いつもこのブログを見てくださっている皆様、ご無沙汰しております。
実は最近、ペットロス症候群になってしまい、ブログネタは色々ありましたが、文章を書く気にもなれず現実逃避、今頃のブログ更新になりました。(苦笑)
忘れないうちに、これから少しづつブログ更新してゆく所存でありますので、よろしくお願いいたします。
1996年1月に長野県の女神湖で開催された日産のイベントで初めて氷上走行を体験して以来、殆んど毎年氷上走行に行っていましたが、天候に恵まれずコンディション不良により中止になり1度も走れない年もありました。
昨年も予定してた女神湖の練習会が中止になりましたが、何とか八千穂レイクを
1回だけ走ることが出来ました。
今シーズンも出来れば女神湖と八千穂レイクを1回づつでも走りたいと思っていたのですが、女神湖は今シーズン団体の貸し切りでしか走行枠を設けないと決めたらしく、なかば諦めていたところ、
日本自動車ジャーナリスト協会 会長であらせられる
菰田 潔( こもだ きよし ) 先生から
「第22回 ニュルブルクリンク走行のための練習会」 on ICE at 女神湖 と言う「スペシャル」な冬季運転教習会のお誘いをいただき、参加することにしました。
何が「スペシャル」なのかと申しますと、先ず、授業料が貧乏人のワタクシにとっては、清水の舞台から飛び降りるくらいの覚悟がないと払えない金額。(笑)
インストラクターは菰田潔先生と木下みつひろ選手
そして、この「
ニュルブルクリンク走行のための練習会 」と 恐れ多い名がついた運転教習会はBMW M社 公認 ‟
BMW M Fascination Nordschleife ”のドイツ語圏外の初の正インストラクターでもあらせられる菰田先生が、ドイツのニュルブルクリンクを安全に走るために企画された練習会で、女神湖の氷上で開催されるのは5年ぶりになります。
「ニュルブルクリンク走行のための~」と言っても、鈴鹿サーキットでさえビビリまくって3分を切って走ったこともないようなテクニックもない貧乏なワタクシにニュルを走るというような事はありえないのですが、一般公募されていないこのスペシャルな練習会に菰田先生のような偉い大先生から直接案内を頂けるということ自体 たいへん光栄なことでもあり、また参加者もこのような機会でもなければワタクシのような頭の悪い貧乏人が一生お会いすることもないような社会的地位の高いスペシャルな方々とも御一緒できるということも貴重な機会なので、参加させてもらうことにしました。
インストラクターは菰田先生の他にレーシングドライバーの
木下 みつひろ 選手。
木下選手はベテランのレーシングドライバーで、パーツ開発やマシンセッティングのテストドライバーとしても定評があり、横浜ゴム・ENDLESS(ブレーキパッド)・ZEAL(サスペンション)などの開発を歴任し、2006年からはSUPER GTに参入したハンコックタイヤの開発を行い、話題の韓流ハイパフォーマンスラジアルタイヤハンコックVENTUS R-S3も木下みつひろ選手が開発アドバイザーとして完成したものです。
木下選手はハンコックタイヤから絶大な信頼を受け、今ではDTM等のレースタイヤからスタッドレスタイヤまでトラックを除く4輪車のタイヤの開発をまかせられています。
ハンコックタイヤはベンツの純正装着タイヤに選ばれるなど、近年著しいハンコックタイヤの躍進の裏に木下みつひろ選手が大きく貢献していたわけです。
このスペシャルなお二方が少人数制の合宿形式で指導にあたるという何とも贅沢な「スペシャルな運転教習会」なのです。
今回お手伝いのスタッフとして、4名の師範代がスタックした時の救助や動画撮影、走行アドバイスなどを担当。
今回の参加車は(助っ人参加を除いて)
参加車
PORSCHE 911 Carrera Cabriolet
PORSCHE Cayman
PORSCHE Boxster
Mercedes-AMG GLA 45
BMW ALPINA D5 TURBO
BMW M3 Coupé
BMW M3 CSL
BMW 523d Touring
BMW 1M Coupé
BMW MINI
BMW MINI
トヨタ 86
トヨタ 86(レンタカー)
ホンダ S660
というメンバーで、普段の足車が中古の軽自動車に乗っている貧乏なワタクシ以外の皆さんは高級外車オーナーで、また、ワタクシ以外の殆んどの方はニュルブルクリンク走行経験があり、貴族の社交界に乞食が迷い込んだ気分です。(苦笑)
この練習会は、ワタクシを除く参加者の皆さんは国内のサーキットでは物足らず、ニュルブルクリンクを走り込んでいるような方ばかりなので、一般的なドライビングスクール形式と違い、基本的には各自フリー走行をする中で、インストラクターの空いている時間に同乗走行などをしてもらい、教えを乞う形式です。
GPSロガーによる走行軌跡
今回の女神湖の練習コースは例年と同じく、スラローム路と定常円旋回路とハンドリング路で、ハンドリング路は路面コンディションの関係からか例年より短く、午前中は左回り、午後から右回りと言う設定。
スラローム路は午前中はパイロンを置いていましたが、強風などでパイロンが移動してしまうので途中からパイロン無しになりました。
今シーズン初滑りということもあり、気合いが入りますが、ここ数年練習不足なので空回り。
上手くなるどころか、下手になっているような気がします。
◇ 車載映像 ハンドリング路 左回り編
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BMW i3 試乗も行われました。
悪戦苦闘していると、BMW i3の試乗の番が回ってきました。
助手席には菰田先生。
毎度のことながら、隣で先生が見ていると思うと緊張します。(笑)
試乗車は、発電用の直列2気筒ガソリン・エンジンをリヤの電気モーター隣に設置したレンジ・エクステンダー装備モデル。
ドライビングポジションを合わせてみると、右ハンドル仕様なのに、TWINGOやsmartのようにペダル配置がオフセットされることなく、フットレストもあり、好感がもてます。
走り出してすぐ、86よりトラクションが良いのが分かりました。
後で調べたら、レンジ・エクステンダー装備モデルの前後重量配分は三菱アイと殆んど同じ43.9:56.1(86/BRZは56:44)。
ホイールベースは86/BRZと同じ2,570㎜で、アイより2㎝長いだけです。
DSCオフモードも試しましたが、電子制御は残っているようで、ドリフトは出来ないようです。
低μ路での楽しさはアイの方が断然楽しいです。
試乗中、助手席の先生から運転の駄目出しがあり、車(電子制御)の所為だと言ったら(笑)、じゃあ、86でということになり、今度は86の助手席に先生を乗せての運転診査。
しかしながら、車が替わっても駄目出しのオンパレード。(涙)
ワタクシは、
『ガラス細工で出来た蚤の心臓を持つ男』 と言われる?ほどの小心者。
叱られれば叱られるほど、萎縮して酷くなります。(苦笑)
午後には木下先生にも運転診査をお願いしました。
「S2000に乗っていた時のほうが上手かったような気がする。」とのこと。
ちなみに、86とS2000では、86の方がフロントヘビーでホイールベースも長いので、失敗した時のリカバリーがしやすく乗りやすいです。
やはり、練習不足が影響しているようです。
また、
「車のコントロールは出来ていると思うけど、そんな行き当たりばったりの運転をしてたら、いつまで経っても上手くならないよ!」 とも言われてしまいました。(悲)
木下先生からの指摘は当たっているだけに、またまた落ち込みました。⤵⤵
その後、木下先生に運転もしてもらい、その間色々なお話も出来て、気を持ち直しました。
(ハンコックのVENTUS R-S4は3月発売予定で、性能はBSのRE-71R以上?、価格はDLのDIREZZA Zシリーズ以下にしないと売れないよとハンコックに言っているらしいので、またまたタイヤ戦争が激しくなりそうです。)
木下先生の同乗走行後は、少し反省して練習しました。
◇ 車載映像 スラローム路編
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◇ 車載映像 ハンドリング路 右回り編
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当日、ドローンによる空撮もしてもらいました。
いや~、ドローンって凄いですね!
撮影した日は時おりパイロンが風で移動する程の天気だったのですが、映像を見るととても安定していますね!
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