2023年04月11日
だいぶ、ご無沙汰しております。
昨年の後半~今年は自身での全くモータースポーツをしていませんでしたし、今年は仕事上走りに行く時間を作りづらいために今年はお休みにしようと思っていました。
走る時間を取れない代わりにPCでレースシュミレーターを家で構築しようと思いますのでそこは追ってご報告していこうかとは思います。
余談からになってしまいましたが、以前ご相談された方からご連絡をいただき、9日日曜日に走行するとのことでお会いしてきました。
詳細は伏せますが、ロードスターでドリフト走行を楽しまれている方で自身でツインスプリングを試していましたが、うまくいっていないとのことで以前私にご連絡とご相談をいただきました。
みんカラのメッセージからメールでのやり取りで密にやらせていただき、メイン・サブスプリングセット仕様・プリロード・車高・減衰などを遠隔でさせていただき、良くなったと仰っていただいていましたが、実地との差異や自身のイメージとその方との差異がないかは遠隔でやるにはいつも心配ではありましたが、それが解決できるかもしれないというのはありがたい機会だと思います。
某所にてドリフト走行の横乗り~少し走行させていただきましたが、私的な印象として自身で思っていた通りのフィーリングに仕上がっていましたので遠隔でのメールのやり取りでも理論と机上計算での算出→施工→実地でもある程度詰めれるのだと改めて感じれたので本当に嬉しい限りです。(ある意味ではPDCAサイクル的なものかもしれませんねw)
時間も有限なので現地で行ったことは、フロントへ動きがもっとほしいとのことでしたので、
減衰を2段緩めて→
空気圧をリア10kpa下げて→
フロントの減衰を更に下げてフィーリングが悪くなったので戻して→
フロントを若干トーアウト
にしてという形です。
ドライバーのステアリング・アクセル・ブレーキ操作、車の動きを横乗りで判断して上記を修正していきましたが、変わる!とコメントをいただいたことは嬉しいですね☺
そこまで変わると思わなかったとのことですが、ある程度脚でのセッティングが詰めれた状態だからこそ、微調整が非常に効くということのは確かです!(リアに関してはフィーリングとして問題なかったので手はつけませんでした…。)
最後と途中で私も軽く運転させていただきましたが、ツインスプリングらしいコントローラブルな動きのドリ車セットは久しぶりでしたが、楽に運転できるというメリットは大きいので手応えがあるのは良いものです。
本当ならプリロードも変えたいところでしたが、時間がなかったので更なる改善での詰めのため、プリロードを1mm締めて車高はその分1mmダウンして車高を現状値にして減衰を1段緩めた状態で次回走行していただく予定です。
この後はドライバーの癖と車を合わせていくような微調整や煮詰めだと感じますので楽しみです。
T様、お呼びいただきありがとうございましたm(_ _)m
私のS2000も街乗りで運転していただきましたが、「しっとりしていて前後20kg/mmのようには思えなかった」とのコメントをいただきました。
街乗り~サーキット(メインはサーキット)での仕様でそこそこのタイムが出せて街乗りも及第点は意識しているセットなのでお褒めいただいて本当に嬉しい限りです。
今の仕様からミニサーキットメインなら-2kg/mm(前後18kg/mm)、街乗りメインなら-4kg/mm(前後16kg/mm)というイメージはありますが、多分、今の用途だとしないと思います。
その方からも色々とご質問や疑問をいただきましたが、以前から相談された方々に共通していたのはツインスプリング仕様にして合っているのかが分からない?というところです。
私は以前にもブログ内に書いていますが、BASE M 故間野さんにリセッティングしていただいた経験とフィーリングを元に自身の別の車でツインスプリングを試していったので正解に近いものを数値化して、様々な車で試した結果をブログでまとめているので他の方々よりもまだ、分かりやすい方かなと思ってますが、そもそもがツインスプリング自体が難しいものなのでやはり難しいということと私の机上での計算したものが本当に効果があるか?というのは最初は疑問だったということも共通でした。
改めてお会いしてお話しすると今までご自身でのセットからプリロードを大幅に掛けて良くなるとは?と疑問符いう印象で私に「騙されたと思ってやってみてください」と唆されて、試されると乗り味が大幅に変わるというのも共通でしたが、そこが本当に驚くと皆様が仰る点でした。
ですが、前々から書かしていただいておりますが、重要なのは合成レート等ではなく、シングルスプリングでも重要な伸縮比率だということです。
使いたいバネレートを使う際に伸縮比率を調整するため、サブスプリングを用いて伸びストロークへ縮みストロークから変えてあげて、伸6:縮4~伸5:縮5に調整するとある程度形になりますよ!というのが、私の理論です。
・参考 2023.04.12現在(S2000)
F:(伸び:4.6(46%)・縮み:5.4(54%))・R:(伸び:5.4(54%)・縮み:4.6(46%))
そこにTC2000以上のサーキットも含めた場合では、レバー比換算で実行レートが7~10kg/mmになるようにしてリアの密着荷重値が1Gで残す、残さないための片軸重で密着荷重値の大きすぎないサブスプリングの選定を行うということをしていますが、基準があれば極端に迷わないのだと思いますし、思いました。
ツインスプリングを失敗しにくくしたいなら合成レートを追うのではなく、伸縮比率を追うことにした方が幸せになれるかとw
ではでは🖐
Posted at 2023/04/11 21:55:48 | |
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