真夏用キャブのセッティング

急激に暑くなって来ましたね。
さすがにこれだけ熱くなるとMGCは極端に調子が悪くなってきます。
何せアホみたいに発熱量の高いエンジンをあの狭いエンジンルームに収めていますからね。

と言うことでキャブのセッティングを始めますが…

その前にタペットから合わせていきます。
タペットはOHVの6気筒の場合、足して13になるタペットを調整していきます。
吸気排気で全部で12ありますが12番が一番下がった時に1番をあわせます。
11番の時は2番、10番の時は3番…という感じです。
※セルを回して調整していくのでコイルのプラグコードを外すなどエンジンが掛からないような処置はして置きましょう。



シックネスゲージを使って調整していきます。
調整する際は少し余裕をもって。
増し締めの際に狂わないように充分に注意して調整します。

ちなみにエンジンが冷えている時と暖まっている時では調整する規定値が異なるので気をつけましょう


次にデスビを外して各部の動作チェック
たまにはバラして中も綺麗にしたい物です。


当然ですが点火タイミングも計りなおします。
キャブのセッティングをする際は最低でも点火タイミングを合わせてからやるべきだと思います。


そしてやっとキャブ調整。
若干濃い目の症状が出ていたので（アイドリングが不安定になるなど）少しずつ薄くして（特にフロント側）シンクロメータで同調を取っていきます。


暫く走らせて見ましたが問題も無く良い感じです。
プラグも良い感じにキツネ色に焼けています。


これで涼しくなるまでは、このセッティングで大丈夫でしょう。