
日産自動車座間記念庫、
何でも「ヘリテージコレクション」とも
呼ばれているらしい。
僕がその施設の存在を知ったのは、今から10年近く前の事。
当時は一般公開しておらず、コネを使ってでも行ってみたかった為、
今のクルマを購入したディーラー担当セールス氏に何とかならない?
とか嘆願したのが思い出されます。
そんな記念庫が現在は公開されている事を知り、当時の思いが完璧に甦って参りました。
そうなるともう我慢が出来ません。
出張生活の合間を見て、早速応募してみる事に。
そ~して無事に見学出来る運びとなり、
先日、ワクワクしながら日産自動車座間工場に出掛けて来ました~。
入所手続きを済ませ、案内が開始されるのを待っている間、
頂いたパンフレットを読んでみると、2010年10月現在の保管台数は406台、
レースカーに関しては114台と記載されており、その充実ぶりには期待が高まるばかりです。
(今は勿論もっと増えているんでしょうね)
そうこうしている内に見学会が開始となりました。
まずは座間工場の簡単な紹介DVDを観賞。
見学に際しての注意事項等の説明を終え、早速移動を開始します。
記念庫内部の配置図は↓こんな感じに。
ゲストホールに展示されているクルマ達の説明を終え、いよいよ記念庫の方へ。
↓こ、このシャッターの向こう側がそうです。
シャッターが開いて御開帳!と言う展開だと感激も一塩ですが、
普通に隣にある扉を開けて中に入ります。(笑)
で、でも「おお~!!」と言う言葉が思わず洩れました。(僕だけでしたけど)
何故なら・・・↓こんな感じや・・・。
↓あんな感じの光景が目に飛び込んで来たから・・・。
そんな中で、まずは紹介された日産自動車第1号、ダットサン12型フェイトン。
幼少の頃、ダットサン1号車としてこのクルマのミニカーを持ってました。
ダットサンのロゴ。
ウサギがモチーフなんだとか。
係のお姉さんが年代別に順番に説明してくれます。
正にいろんな歴史ありって感じでしたよ。
一通りの説明が終了した後、自由時間も設けてある為、
思い思いのクルマ達の撮影をじっくり楽しむ事も出来ます。
と言う訳で、ここからの画像は、完璧自分好みの物となっておりますので悪しからず・・・。
まずはブルーバード達。
銭形警部のパトカーで有名、410ブル。
個人的に好きだった910ブル。

セド、グロ。
昔、親戚が乗っていたのを思い出した・・・。
座間工場でも製造されていたサニー達。
今見ても相当スタイリッシュなシルビア達。
GT-Rと同じS20型エンジンを搭載した432Z。

保存状態も極めて良好。
S110シルビアよりもこっちの方が好きだったガゼール。
し、渋い。
ソアラと同じ頃に登場したレパード。
ソアラには勝てなかったけど、結構好きでした。
同じくレパード。
ん、これってもしかして、港303!?(あぶない刑事に登場)
全く持って見え難いけど、屋根とトランクのアンテナの位置が正に一致!!
遂に日の眼を見なかったMID4。
発売されたら、果たして売れたんだろうか・・・。
ここからは個人的にオーナーでもある事から気になる存在のスカイライン達。
まずはS5から。
画像のS54BはGT-Rの原型となったクルマですね。
C10(PGC10)
俗に言う箱スカセダンGT-R。
ハードトップよりもこっちが好み。
同じくC10(KPGC10)
ハードトップ化されて、よりスポーティな位置づけとなったクルマ。
レースでも無敵の強さを発揮した事でも誠に有名。
C110

いわゆるケンメリのGT-R。
発売された時期が悪く、僅か197台の製造だった事も有名な話。
C210
別名ジャパン。
西部警察のマシンXが有名ですね。
R30
こいつも西部警察の影響から、結構印象に残っているクルマ。
RSは本当に格好良かったッス。
そしてまさかの5ドアハッチバック。(笑)
さながら現代版シューティングブレークと言ったところか。
昔は本当に個性的なクルマが多いと実感させられますね。
R31
柔らかい高性能とか言って失敗しちゃった4ドアハードトップ。(笑)
マークⅡには勝てなかった・・・。
一転してこっちは完璧硬派なGTS-R。
専用色ブルーブラックの塗装は今見ても格好良い!
R32
もはや全く説明不要、伝説の名車。
その存在感は全く衰え知らずって感じ。
R33
前の愛車、前期型R33GT-R。

いろいろ言われたけど、僕は33には33の良い所もあると感じてました。
そして初対面、R33のホモロゲモデル、ニスモGT-R LM。
33に乗ってた頃、是が非でも欲しかったエンブレムですが、
近くで見ると意外に手書きチック入ってますね。
このステッカーも当時欲しかったアイテムの1つ。
JGTCニスモチーム、R33のリアウインドウに貼ってあった物。
大森のニスモでパーツ類を取り付けると入手出来た逸品。
R34
ボンネットダクトのないM-SPECニュル。
流石に保存状態が良くて、未だにピカピカ。
こっそり持って帰りたかった・・・。(汗)
ん!?35、36、37は・・・と、撮り忘れた。
この頃既にお腹一杯でした。
限られた時間での撮影だった為、構図や絞りを全く無視なのはご愛敬と言う事で。
次はレースカー達。
まずは初対面、アメリカIMSAシリーズで戦っていたGTP ZX-TURBO。
シリーズを圧巻していたこのマシンをこうして目の当たりに出来る様になるなんて
当時は全く予想は出来ずで、正に夢の様な最高の気分!
Gr.Cカー達。
まずはR86VとR85V。
よく壊れたし、外国車勢には全く敵わなかった頃のマシン達。
R89CとR88C。

この頃になると、国内戦ではポルシェも倒せる様になって来ました。
そしてR92CP。
もしもこの頃、ルマンに参戦出来るレギュレーションがあったら、
手加減しても勝利出来たと思うくらいの完成度を誇ってました。
因みにデイトナ24時間を制したR91CPは、お台場のイベントに出張中で不在。
そんな中、どうしても見てみたかったCカーが↓これ。
R90CK!!!
1990年ルマンを本気で制する為に登場したマシン。
詳細は
ここから見てネ。
NPTI(ニッサン・パフォーマンス・テクノロジー・INC)の車両なので、
1990年のルマン以降はデイトナ24時間なんかでも使用されているはず。
エンジンもIMSA向けに3.5リットル⇒3リットルへディチューンされているはずなので
これを本物の90CKとは言えないかも知れないけど、
外観は当時と全く同じ状態を保っています。
ず~とこのマシンを撮影していたので、周りの見物客は、
「あのおっさん一体何を撮ってんだ!?」と思っていた事でしょう・・・。(笑)
でもこれが見れただけでも来た甲斐がありました。
興奮冷めやらずですが、レースカーを続けます。
R38シリースに・・・。
R39シリーズ・・・。
シルエット達に・・・。
現代GTカー達・・・。
確かにレースカーも充実していますね。
実は気になっていた事がありました。
保管台数を考えると、ここに入り切れないクルマ達が間違いなくある事。
時期をずらせば違うクルマも展示されるのだろうか・・・。
早速お姉さんに伺ってみると、
・基本的に倉庫と同じ様な扱いとなる為、入れ替えはない。
・展示会なんかで貸し出される事もあるので、今出ているクルマが戻って来ている事もある。
・そう言った意味では、次に行った時に見れるクルマと見れないクルマがある可能性はある。
との事。
所々スペースがあるのはその為だった訳ですね。
出て行ったクルマが同じ場所に戻って来る訳ですから、入れ替えもない訳か・・・う~む残念。
でもニスモフェスティバル時の搬入、搬出は結構見応えあるに違いない。
出来れば違う場所に保管されているクルマ達も併せて公開して欲し~い!!
特にこれが見たい!
そんな訳で見学時間もあっと言う間に過ぎて行きました。
ほとんどの見学者が引けている中、ギリギリまで撮影していたのは僕も含め僅か数名、
でもそれくらい見応えのある展示物達、本当に良い物を見せて頂きました。
既に6月に再訪問する方向で目下調整中なのは内緒です・・・。(笑)
相変わらずダラダラ纏まりのない当方のブログ、最後まで読破された方々、お疲れ様でした。
レースカー限定、しかも僕の独断で選出したマシン達は↓こちらから
①R38シリーズ
②ヒストリックツーリングカー&シルエットフォーミュラ
③ツーリングカー
④グループCカーその1
⑤グループCカーその2
⑥R39シリーズ
⑦GTカー
⑧ラリーカー