
ちょっと今回は長文になりますけど、気が向いたら最後まで読んでくださいね~。
この前の週末に高専時代の友人と岡山県北部の蒜山方面にツーリングに行ってきました。
メンツはバイク5台に車組が4人で2台、計9人で7台の珍道中です。
ルートは1日目に中国道、米子道を通って蒜山大山スカイラインあたりを走って、2日目は智頭街道から因幡街道を通って帰ってくるというルートでした。
まずは1日目からです。
集合場所は姫路バイパスの別所PAでした。
今回は夏用のメッシュジャケットを投入、安全で快適な旅ができるかな~なんて思ってたのですが…。
とりあえず暑い…。
加古川バイパスに乗るための信号待ちでもう汗だくです(笑)。
走っている分には風が抜けて気持ちいいんですけどね~。
で、予定よりも30分遅れて全員集合し、ミーティングやら記念写真を撮って早速出発です!!
今回は車組ETCということでバイク組の料金は各自払いとのこと。
よかった…。タンクバックを持って行ってて…。
バイクが料金所で時間がかかるのは皆さん御承知でしょうが、バイク乗りも少しでも早く発進できるように必死なんです!!
うっとうしいと思っても生ぬるい目で優しく見守ってくださいね(通行料金250円のところで1万円札出すヤツはこの限りではないですが…)。
さてさて、快調に中国道を飛ばし、米子道に入って蒜山高原SAに到着したのですが、驚くほど涼しいかったです。
途中に何度か休憩をとりましたがそのときはジャケット着てなくても汗かいてたのにジャケットを着てても全然ふつうでした。
一般道に降りて気温計を見てみるとなんと25℃!!
なんて素晴らしい…。避暑地っていいですね…。
適当に腹ごしらえをしていよいよ蒜山大山スカイラインです。
私以外はみんなスポーツ系です(笑)。
隊列は750の刀、私、以下CB400やらGSR400やら中型でも速いヤツらです…。
案の定、みんな速い速い(笑)。
直線で追い付いてもコーナーで少しず~つ離される~。
やっぱりバンク角の浅いアメリカンでスポーツ系相手では付いていくのが精一杯です。
山道を十分楽しんだ後は本日の宿に向かいます。
今回は「素泊まりだと晩飯がグダグダになる」という通例から懐石料理付きの旅館です。
正直、懐石料理はエビやら貝やらが高確率で出てくるので苦手です(笑)。
飯も食べて風呂に入った後はみんなの近況報告会でした。
といっても、JR西のツレと「今どんな仕事をしているか」とか「職場のおもろい話」とかですけどね。
こんな感じで12時頃にお開きとなりました。
その後、私と相部屋だったヤツは私のいびきの餌食となってあまり寝れなかったそうですが(笑)。
続いて2日目です。
朝起きてタバコを吸おうと窓際に行ってみると道が濡れてる…。
雨は夕方くらいからじゃなかったっけ…。
なんだかんだ言ってても雨が止むわけでもなく、仕方なしに合羽装備です。
とはいっても中学時代からずっと使ってたかび臭い合羽です…。
この時はまだ、台風が発生したことは知ってても日本の近くで発生したことなんて知りませんでした。
もちろん、あんな酷いことになるなんて夢にも見てなかったです…。
私のヘルメットにはシールドがありません。
つまり、直に顔面に雨を食らうということです。
走り出して5分ほど、もうすでに眼鏡に水滴が付いて視界が悪いです。
でも、走り続けます。
マンホールや溝の蓋に乗ってはいけません。
ツルンッと滑って飛んでっちゃいます。
1時間半ほど神経をすり減らしまくって最初の休憩地点に到着しました。
もう靴の中には水溜りができたり合羽の首のところから水が入ってきてシャツも濡れてます。
う~、もうヤダ~。
でも帰らないといけないので出発です。
ここら辺から雨がきつくなってきました。
もう道の全体が水たまりで水を思いっきり撥ねながらの走行です。
はっきりと深い水たまりに入ると抵抗で速度が落ちるのが感じられてきました。
途中、智頭急行線と大原あたりまで並走していたのですが、スーパーはくとがやたらと遅い…。
本来なら振子をガンガン利かせてぶっ飛ばして行くはずなのですが、挙句の果てに止まってしまってました。
(智頭急行線は現在不通の区間があるのですがひょっとしたらそれかもしれないです…)
もう正直、雨が痛いです。
顔は勿論、合羽を着ている腕とかも。
先導の車も私を気遣って60km/hくらいで走ってくれているのですがやっぱり痛い…。
必死に耐えてやっと次の休憩地点に到着しました。
かなりの土砂降りなんですが、もうずぶ濡れなんで何も恐れることはありません!!
屋根のないところを靴をクチュクチュ言わせながら歩きます(笑)。
で、合羽を脱ごうと建物の中へ入ろうとしていると何やら殺気のこもった目線が…。
なんと長岡技科大に行った1年上の先輩がいました。
なんでも今月の1日にテントを積んで新潟を出て、神戸辺りでウィンカーリレーが壊れたとのことで我が母校で修理し、今は鳥取砂丘を経由して九州に向かっているとか…。
さすが、私の知っている中で一番死に難そうな人です(笑)。
そういえば、今朝の占いでかに座は「旅先で思わぬ人と出会うでしょう」ってなってましたね。
まさかこんな出会いだったとは…。
昼飯を食べている間に雨が少しでも弱くなっていればと思っていたのですが、むしろ強くなってしまいました…。
でも帰らないといけないので出発です。
ここからは山越えです。
視界は劣悪、もう骨折くらいは覚悟してます…。
なんとか山を登り終えてサミットのトンネルに入ったのですが、なんか視界が白い…。
トンネルを抜けてみると雲の中でした。
水滴の影響もあって全然前が見えない…。
もう先行のテールランプだけが頼りでした。
まぁ、そんな感じで下りきるまであと少しといったところのヘアピンカーブです。
なんか道を横切る茶色い帯が!!
よく見ると土砂が少し流れ出しているではないですか!!
いわゆる土砂崩れの兆しというやつでしょうか。
何事もなくて良かった…。
しょんべんチビリそうになりながらもやっと因幡街道まで出てきました。
ここまでくるとあとは山間を走るのどかな道のりです。
相変わらず土砂降りです。
そろそろ顔の感覚が無くなってきました。
当然のことながら、手袋も絞れるほどで、手もシワシワです。
走っていると雨の割に意外とバイクが多いことに気がつきました。
きっとお盆休みに泊まりで行っていたところ、予想外の大雨に予定を切り上げて泣く泣く帰路に付いているところでしょうか。
ご愁傷様です。
もうなんか痛みにも慣れて辛いとか感じなくなってきた頃にやっと山崎まで帰ってきました。
ここら辺でやたらとパトカーが多くなって、川沿いの道の駅で15分ほど休んでいたのですがずっとサイレンが鳴りっぱなしでした。
まだ、自分のことで精一杯で佐用あたりの惨状に気付いてません。
きっと土砂災害警報とかを知らせるためのサイレンや、地域の状況を確認するための巡回だったのかもしれません。
ここまで来るとあとは姫路西バイパスから姫路バイパスに乗って、別所PAで解散するだけです。
バイパスに乗ってからも先導の車が気を使って70km/hに抑えてくれてます。
ただですね、遅いんですよ、ペースが。
当然、追い越し車線をビュンビュン追い越して行くわけです。
そしたらちょうどレガシーが追い越して来ました。
そして水たまりで盛大に水を撥ね上げました。
さらにうまい具合に友人が盛大にその水を被りました。
その様子を私は直後で見ていました。
臨場感のない表現でスンマセン。
でも私は爆笑しましたよ。
顔面に思いっきり雨を受けているにもかかわらず。
ひたすら70km/h順守で走ってもらってなんとか別所PAで解散、何事もなく無事に家まで帰ってこれました。
ガレージにバイクを止めた瞬間に一気に疲れが出てきてしまいましたよ。
丸1日雨の中を走っていたわけですけど、案外なんとかなるもんなんですね~。
そういえば、前回の鳥取ツーリングも雨でレンタカーに変更、前々回の四国ツーリングも友人が壁に擦ってその事故証明をもらっている間に雨が降り出して私だけずぶ濡れになったような…。
今思い返してみればよく皆無事に帰れたなと思います。
事故る要素は腐るほどにありましたけど何事もなくてほんとに良かったです。
あと、ヘルメットにシールドは必要ですね。
普段は付けなくても雨用として用意しておいた方がいいと感じました。
視界が駄目だともう走れないですからね。
最後に、長文を全部読んでくださいましてありがとうございました。
ではでは、今回はこの辺で。