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@GT86iのブログ一覧

2020年04月29日 イイね!

エンジン工場見学の旅

エンジン工場見学の旅先日、長年訪れてみたかったポルシェAGのシュトゥットガルト・ツフェンハウゼンのエンジン組み立て工場を見学してきました。😊
ちょうど、コロナ騒ぎの直前だったのでよかったです。



な~んて言うのは嘘ですが、暇つぶしにYouTube徘徊をして、911のエンジン 6気筒水平対向エンジンの生産現場を見学しました。😄

◇ Porsche ENGINE - 自動車工場生産組立ライン。


水冷エンジンになってからの911は、996→997→991→992型と3回のフルモデルチェンジ経て現在に至っていますが、この動画のエンジンをみると、991型前期頃に撮影されたものでしょうか?
この動画を観ていると、86/BRZの水平対向エンジンとの違いもみれて興味深いです。

◾冒頭のサムネイル画像や動画の0:07秒や0:23秒辺りではシリンダーブロックが86/BRZのエンジンFA20」と違い、クローズドデッキ構造だということが分かります。 997型前期までの水冷エンジンはオープンデッキだったらしいですね。
BMWも一世代前のN型エンジンはオープンデッキでしたが、スープラにも搭載されている今のB型エンジンはクローズドデッキです。
クローズドデッキはオープンデッキに比べ、冷却性には不利ですが、剛性に優れると言われています。
◾冒頭のサムネイル画像や動画の0:33秒辺りでカムシャフトを駆動するタイミングチェーンがダブルローラータイプになっていることが確認できます。(オイルポンプ用チェーンはシングルですが。)それに対し、FA20はシングルローラータイプです。ダブルの方が耐久性は良いのでしょうが、コスト・重量・エンジン全長にも関わるので一概にダブルの方が偉いとは言えないのかもしれません。ちなみに、S2000はサイレントチェーンでした。
また、FA20はタイミングチェーン カバーが別部品になっていますが、ポルシェのはクランクケース(シリンダーブロック)と一体構造になっている点も違いますね。
◾2:02秒辺りにセミウエットサンプ式(インテグレーテッド ドライサンプ潤滑システム)のアルミダイキャスト製の薄くて幅広のオイルパンが観れます。この薄さが低重心化にもつながるのでしょう。なお、最近のエンジン(991型後期から)はオイルパンが樹脂製になってきてます。
◾2:16秒辺りにインテークカムシャフトの取り付け作業が観れます。カムシャフトの形状からバリオカム プラス(可変バルブタイミング&リフト機構)を装備していることが分かります。991型GT3用はバルブ駆動方式が直打式でなく、ロッカーアーム駆動になっていて、カム山は1バルブに一つです。
ちなみに、86/BRZは 718 GT4のエンジンと同じローラーロッカーアーム駆動です。
◾2:37辺りにフューエルコレクションパイプがインテークポート下にあるのが確認できます。991型前期までのポルシェの直噴インジェクターはサイド配置でしたが、後期型からはガソリンの壁面付着が原因となるプレイグニッションを回避するため燃焼室中央に直立配置に改められました。(GT3はまだサイド配置?)
FA20も直噴インジェクターはサイド配置ですが、D-4S(直噴+ポート噴射)なので、大丈夫?。
◾3:17秒辺りにクランクケースに熱交換器(水冷オイルクーラー)の取り付け作業が観れます。3:45秒辺りにその大きさがよく分かりますね。このデカい熱交換器がアウトバーンを200㎞/h以上の高負荷で走り続けてもヘコタレない秘訣でしょうか?。ちなみにドライサンプ式の991型GT3は熱交換器がクランクケースの下側に取り付けられています。
スバルのターボエンジン「EJ20」には熱交換器が装備されていましたが、FA20には無いのはスポーツカーのエンジンとして残念です。😥


下の動画6:30秒からスバルの「FB20」型エンジンの生産現場が少しだけ観られます。



関連情報ホームページ:
Porsche 911 Carrera (2012 - 2016) / Engine
2009 Porsche 911 Dry-Sump Test
FB型水平対向エンジンの生産技術ーー将来のスバルのための工場ーー
トヨタ86のパワートレーンを完全オーバーホールしてみた



続いて訪れたのは、AMGの本拠地であるドイツ・アファルターバッハの工場。
(勿論、YouTube上での話ですが。😅)

かつて、4気筒/2リッター以下 の高性能車といえば、「ランエボvsインプレッサ戦争」のおかげもあってか?、日本車は世界的に見ても性能でも価格の面でも競争力を持ち合わせていました。
それがいつの間にか、車両価格も高くなり、欧州車にも性能面で負けるようになってしまいました。😥

現在、量産車で4気筒/2リッター/ターボで最強のエンジンは、AMG A45 S 4MATIC+に搭載されている「M139」型エンジンです。
最高出力は421馬力で、最大トルクは何と V8/5ℓ/NA並みの500N・m!。
こんなのが、86と同じ額の自動車税なんてずるいです。😡
AMGには、この下に A35 4マチックに搭載されている「M260」型エンジンがあり、これがやっとシビック TYPE Rが搭載する「K20C」型エンジンと同等の性能といったところ。
M260は排気量もボア・ストロークもM139と同じなので、M139のデチューン版と思われるかも知れませんが、吸排気の位置も反対で、製造する工場も違う別物のようです。


A45 S 4MATIC+A35 4MATICCIVIC TYPE R
エンジン型式M139M260K20C
エンジン種類直列4気筒 DOHC +ターボ直列4気筒 DOHC +ターボ直列4気筒 DOHC +ターボ
バルブ駆動方式ローラーロッカーアームローラーロッカーアームローラーロッカーアーム
VVT / VVLIn-Ex / ○In-Ex / ○In-Ex / ○
総排気量(㏄)1,9911,9911,995
内径×行程(㎜)83.0×92.083.0×92.086.0×85.9
圧縮比9.0 : 110.0 : 19.8 : 1
燃料噴射方式筒内直接+ポート噴射筒内直接噴射筒内直接噴射
最高出力(kW[PS]/rpm)310[421PS]/6,750rpm225[306PS]/5,800-6,100rpm235 [320PS] /6,500rpm
最大トルク(N・m[㎏・m]/rpm)500[51.0]/5,000-5,250rpm400[40.8]/3,000-4,000rpm400 [40.8] /2,500-4,500rpm
前方吸気・後方排気前方排気・後方吸気前方排気・後方吸気

AMGの本拠地であるドイツ・アファルターバッハの工場ではM177/M178/M139型エンジンが「ワンマン・ワン・エンジン」のポリシーに沿ってハンドビルドで組み立てられていて、下の動画がM139の組み立て風景です。

◇ AMG ENGINE - 自動車工場生産組立ライン。


◾動画1:42秒辺りでシリンダーブロックがクローズドデッキ構造であることが確認できます。
◾動画6:00~8:00秒ではシリンダーブロックがディープスカート形状になっていることが確認できますね。
◾動画9:10秒辺りにオイルパンの横に大きな熱交換器があるのを確認できます。
◾動画9:35秒辺りからシリンダーヘッド取り付け作業が観れます。
◾12:00秒辺りでカムシャフトの取り付け作業が観れます。カムシャフトの形状からこのエンジンも可変バルブタイミング&リフト機構「CAMTRONIC」を装備していることが確認できます。
K20Cも可変バルブタイミング&リフト機構「VTEC」を装備してますが、可変リフトは吸気側でなく、排気側にあるらしいです。
◾15:03秒 ヘッドカバー上にフューエルパイプがあるのが確認できます。高圧直噴インジェクターは燃焼室中央に直立配置されていますね。
シビック TYPE Rの直噴インジェクターは燃焼室サイド配置ですが、シリンダー壁面への燃料付着を防ぐために、燃料の微細化を追求するとともに、最大3回の多段噴射制御を行うことで燃焼効率を高めているらしいです。
◾16:55秒辺りで大径ツインスクロールターボチャージャーの取り付け作業が観れます。ターボチャージャーの冷却にはオイルと冷却水だけではなく、外気も利用するため、エンジン カバーをエアディフレクターとして働くよう設計するとともに、ボンネット下にダクトを設けているとのこと。


関連情報ホームページ:
「メルセデス AMG A 45 S 4MATIC+」を発表
48Vマイルドハイブリッドを搭載する新世代4気筒[M260/M264/M139]
高出力と環境性能を両立したタイプR専用エンジン[K20C]


以上、“Stay Home”
暇つぶしの旅 企画でした。😄

Posted at 2020/04/29 18:01:39 | コメント(0) | トラックバック(0) | Others | クルマ
2020年04月17日 イイね!

Extreme Performance Summer Tires 2019

Extreme Performance Summer Tires 2019先週、やっと86のタイヤをスタッドレスタイヤから夏タイヤに履き換えました。😅
現在履いているタイヤは、納車時に装着されていた純正タイヤのMICHELIN / Primacy HP 215/45R-17 [2012年50週製造]です。
86の走行距離はいまだに22,000㎞弱で、冬はスタッドレスタイヤを履いていて、2013年の夏頃から2018年の秋頃までは、ネットオークションで買った中古ホイールに装着されていたYOKOHAMA / DNA S.drive [2008年30週製造]を履いていたので、今のタイヤでの走行距離は実質 5千㎞に満たない位ではないでしょうか?
その間、明宝スキー場でのジムカーナ練習会に1回と、鈴鹿南コースを1回走っているので、多少摩耗していますが溝の深さだけ視れば、まだまだ使えそうなのですが、流石に7年も経っているので、硬化して細かいヒビわれが生じはじめており、換え時になっております。

そこで今回のブログはタイヤに関する話題です。

皆様はタイヤを買う時、何をプライオリティに選んでいますか?
価格ですか?、性能ですか?、ブランドですか?、見映えですか?
レースで良い成績を出すためと言うなら、絶対性能が一番の優先順位にくるのでしょうが、そうでなければ人によって変わってきますよね。
通勤からデート・サーキット走行まで同じタイヤで、となるとグリップ力だけでなく、乗り心地も良い方がよいですよね。
価格とブランドとかは分かりやすいですが、そもそもタイヤの性能って分かりにくいですね?🤔
ドライ路面でのグリップ力,ウエット路面でのグリップ力,ハンドリング,乗り心地,ロードノイズ,転がり抵抗(燃費),耐摩耗性,経年劣化など、人によって重視する性能も変わってくると思います。
いくら安くて、新品時の性能が良くても、耐摩耗性や経年劣化性が劣るようでは、結果的にコストパフォーマンスが高いとは言えません。
そう考えると余計に分かりにくいですよね。🤔
車雑誌を見ても、車種別の性能比較はしてても、タイヤに的を絞って製品性能比較をしている記事は少ないですよね。タイヤメーカーは重要な広告主のため忖度しているのか?、性能比較を避けているようにさえ思います。
比較するには、同一(タイヤサイズ,空気圧,車種,ホイール,路面,気温など)条件のもとで、ムラがない運転ができる優れた評価ドライバーがテストしなければ意味ありません。

そこで一つの目安となるテスト結果記事をご紹介します。
(タイヤはその銘柄によって、熱の入りやすさや適正空気圧も違うし、ドライビングスタイルでも変わってくると思うので、あくまで目安です。)
以前にもワタクシのブログで紹介した海外のサイト『Tire Rack.com』が、「Extreme Performance Summer Tires」として分類するハイグリップラジアルタイヤのテスト結果記事の2019年度版です。

使用車両は245/40R-18タイヤを装着した2017 BMW F36 430i Gran Coupeで、
比較テストしたハイグリップタイヤは です。

スペック比較(245/40R-18サイズ )
BFGoodrich g-Force Rival S 1.5
Treadwear:200,Traction:AA,Temperature:A、
タイヤ重量:26ポンド、トレッド幅:9.1インチ、全径:25.7インチ
Bridgestone Potenza RE-71R
Treadwear:200,Traction:A,Temperature:A、
タイヤ重量:25ポンド 、トレッド幅:8.6インチ、全径:25.7インチ
Dunlop Direzza ZIII
Treadwear:200,Traction:A,Temperature:A、
タイヤ重量:28ポンド? 、トレッド幅:8.9インチ、全径:25.8インチ
Yokohama ADVAN A052
Treadwear:200,Traction:A,Temperature:A、
タイヤ重量:24ポンド、トレッド幅:9.0インチ、全径:25.8インチ

アメリカの運輸局で設けられた基準の「 統一タイヤ品質等級基準(UTQG)」によるタイヤの摩耗率に対する評価 [Treadwear] は、スペック上では4銘柄とも同じ200で、タイヤの耐熱性や熱を放散させる性能 [Temperature] もAランク。濡れた路面いわゆるウェット路面での車をまっすぐに停止させる能力 [Traction] はg-Force Rival S 1.5が唯一AAランクになっています。(この基準はあまり当てにならないような気がしますが。)
タイヤ重量は ADVAN A052が一番軽いですね。(Direzza ZIIIは28ポンドとなっていますが、多分記載ミスで他のサイズから判断すると、Potenza RE-71Rと同等かそれより少し重い位ではないでしょうか?)
実寸のトレッド面幅はg-Force Rival S 1.5が一番広く、Potenza RE-71Rは一番狭いようです。



関連情報ホームページ:
Tire Test Results Test Report
Tire Test Results Test Result Charts
Tire Test Results Spider Charts

テストトラックコースでのパーフォーマンスでは、ドライ・ウェット路面ともにPotenza RE-71RとADVAN A052が拮抗しています。全体的な道路評価では ADVAN A052が一番の高評価となっており、乗り心地,ロードノイズとも良いようです。
Direzza ZIIIはバランス的には良いが、スピードが足らないとのこと。
UTQGの [Traction] でAAランクだったはずのg-Force Rival S 1.5ですが、ウェット路面での制動距離が一番長いですね。
◇ Test Result Video



今年、Potenza RE-71Rの後継モデルとなる「Potenza RE-71RS」が発売されました。 メーカーの発表によると、ドライグリップと耐摩耗性能を向上させたとのこと。
パフォーマンス的には、ADVAN A052を引き離したかもしれませんが、快適性はまだADVAN A052を超えていないような気がします。
タイム重視ならRE-71RS、快適性を犠牲にしたくないならADVAN A052、価格を重視するならDirezza ZIIIって感じになるのでしょうか?




因みに、86に履く次のタイヤは購入済みで、またMICHELIN の Primacy HPです。
純正タイヤが気に入っているからと言う理由ではなく、ただ単に貧乏でお金がないから、新しいスタッドレスタイヤ用にネットオークションで買った中古の純正後期型ホイールに付いていたタイヤ[2018年28,30週製造]に履き替えるだけです。😅
今までのはフランス製でしたが、今度のはドイツ製。果たして違いはあるのか?
Posted at 2020/04/17 17:01:47 | コメント(0) | トラックバック(0) | Others | クルマ
2020年02月22日 イイね!

氷上走行のすすめ

2020年2月6日に南極半島にあるアルゼンチンのエスペランサ観測基地で、過去最高気温となる18.3度が観測され、更に2月9日には南米に近い南極半島北端沖のシーモア島にある、アルゼンチンの研究拠点で観測史上最高となる20.75度の気温を観測したとのこと。
この異常気象は、南半球だけではなく、北半球にある冬の日本でも感じられましたね。

ワタクシはドラテク修行のために、1996年に長野県にある女神湖で初めて氷上走行体験して以来、毎年 氷上でドラテク修行するのが冬季の恒例行事となっていましたが、今シーズンは暖冬のため、女神湖では氷の厚さが足らず、早々に全日程での開催中止となってしまいました。😢
ワタクシが氷上走行を始めてからシーズンを通して女神湖を一回も走れなかったのは、2000年・2001年・2005年・2016年と今年で5回目となりました。
女神湖以外を入れてもイベント中止により全く走れなかったのは、2000年と2005年の2回で、今年は運よく、何とか八千穂レイクを1回走れましたので、今現在、氷上走行回数は延べ56回となり、年平均走行回数は2.24回となりました。



ワタクシが氷上走行にハマり、モータースポーツに全く興味のない運転免許を持つ人々にも氷上走行をお勧めする理由は、
◼ 低リスクでタイヤのグリップ限界を体験できる。
氷上走行というと、スライドのコントロールに意識が行きがちですが、氷上走行を経験するメリットは、ステアリングやアクセル,ブレーキなど、クルマを動かすための操作を“繊細”に行うための練習になります。
一般道を普通に走っている限りではアクセル,ブレーキやステアリングをラフな操作をしても、タイヤのグリップが勝っているので、アクセルペダルを踏めば加速し、ブレーキペダルを踏めば減速、ハンドルを回せば曲がるのが当たり前になっていると思います。
現代の車はタイヤを含め、性能が高いので、サーキットなどでタイムアタックしていない限り、タイヤ性能を意識することは少ないと思いますが、氷上ではとにかく路面μが低いので、時速20㎞/h以下のスピードでも“曲がらない”,“止まらない”,“加速しない”といった体験ができ、例え 高性能な高級車で、ABSやVSCなどの予防安全のための電子制御デバイスが装備されたとしても、タイヤのグリップ限界を超えたところでは無力であることを実感できます。それを身をもって経験することで安全運転意識に繋がります。ここで練習を重ねることで、サーキット走行などでの危険回避能力も高まります。
冬季閉鎖した雪道の山岳路を走る走行会もあるようですが、これだと、スピードも出るためロールバーやフルハーネス式シートベルト等の安全装備がないと危険ですが、平たんでブラインドコーナーもない氷上では、もっと安全な速度で限界速度を体験できます。
◼ 車への負担が少ない。
市販車は一般走行で起こりうるある程度の負荷を想定して耐久性能を確保してますが、必要以上の性能はコスト高や燃費に関わるため、全開走行を繰り返していると、故障したり、寿命を縮めます。特にエンジンや駆動系,ボディー剛性低下などに大きく関わります。
氷上ではグリップ限界が低いため負荷が小さく、また気温も低いので、エンジンやブレーキ,ミッション,デフに対する熱的にも負担が小さくて、オイルクーラーのないノーマル車両でもクーリング走行することなく走り回れます。
◼ 経済的に練習できる。
サーキットでドリフト練習しようとすると、高出力のエンジンでないとパワースライドを維持出来ないので、その車両やタイヤなどの消耗品も高価になりがちですが、氷上であれば軽トラや三菱アイのような非力な実用車でも簡単にパワースライド出来ます。
氷上では一日中ホイールスピンさせるような運転をしたとしてもタイヤが磨耗しない。低いエンジン回転でも十分スライドするので燃費もそれ程悪くならないし、オイルの劣化も少なくて済みます。
氷上走行するだけのためにスタッドレスタイヤを買わなければならないと思うと、どこが経済的なんだ!と叱られそうですが、同じことをサーキットやジムカーナ場で練習した場合と比べると、タイヤ・オイル・ブレーキなどの消耗と車の痛み具合は遥かに小さくて済むので結果的に経済的と言えるんではないでしょうか?
◼ 路面コンディションによるグリップの違い。
一口に氷上と言っても、気温や積雪の有無,スパイクタイヤやタイヤチェーンによる引っ搔き傷の有無などによる路面コンディションの違いによって、グリップは大きく違い、また、走れば走るほど状況が変わることが多々あります。その変化はサーキット走行でのタイヤの摩耗や内圧変化による違いを大きく超えていて、それが氷上走行の難しさの一つでもあります。一日練習して、かなり上達したと思ったが、翌日走ったら全く駄目だったなんて経験するのはこのためです。
◼ 駆動方式や重量配分の違い。
普段天気の良い日に、一般道を走っていて駆動方式や左右前後の重量配分の違いを感じることを意識することは少ないと思いますが、氷上走行で一番実感するのが、駆動方式の違いによるトラクション性能や安定性の違いです。4輪駆動車のトラクションと安定性は後輪駆動車とは異次元。(ただ、ワタクシにとって4輪駆動の安定性は楽しさと同意語ではありませんが。)
また、2輪駆動でも、重量配分の違いによってトラクションや限界を超えてからのコントロール性の違いは、助手席や後部座席に人が乗るだけでも感じられます。
4輪駆動車はトラクション性能と直線やコーナーでも安定性に優れていますが、ブレーキ性能は2駆と変わらないので、スピードコントロールは2駆以上に気を付けないと痛い目にあいます。

氷上走行では、雑で急な操作をすると、限界速度が下がったり、アンダーステアやスピンを引き起こしやすくなります。
操作するタイミングは“早く”、操作するスピードは“ゆっくり”と、スムーズな運転が上達する秘訣です。
(“言うは易く行うは難し”ですが)😅


走行場所

では、何所で氷上走行できるのか?と申しますと、北海道では苫小牧市にある「白鳥湖」,稚内市声問にある「大沼」,大雪山国立公園内 河東郡上士幌町にある「糠平湖」や、自動車関連メーカーのテストコースなどで出来るようですが、本州内となると限られてしまい、規模も小さく開催期間も短くなります。

現在、本州で自動車で氷上走行できる所と言えば、ワタクシの知る限りでは、長野県の蓼科高原にある「女神湖」と八千穂高原の「八千穂レイク」だけです。
車重1~2㌧近くもある車を水上で安全に走らせるには、それなりの広さと30㎝以上の氷厚が必要となります。
実は本州で一番初めに氷上走行会を開催したのは、群馬県中央部に位置する赤城山山頂の「小沼この」と言われていて、1965年頃から2001年まで開催されてました。
(ワタクシも2001年に一度だけ走ったことがありますが、その広さは女神湖と八千穂レイクの中間位だったと思います。)
新井敏弘選手から聞いた話では、昔は同じ群馬県の「榛名湖」でも走れたらしいです。
では何故、東北地方や日本海沿岸の豪雪地帯では開催出来ないのか?と疑問に思われる方もいらっしゃると思いますが、積雪は氷にとっては大敵で、氷の上に雪が積もると、保温してしまい、氷の成長を妨げるだけでなく、雪の重みで氷が割れたり、水が噴き出したりしてしまいます。
また、そんな広い湖は私有地ではなく、国定公園内であったりして国や地方の管理下になります。よって、そこで事故や騒音問題でも起こりそうな事をするとなると、許可を得るのも難しく、開催にこぎつけるまでに住民や役所の理解と相当な努力も必要となるからです。


【 女神湖 】

現在の女神湖氷上イベント「女神湖氷上ドライブ」は、ホテル コロシアム・イン・蓼科などを運営するメルコリゾートサービス(株)が管理・運営していますが、ワタクシが初めて氷上走行をした1996年当時は、「女神湖ウィンタードライビングレッスン(MeWDL ミュードル)」と言う名称で、第三セクターである蓼科地域計画(株)と(株)ハーズ と言う会社が管理・運営しており、貸し切り開催を除いて自車の持ち込みは出来ず、BMWやAudi,日産から貸し出されたスクールカーで受講する安全運転講習会形式のイベントでした。(参加費は休日開催の一日コースで12,400円。この金額でプロの先生から学ぶことができ、BMWやAudiで氷上走行出来るのですから、魅力的なイベントでした。)
1998年からはマイカーでの走行会も開催されるようになりましたが、もともと、安全運転講習のためのコース作りであったため、スラロームやブレーキイングを学ぶための直線レーン,定常円旋回をするためのエリア,8ノ字旋回やオーバル走行するためのエリア,ハンドリング路といったコースレイアウトで、そのなごりが現在の「女神湖氷上ドライブ」のコースレイアウトに受け継がれています。
ですから、サーキット・ジムカーナや雪上ラリーのような走行会と言うより、ペーパードライバーからモータスポーツ経験者までが運転の基礎を学びなおし、一般道路からサーキット走行まで安全運転に活かすための練習会と言った敷居の低いイベントです。

施設内には喫茶や食事,お土産売り場がある「女神湖センター」があるので、走り疲れたら、そこで休憩も出来ます。また、周辺にはホテルやペンション,スキー場もあるので、スキーのついでに雪道で事故を起こさないために、これに参加すると言った楽しみ方も出来ます。ワタクシも氷上走行を始めた当初は朝出発して、午後から半日スキーをして、女神湖前のペンションやホテルでコース料理を楽しんで宿泊。翌日氷上で安全運転講習を受けるといった感じで冬を満喫していました。

(※ 追記
2020年11月末日にメルコリゾートサービス(株)はホテル コロシアム・イン・蓼科と女神湖センターの運営撤退。現在は(株)RESTAURANT ANDOが引き継いで運営しています。)

GPSロガー解析による女神湖氷上走行軌跡

◇ ドローン映像 2017年 女神湖ハンドリング路 右回り編

◇ 車載映像 2019年 女神湖スラローム路編



【 八千穂レイク 】

女神湖から直線では東南の方向15㎞に満たない距離にありながら、中部・関西方面から行くとすると、冬期はメルヘン街道『麦草峠』閉鎖のため大回りしないと行けないので遠くて時間の掛かるのが八千穂レイクです。(関東方面からだと不便ではないと思いますが。)
女神湖の周囲が約1.5㎞に対し、八千穂レイクは0.82㎞で面積も小さいです。
女神湖には休憩や食事もできる施設「女神湖センター」があり、また、歩いて行ける範囲にペンションやホテル,ガソリンスタンドなどもあるのに対し、八千穂レイク氷上走行会会場には何もなく、仮設トイレがあるだけで、飲料水の自販機さえないです。
湖上面積が小さいため、女神湖のように定常円旋回やスラロームをするための専用エリアもなく、サーキットのような周回コースが一つ設けられているだけです。
コース全長は1㎞以上ありますが、走行台数が多かったり、スタックするクルマが多いと、“芋洗いのプール”状態となり、ストレスが溜まるだけで楽しめないことも多いです。

と、ネガティブなことを色々上げましたが、では何故ワタクシが2012年にここを初走行してから毎年欠かさず、ここに来ているかと言えば、全日本カート選手権出場経験がある八千穂レイク氷上管理人さんが造るコースレイアウトがテクニカルで面白いからです。
よくもまぁ、こんな狭いところにドライバー泣かせのいやらしいコーナーばかりのコースを造るな~!と感心します。しかも、毎年コースレイアウトが違う。2016年のコースレイアウトはワタクシ的には低速コーナーばかりでイマイチと思いましたが。)
有名なプロのレーシングドライバーがお忍び?でコソ練に来る理由が分かります。(笑)
八千穂レイクのが女神湖より有利な点はもう一つあります。
女神湖から直線距離にして 15㎞も離れておらず、且つ標高も35m程低い八千穂レイクですが、面積が小さいのと直ぐ南と東側が山に囲まれている地形のためなのか、女神湖より全面凍結しやすいようで、今シーズンのように女神湖が開催中止になっても八千穂では開催出来たりする場合が多々あります。

2018年の八千穂レイク氷上コース

◇ 車載映像 2018年 八千穂レイク右回り周回編




走行車両

氷上走行するには4輪駆動車でなければ出来ないことはありません。フロントヘビーなFR車が苦手とする上り坂がないので、ドリフトが目的でなければ、どんな駆動方式の車でも大丈夫です。ただし、重量制限や騒音制限などの規制を設けているケースもあるので注意が必要です。
トラクション性能は、駆動方式や前後重量配分,LSDの有無,タイヤ性能などによって変わりますが、
4輪駆動 > RR > FF ≧ MR > FRといった感じでしょうか?
路面μが低いので、幾らパワーがあっても伝えきれないので、車重が軽くて駆動輪側の重量が重い車の方が速いような気がします。
しかしながら、サーキット走行でも同じことが言えますが、車の限界性能を引き出す上ではどんな駆動方式でも“難しさ”に大した違いはないと思います。
コース脇に積雪がある場合、最低地上高が低いと、突っ込んでバンパーやリップスポイラーを破損させたり、スタックし易いです。また、キャンバーがつきすぎていても接地面積が減るためグリップ性能が落ちます。

氷上走行する上で車両の次に重要なのはタイヤです。
雪上走行であれば、オールシーズンタイヤでも走れないことはないとは思いますが、ツルツル路面の氷上ではスタッドレスタイヤやスパイクタイヤが必要です。(女神湖や八千穂レイクでは原則的にスパイクタイヤ使用禁止としている)
ウインタータイヤでもある程度走れますが、ツルツルの氷上路面でのグリップはスタッドレスタイヤには敵いません。(シャーベット状の路面でもウインタータイヤは劣っているような気がします。)
ちなみに、マイナス40℃位の低温となると、冷凍庫の氷のようにくっついて、サマータイヤでも走れるらしい?です。
凍った路面でタイヤが滑りやすいのは、滑る原因は氷そのものではなくて、 クルマで氷上を走行すると、その圧力や摩擦によって表面の氷が溶け、ミクロの水膜が発生し、この水膜によってタイヤは路面に密着しにくくなり、トレッドゴムの摩擦力を十分に発揮できないことが滑りやすい理由と言われてます。
ですから、吸水系のゴムを使った製品の方が氷上性能が高いし、経年による氷上性能劣化も少ないような気がします。

降雪地帯に住んでいなくて、氷上走行だけのためにスタッドレスタイヤを買おうとすると、安物のタイヤで済ませたい気になるとは思いますが、ケチったために事故を起こしたり、特にFR車はスタックしやすいなどのデメリットもあるのでよく考えて買いましょう。


スタッドレスタイヤを履いたレンタカーを借りると言う方法もあります。これなら駆動方式も選べるし、試しに氷上走行体験して面白いと思ったら、スタッドレスタイヤを買って自分の車で走るなんてこともできます。


あると良い装備

◼ サングラス😎
フロントガラスの写り込みを抑えられる偏光レンズ🕶を使用した物の方が運転には適しています。
◼ 運転がしやすく、氷上でも滑り難い靴👟
ツルツル路面の氷上は歩くのも困難なため、滑り難いソールを使ったシューズがあると良いです。スノートレッキングシューズは雪上では良くても氷上では意外に滑りやすく、足首の動きを制限され運転もしにくい物が多いので注意。ちなみにワタクシが使用しているシューズはこれです。もっと安くてお手軽な物がいいと言うなら、シューズのソールに被せて使うスタッドレスソールもお勧めです。
◼ タイヤチェーン⛓
氷上走行会には必要ないですが、行き帰りの道中に大雪❄⛄❄になり、スタッドレスタイヤでも走れなくなるようなことが稀にあるので、それに備えて持っていると安心です。トラクション性能に劣るFR車はトランクに入れておけば錘にもなってトラクションUP?。
◼ 除雪のためのプラスチック製スコップ
スタックした時に自力で脱出するにはスコップがあると有効です。プラスチック製だと軽いし、車を傷つけにくいから。


走行後の注意

冬の高速道路や雪道には融雪剤がまかれていることがおおいので、帰ったら直ぐに高圧洗浄機で下廻りや足回りもしっかり洗い落すことをお勧めします。



屋内スケート場と違い、氷上走行は自然相手のモータースポーツです。
よって、今シーズンのように突然中止になることも珍しくはありません。
20年前、S2000を買って初めての冬、氷上走行するだけのために中古のホイールと新品のスタッドレスタイヤを買いましたが、楽しみにしていた女神湖でのイベントが中止となり😥、後日に代替え地として赤城山小沼で開催することとなり、片道450㎞掛けて行きました。道中天気も良く、赤城山付近に来た位から小雪が舞い始めました。
イベント当日の朝、目が覚めると宿舎駐車場に停めていた車が、一夜にして何所にあるのかも分からない程大雪が積もっていて宿舎から一歩も出られなくなってしまいました。当然イベントも中止となりました。😥それだけならまだマシなんですが、宿舎従業員が除雪中にワタクシの新車のS2000を除雪機でリアフェンダー前に板金塗装が必要な程の傷つけてしまい😱😤、半日宿舎に缶詰めとなった後、泣きながら帰ったなんてこともありました。😭😭😭
それにもめげず、20年経った今も続けているのは、運転することの“難しさ”と“楽しさ”があるからです。

自分はサーキット走行もしているし、運転にも自信があると思っている方、一度 後輪駆動の車で氷上走行を体験してみては如何でしょうか?
多分 殆んどの方は、今までタイヤや車の性能に頼り過ぎていたことを実感するのではないでしょうか?。

Posted at 2020/02/22 10:49:13 | コメント(0) | トラックバック(0) | Winter-Training | クルマ
2020年01月20日 イイね!

今日こそは、2020年令和 氷上初滑り⛸

今日こそは、2020年令和 氷上初滑り⛸19日は2020年 令和 氷上初滑り⛸の予定でしたが、運悪く、それが叶いませんでした。😢

20日の日中の天気は昨日以上に気温が上がると予報されており、スケジュールを繰り上げて、午前7時から走行開始です。
宿泊先の佐久平のホテルからは急いでも30分以上はかかるので、暗い内に出発。


朝のブリーフィングでは、「今日は一番南側のコースコンディションが悪いため、ショートカット✂したコース設定で走行してもらう。」とのこと。
そして、「昨日と同様に、路面コンディション次第で午前中の打ち切りもありうる。」とのことでした。😥


1月20日の参加車
20日の参加車は見たところ、メンバーの入れ替わりはありましたが、前日と同じ15台位だったでしょうか?

走ってみると、距離が短くなったわりには走行台数が多かったのでクリアラップが取りづらい状況でした。
ただ、Dr.Hさんのお友達だけあって、皆さん上手くてマナーも良いので、コース渋滞するほどでもなく、他の走行会に比べれば、走りやすいほうかな?と思いました。

ショートカット✂コースと言うことで、期待はしてなかったのですが、後にGPSロガーで解析したところ、一周約0.96㎞あり、コースもそれなりにテクニカルなレイアウトだったので楽しめました。😊

1月20日 ショートカットコース GPSロガーによる走行軌跡



例年のシーズン初滑りでは、ワタクシの場合、スロースターターなのでハチャメチャなのですが、今回は何故かマトモです。
新調したスタッドレスタイヤの効果なのでしょうか?
インべたの走行ラインを選んで走れば、適度なグリップがあり、走りやすいです。ただし、ラインを外すと滑りやすく、要注意です。

なるべくインべたのライン取りで、一定以上のドリフトアングルを付けつつ、全てのコーナーをカウンターを当て続けて走ることを目標にして走りました。 (サイドブレーキ・クラッチ蹴り厳禁)

お昼近くになると、皆さん走り疲れたのか?休憩する人も増え、クリアラップで走れる機会もありました。
◇ 車載映像 1月20日 ショートカットコース走行編


今年で勤続30年になる某自動車メーカーのテストドライバーであるUさんの銀色S2000ハードトップに添乗させてもらうこともできました。

Uさんの銀色S2000ハードトップ
昨年はレンタカーの赤い後期型86で参加されており、ミスの少ない運転が印象的で、流石にプロドライバーは違うなと、感心していました。このS2000はワンオーナーで走行距離がまだ2万㎞台の中古を昨年手に入れたそうで、今は既に4万㎞を超えたらしいです。外観はホイールも含めてワタクシが所有してたものと同じでしたが、内装は黒革シートに純正ナビ付仕様となってました。

そして、お昼近くになり気温も高くなってきたため、明日のことも考え、路面コンディションが悪くならないうちに、20日の走行会は終了しました。
大半の人は今日で帰られるようで、お別れです。

この日、ワタクシにしてはミスが少なく、調子が良かったのですが、2回スタックしてしまいました。😥
参加者の皆様、ご迷惑をお掛けしてすみませんでした。


夜は、21日も走行する4人と、プロカメラマンのKさん、八千穂レイク管理人さんを交えて、ホテル近くの店でディナー会をしました。




日付が変わって、1月21日も7時走行開始ということで、まだ暗い内にホテルを出発しました。

1月21日の参加車
21日の参加メンバーは、
  • ワタクシ (86)
  • Dr.Iさん (Boxster)
  • Dr.Hさん (WRX STI)
  • 三太9さん (インプレッサ WRX)
の4名で、Dr.Hさん以外は今日が二日目の走行です。
そして後から遅れて2名(ND型ロードスターと86 Racing)が参加してきました。

前日は一番南側のコースコンディションが悪かったため、約1.57㎞のコースを約0.96㎞にショートカットしたコース設定で走りましたが、21日はコース管理人さんの努力もあり、フルコースでの走行が出来ました。😄(ワタクシがここを走り初めてから(2012年~)では最長のコースでした。)

1月21日 フルコース GPSロガーによる走行軌跡


この日、朝の路面は非常にデンジャラスなコンディションで、昨日走っていなかったコース部分は雪が残っていてグリップし過ぎて、パワースライドさせようとしてもプッシュアンダーになってしまい、逆に 昨日走った所は路面μが低過ぎて、昨日と同じ感覚で走るとフロントまで逃げて4輪ドリフトになってしまいます。😰
しかも、東側と南側のコース脇にエスケープゾーンが無く、勢い余ってコースをはみ出すと土手に乗り上げるか池ポチャになる可能性もあるとかで、ヤバ過ぎる状況。😱

ですから、初めのうちはまともに走れず、恐る恐る走っていたのですが、こんな時に無理して走っていると、段々と運転が雑になるのがワタクシの常だったので、一旦休憩して、四駆の人たちにコース上の雪を蹴散らせてもらい路面が少しでも良い状態になるのを管理棟で待つことにしました。
(管理棟でプロカメラマンのKさんや管理人さんと喋っていると、管理人さんにGT2RSさんから電話がありました。GT2RSさんは昨年、海外でのラリーに参戦されましたが、車が帰ってこないので、今回の走行会に参加できず、こちらのことが気になっている様子。😁)

その作戦は上手くいったようで、皆さんが疲れて戻って来たタイミングで出陣すると、多少走りやすくなっていました。
そして、時間が経ち、走れば走るほど、刻一刻と路面コンディションは変わります。😊

昨日と違い、走行台数もMAXで6台だったので、クリアラップが取り放題で走れました。

前日同様、一定以上のドリフトアングルを付けつつ、全てのコーナーをカウンターを当て続けて走ることを目標にして走りましたが、昨日の路面と違い、何所を走ってもフロントが逃げやすいので深いドリフトアングルを付けるのが難しい。また、このフルコースで一番低速となるS字区間の進入はサイドブレーキを使わないとドリフトしたまま進入は無理だと思いました。(ワタクシはサイドターンが下手なので、使っておらず、苦手なコーナーです。)
◇ 車載映像 1月21日 フルコース走行編


1時過ぎまで走って、皆さん走り疲れたようなので、今回の走行会は終了となりました。

この日のワタクシは予想に反して、珍しくスタック無しでした。(正確には、スタックはしたけれども自力脱出したので、許してください。)
その代わり、ツルツル路面で派手に2回転びましたが。😅


19日は走れませんでしたが、今シーズンは女神湖でもすべての日程で、中止となったようですし、八千穂レイクでも中止になるイベントが続出しているようなので、今回は運が良かったと感謝しております。



◇ フォトアルバム「2020年 八千穂レイク氷上走行会

Posted at 2020/01/29 11:25:17 | コメント(1) | トラックバック(0) | Winter-Training | クルマ
2020年01月19日 イイね!

2020年 令和初滑り⛸・・・のはずだった

2020年 令和初滑り⛸・・・のはずだった1996年の「日産 DRIVING PARK ウィンター」というイベントで、長野県の女神湖でドラテク修行のために初めて氷上走行してからもう直ぐ24年経ちます。
それ以来、天候不良のためイベント中止となった2000年と2005年は一回も氷上走行できなかったですが、それ以外は毎年氷上でドラテク修行するのがこの時期の恒例行事となっていました。

今年も当然そのつもりでいましたが、あいにくの暖冬でそれも危ぶまれていました。
1月15日の八千穂レイク氷上管理人さんのブログを見ても、コース設定は出来たものの、気温が高くて、イベント中止が続いているようでした。
女神湖でも氷の厚さが足らず開催の目途が立ってない様子。

今シーズンワタクシが参加予定の氷上走行会は19〜21日の3日間 八千穂レイクで開催される練習会です。
この走行会は現在 YouTuberやモータージャーナリスト・レーシングドライバーとして御活躍されている大井貴之氏が1997〜1998年に谷田部のJARI(日本自動車研究所)で開催していた『定常円千回』と言う運転教習会にワタクシがカプチーノで参加していた時、よくご一緒になったことのあるDr.Hさんが仲間内だけを集めて個人で貸し切って開催される練習会なのでした。

氷上走行会前日になっても本当に開催できるか分からず、宿泊するホテルも前日申込みした様な状況でしたが、19日午後から参加させてもらうこととし、当日の朝7時過ぎに家を出ました。
途中、諏訪のサービスエリアで休憩と朝食&昼食を兼ねた食事🍜をしてから現地に向かいました。
道中、道路に積雪が全くないお陰で(雪がない代わりに、塩カルで車が真っ白になりましたが。😥)、思ったより早く到着することができ😊、時計🕛を見たら丁度12時くらいでした。

氷上に集まった参加車は15台前後位だったでしょうか?
皆さん楽しそうに走られています。
Dr.Hさんと八千穂レイクの管理人さんに挨拶をすると、

👊

がび~ん! 💣⚡
マジかよ。

な、ナ、何と❗、
本日の走行会は路面コンディションが悪くなってきたので、午前で終了するとのこと。

そんなバナナ🍌!。
じゃなかった、馬鹿な。
😭😭😭

こればっかは、自然が相手なので仕方ありません。😥
過去にはもっと悲惨な経験をしたこともあったので、納得するしかありません。


中止になっても宿泊するホテルは16時以降でないとチェックインできないし、やることなし。😥
2時間位 湖上で他の参加者とおしゃべりし(例年であれば、湖上で立っているだけで震え上がってしまうのですが、ポカポカ陽気で苦になりません。)、とりあえず、ホテル近くのファミレスでお茶会をすることに。
それからホテルにチェックインし、日が暮れてないうちからロビーにてDr.Hさんが持ち込んだビール🍻でゼロ次会をしました。

このゼロ次会では、懐かしい方にお会いすることができました。その方とはレーシングカーの製作やメンテナンスを本業とする横浜の「ハイレーシング」のY社長さんです。
Yさんと知り合ったのは、Dr.Hさんと同じく、JARIでの大井さんのスクールでした。
当時、Yさんは本業の他に、「ベストモータリング」や大井さんのスクールのお手伝いなどもされていました。

2001年スーパー耐久レース 鈴鹿でのYさん
最後にお会いしたのは、2001年に大井さんが藤田エンジニアリングのRX-7でスーパー耐久レースに参戦してた時に鈴鹿サーキットのピットでお見掛けした時で、このレース車両もハイレーシングがメンテナンスされていました。
今回の氷上走行会には、他に某自動車メーカーのテストドライバーも4名参加されており、その中のKさんは、昔ワタクシが乗っていた車の開発に携わっていたとのこと。
プロカメラマンのKさんを交えたこのゼロ次会では、ポルシェやレース業界の話、自己紹介でこのメンバーとの出会いの話など、盛り上がりました。

そして、その後の一次会は八千穂レイク管理人さんも交えて、佐久平駅近くの海鮮料理店でしました。
運転好きな車仲間とのお喋りは楽しいですね。
ましてや、貧乏で田舎者のワタクシとは住む世界が違う方々のお話を聞くのは新鮮で勉強になります。
ラストオーダーの時間まであっと言う間に過ぎました。


明日(20日)の天気は日中の気温が今日以上に高くなると予報されており、本日同様、途中で打ち切りの可能性も高いので、スケジュールを早め、7時から走行開始するとのことになりましたので、2次会をすることもなく、解散したのでありました。

明日は初滑り出来るかな?

Posted at 2020/01/27 15:02:14 | コメント(0) | トラックバック(0) | Winter-Training | クルマ

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