またサスペンションも固めに
セッティングされているこのマシンは
マシンに力を加えて
マシンが反応するまでの時間差がほとんど発生しないので
かって経験した事がない軽快でシャープな切り返しが可能だ。
ただ、この右側に
2本のサイレンサーが集中するマフラーは
サイレンサーの手前でテールパイプが湾曲する
手の込んだ曲げを採用しているのものの
ステップに爪先立ちすると
踵がテールパイプに当たってしまう。
これと言った大きな不満を感じないSPだが
唯一変えてみたいポイントがあるとすれば
それはマフラーに他ならない。
最新のワークスマシンはサイレンサーを左右に振り分ける
2-1-2タイプのマフラーを採用している。
許される事ならワークスマシンと同じ仕様にしてみたい所だ。
タイヤの温度が十分に上がった所で全開走行に移る。
シフトは正チェンジのままだが
ストロークが短く小気味良くギアが入る
シフトペダルを掻き上げながら
シフトインジケーターが点滅する1万回転で
【インジケーターが作動するエンジン回転数は自由に設定出来る】
シフトアップを繰り返す
低中速域ではシャープに吹け上がっていたエンジンは
7000回転を過ぎた辺りから
急激にトルクが厚くなった様な感じで
それまで軽快に吹け上がっていたのが
急に伸びを失ってしまった様に感じる。
しかしながら注意深く観察すると…、。
それは7000回転手前から、。急激にトルクが盛り上がり…
そのままレブリミットの1万回転まで
そのトルクを維持する=※トルク変動が起こらないので…、。
加速が鈍った様に感じるのだ!!と言う事に気が付いた。
高回転で体が仰け反る様な加速感はないものの
フラットトルクで加速するSPが
相当なトップスピードに達している事は想像に難くない。
現実に約800メートルの緩い下りが続く
鈴鹿サーキットのメインストレートエンドでは
最高速は5速1万回転まで伸びた。
実績のあるオーリンズ製前後サスペンションを装着した
足周りと制動力とコントロール性に定評がある
ブレンボのブレーキセットを装着するSPは
普通の量産車では考えられない程
奥までブレーキングを遅らせる事が可能だ。
しかし、それにも増して驚かされるのは
ブレーキを解放した後のSPの倒し込みの軽さと
ライダーに不安を与える様な挙動や癖を
一切出さずにフルバンクまで倒し込める
ニュートラルなハンドリングだ。
※そして旋回中に上体を内側に入れて
ハンドルを引き込む様にしながら
スロットルを開けると更に旋回力が高まる事である。
今シーズン鈴鹿サーキットはS字コーナーを改修し
コースレイアウトも少し変更された。
改修後初めて新しいコースを走った私だったが
簡単にコースに順応出来た。
これはSPのニュートラルなハンドリングが
助けになっていたからに他ならない。
試乗車はリアの伸び側減衰力が強く掛けてあり
コーナーによってはアンダーステアが出ていたが
それもセッティングで直ぐ解決出来た。
癖の無いニュートラルステアと
エンジン位置やスイングアーム
ピボット位置を変更出来るフレキシブルな車体は
アジャスト機構をフルに使って
自分にあったセッティングを
探してみたいと思わせる魅力がある
一般道でも楽しめるが
SPの真の実力が発揮されるのは
やはりサーキットなのだと改めて認識した。
※八代俊二さんのSP試乗を当時のそのまま書かせて頂きました。
自分のSPはこれからティグクラフトジャパンによる
鈴鹿サーキット走り込み特注品オイルキャッチタンクや
タイヤサイズ変更、。コンピューターのロムのセッティング
中川商会アルミラジエター&オイルホース特注や
マフラー中間パイプ特注…、。など、。
ちなみに…、。自分のSPは1万回転以上回ります、。
Posted at 2018/12/31 08:21:44 | |
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