2023年12月09日
ご無沙汰しておりますが、今年は仕事が忙しく、夏くらいまで週末安定して動くことが出来なかったのと立場上、"とあるモノ"をしっかりと迷惑をかけないようにできるようにしなければならなかったので休止してましたが、脚のセッティングに関してはちょこちょことセットの相談はいただいておりました。
たまたま、今年はドリフト車両が重なったので私なりのポイントを書いていこうかな?と思います。
私的にはジムカーナとも共通しますが、リアのサブスプリングは必ず1G密着できる耐荷重値のスプリングを選定することがマストだと思いました。
これは理由とすれば異なりますが、ジムカーナの場合には速度域が100km/h以下のコースがほぼほぼなので1G密着しないスプリングでは緩やかでレスポンスが悪く、荷重移動する際の欲しい動きのコントロール移行がしにくいため、難しいと言えますし、トラクションが掛かりすぎるパターンで高速サーキットなら安心な挙動なところ速度が上がらないところをドライビングで曲げていかないといけないからです。
また、ドリフトの場合は流れ始めた後のスライドコントロール維持が命になるために1G密着させない場合だと唐突までは言わないまでも適切な言葉ではないかもしれませんが、トラクションが掛け過ぎないようにする必要があるため、1G密着させないセットだと振り戻し時にシビアになりやすい面があり、自然で適正なトラクションの部分維持が難しいと感じてますのでその辺が理由で1G密着しないサブスプリングを使用していないという理由です。
結果は同じでも過程が異なるためですが、2つが主体の車両であれば1G密着できる最大値の耐荷重のサブスプリングかヘルパー+αの耐荷重のサブスプリングを用いた方が今までの経験上、迷走はしにくいと思いますので参考までに!
1G密着させない耐荷重のサブスプリングを用いる場合はミドルサーキット以上が主体であれば1G密着までに緩やかに動くようにした方が逆にメリットになり、トラクションが抜けづらいセットにできるために使いますが、これは使用用途に対して適材適所でセットする方が良いと思います。
では(o・・o)/
・ジムカーナ・ドリフト車両向けでのセットの例です。
およその目安としては下記の車の車重が1,230kgの場合での考え方になります。
~例~
車重:1,230kg
前車軸重:690kg・後車軸重:540kg
前後片車軸
F:345kg・R:270kg
1G密着させる・する場合(ミニサーキット・ジムカーナ・ドリフト向け)
サブスプリング耐荷重(ヘルパー・アシストスプリング)
F:(100)120~150kgf・R:200~260kgf
レバー比換算:(6)~7kg/mm
※ドリフト車両の場合にはフロントの接地性を上げたいということであればフロントへ200kgf程度のサブスプリングとの組み合わせでもよいと思います。
上記よりは少しフロント勝ち(より)にセットしてますが、フロントの接地性が4輪での対角線上でもフロントの方がちょい勝ち程度にしないとコントロールはしにくいため、リアへの組み合わせは上記の車両であれば220~260kgf程度のもので選定をしてフロントより高めの耐荷重のものは使用してください。
Posted at 2023/12/09 16:25:12 | |
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