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SW20 WIDEのブログ一覧

2022年08月27日 イイね!

Haltech化続き-その14

クランクトリガーホイールの振れ対策の続きです。
クランクプーリーとスペーサーの干渉の影響が大きかったようで、だいぶトリガーホイールの振れは治まりましたが、まだ0.5mmくらいの振れは残ってしまっています。あとは高回転まで回したときのトリガー歯の読取りミスが無いか実走セッティングで確認していきます。但し、ボルトの緩み留め対策は何とかしないと。。。

エンジンストールの原因をトリガーホイールの振れによるトリガー歯の読取りミスと推測していましたが、振れをある程度解消してもエンジンストールの症状は変わりませんでした。根本的にクランクトリガーとカムトリガーの関係がうまくいっていない?

この”Home percentage of valid travel”ですが、HaltechのHelpを確認すると、「ホーム信号パルスはトリガー パルスまたはイベント (欠落したギャップの後の最初の歯など) の間に入らなければならないため、ホーム パルスが入ることができる範囲は限られています。このチャンネルは、ホーム パルスがどこに来ているかを示します。 最大有効範囲に対して。 これが 0% または 100% に達すると、トリガー システムが非同期になり、エンジンが失敗する可能性が高くなり、ECU が間違ったタイミングで点火を開始する可能性があります。」とあり、50%にするのが理想のようです。ただ、このパーセンテージが何に対しての比率なのかの説明が足りないので、どうすれば50%に持っていけるのかわかりません。
クランクトリガーの組付けで考えられる全ての組み合わせで”Home percentage of valid travel”が何%になるのかを確認しました。

この表から、TDC Offset angle 10°に対して”Home percentage of valid travel”が約2%変化するようです。以前にHome angleが32°になったときにエンジンストールしたことを考えると、Home angle 32°をクランク角度にすると64°になります。10°で2%の変化ということは、”Home percentage of valid travel”を50%±10%に入れれば良いことになります。この表の中ではTDC Offset 85°が一番50%に近く、±10%にも余裕で入っていますね。これでエンジンを掛けてみます。
エンジンの掛かりは悪くない。しばらくアイドリングさせていたら、またしてもエンジンストール。その時のDiagnoticeがこれ。

Home angleは1.9°ですがストールしちゃいました。”Trigger system error” 3: Reference Detection errorがでています。Home signalが読めなくなったようですね。同時に”Trigger Synchronisation State"にSyncing to Patternが出ています。これは、トリガーパターンにHome signalが同期したことを意味します。
Home signalが同期したら、Home signalが読めなくなった?
ん~~、わっかんねーなぁ。わかんねーよ、Haltechさん!!
とにかく、弄れるところは弄っとけってことで、Home signalの読取りedgeを”Falling”→”Rising”に変更。そして同じように、”Home percentage of valid travel”の変化を確認します。

だめだね、44.5%から67%になっちゃいました。
もう、これ以上弄れるところがありません。
一番最初に気になった、Racer Xのカムトリガーの位置が悪いんじゃねーの?
もっと、Haltechの制御方法を理解しないと、解決策が見つけられない。数打ちゃ当たる的なやり方ではこれが限界。
さあ、どうする?
Posted at 2022/08/27 21:15:33 | コメント(0) | トラックバック(0) | Haltech | 日記
2022年08月17日 イイね!

Haltech化続き-その13

Trigger Wheel回転振れ原因の続きです。
各構成部品の精度は微妙に悪く、計算上0.3mmほどの振れの要因となるものがありました。
今日は、取付状態で振れ原因となる現象がありましたので、その報告と対策です。
Crank PullyとSpacerの取付面を観察してみると、強干渉しているところがあります。写真ではちょっとわかり辛いですが。。。

鋳肌が転写されている部分を面取りしました。(写真右側が加工後)左側も同じように面取りしました。

ここも、締結点に対し左右で干渉具合が違うので、取付状態でSpacerが傾いていたと推測します。

ここで、Spacerをよく観察すると色々と課題があることに気づきます。(取付ける前に確認すべきでしたが。。。)
先ず、締結が2点しかないので、取付状態での傾斜や、締結力不足による高回転でのブレが懸念されます。締結が2点なのは、Crank Pullyの取り外し用プーラーのBOLT穴を流用しているからなのですが、だからしょうがないって類の部品ではないですね。
もう一点、BOLT締結部のCrank Pullyとの接触面積(設計用語で”受圧面”と言います)が小さい。これは、完全に設計ミス。Bolt緩みの原因です。実際に今回色々検証するために取り外した際にすでに緩んでました。今回は緩みの応急処置として、ねじロック剤を塗布しておきましたが、あくまで緩みを止めるだけなので、根本的な受圧面積不足による締結力(軸力)の減少には効果がありません。
真面目に対策するとしたら以下の2点が必要。
 ①締結点を2点追加して4点に(Spacerに穴追加、Crank PullyにM8ねじ穴追加加工) 
 ②受圧面を最大確保できる形状に変更(もともとある締結穴の裏側を一旦アルゴンで肉盛りして塞ぎ、穴開け直して形状変更)
どの加工も精度が必要なのでプライベートでは無理です。
加工屋に依頼したらどのくらい掛かるのだろう。
たぶんもう一個買えるな。
もういらないけど。。。
Posted at 2022/08/18 23:25:13 | コメント(0) | トラックバック(0) | Haltech | 日記
2022年08月16日 イイね!

Haltech化続き-その12

クランクトリガーの振れが原因と仮定して、構成部品の精度を測定した。
まずは、Crank Pullyですが、今付いている物ではなく予備部品なので参考です。

締結点ではない面の対角で約0.1mmの差。但し、鋳肌の凹凸を拾っているので精度は悪いです。
次はSpacerです。マイクロメーターを使用して各部位の厚みを測定しました。

2点の締結点を結んだラインを中心に0.15mmの差があります。
これ切削で製作してるのに何でこんなに精度悪いの?この差だけでTrigger Wheelの外形とのレバー比で計算すると、約0.3mmの振れが発生します。
次はTrigger Wheelです。中心の締結面に定規を当て、シックネスゲージで隙間を測定しました。

これも見事に①-⑤のラインと③-⑦のラインで0.1mmの差があります。まあ、これは一度取付てしまったので、歪んでしまった可能性は否めませんが。ただ、普通に面の出ている面に取り付けしていれば歪むことはないと思いますが。。。
これらを組み合わせると、最悪の組み合わせで約0.5mmくらいの振れが発生することになります。でもTrigger wheelの振れはそんなものではないです。

まだ何かありそうだな。
今日はここまで。
Posted at 2022/08/17 00:43:13 | コメント(0) | トラックバック(0) | Haltech | 日記
2022年08月12日 イイね!

Haltech化続き-その11

ダメです。一向に状況が好転しません。クランクトリガーセンサーのエアギャップを1.6mm→1.0mmに変更するも変化なし。ノイズ除去のFilter levelを変えても変化なし。
カムトリガーセンサーで効果のあったPull up抵抗を外付け→Haltech 内蔵へ変更して少し回り方がスムーズになったかなと思ったら、変わらずエンジンストールする。
いつもはエンジン止まった後は数時間空けないとエンジン掛からないのですが、今回は翌日の朝でも掛からなくなった。クランキング中のクランクトリガーセンサーの電圧が触れない。入手しておいた新品センサーに替えたら無事エンジン始動しました。
が相変わらずエンジンストールする。
その時のトリガー関係のログがこれ。

クランクトリガーの波形(黄色)が一定に並んでいないですね。ちゃんと読めていない。一番上のカムトリガーもクランクトリガーに対して一定周期で波形が出ないといけないのですが、全然メチャクチャ。たまにカムトリガーが10秒以上反応しなくなる。。。

こんなんでも、落ち着いてアイドリングしてしまうHaltechってやっぱり凄い?
エンジンストールしたときのログがこれ。

ストールした瞬間のログは初めてみたのですが、おかしなことが起きています。

ストール直前に”Trigger Sync Offset”が150°→510°に!!カムトリガーとクランクトリガーのシンクロがクランク1回転分ずれて、同時に"Home Angle”の数値が異常な角度になっている。この現象がエンジンストールの原因っぽいです。
じゃあ、何でこの現象が起きたのか。Haltech の設定は何度も確認したので、たぶん大丈夫なはず。エンジンかけてチェックしていると、ありました超怪しい動きをするヤツが。クランクトリガーホイールが微妙に偏芯しています。クランク軸回転方向は大丈夫そうですが、面が波打ってる。
正確にトリガー歯が読めないのは、恐らくこれが原因ですね。
クランクトリガーの波形がバラバラだからカムトリガーがシンクロできず迷走、以前から気になっていた"Home Angle”の数値がどんどん上がっていくのは、ECUがシンクロするために一生懸命シンクロ角度を探してる?最終的にカムトリガーのシンクロ角度が設定限界になり、”Trigger Sync Offset”が360°反転した。
こんな感じかな。
クランクトリガーホイールが偏芯してしまう原因は、取付方法にあります。

写真のように、トリガーホイール取付用のスペーサをクランクプーリーにボルト2本でとりつけるのですが、取付面が切削加工されていないので面精度は微妙です。鋳肌も平滑でない上にボルト2本は180°対面の位置にあります。スペーサーが傾いて取り付く可能性大です。取り外してチェック後、必要であれば取付面を旋盤で切削して面出しする必要があるかもしれません。一番最初にチェックしておくべきだった。。。
Posted at 2022/08/13 18:40:14 | コメント(1) | トラックバック(0) | 日記
2022年08月06日 イイね!

Haltech化続き-その10

今回は疑わしいセンサーの許容温度超えていないか確認です。
とにかく温度を測定する計器が必要です。
放射温度計を購入しました。

シンワ測定株式会社 品番73010 測定箇所がわかりやすいレーザーポインター付きです。測定範囲内で一番高い温度を表示するので、レーザーポインターが無いとどこを測定しているかわからないので便利ですね。
先ず、始動直後の状態がこれ。
Trigger synchronization levelもFullになっているので問題ないですね。
油圧センサーのエラーが出ていますが、エンジンストールには関係ないです。
次は水温70°の状態。

センサー部の温度は57.1度です。問題無さそうです。Home Voltageが0Voltになっているのは、ちょうどHomeのトリガーをセンサーが読み取った瞬間だから。
で、問題の80°です。やっぱりエンジンストール。

問題のセンサー部温度は、67.3度。以外に低いですね。疑っていたセンサー許容温度は全然問題なしでした。
トリガーエラーの状態は?

Trigger System Error Countが”5”になってますね。
Errorの内容は”Error 2&3”なので、
 2: Home Position Error 現在のエンジン位置とエンジンの同期信号一致しないときに発生
 3: Reference Detection Error 参照信号で参照イベントを検出する際のエラー

ん~~、やっぱりセンサー読めなくなるんだよねー。
HaltechホームページのTech Forumで同じ症状の人がいないか調べてみました。
いましたねぇ、水温が上がるとトリガーセンサーが不安定になるというのが。
この方も色々とやった末に、センサーを新品交換したら治ったらしい。
確かに、新品センサーだけど不良品の可能性はある。
ZF SensorsのHole sensor GS100701 モノタロウで4000円(送料無料)そんなに高いものでもないので、ポチッときました。
これで治ってくれたら良いのだが。。。
Posted at 2022/08/06 22:38:42 | コメント(1) | トラックバック(0) | 日記

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