
家族旅行や夫婦旅行は常にマイカーで強行旅。
保養所利用と親父独断の目的地であった
ふと振り返り「あなたが行きたいと思うところを選んで欲しい」と妻に投げかけた
いままで自分勝手に家族を振り回してきた反省であり、ここらで一息つきたいという思いがあった
妻が選んだ場所 そこは、「清里」でした

小淵沢絵本美術館
妻がセットした目的地。最初にくぐった部屋がターシャ・テューダさんの部屋
震えました。気付くと腕に寒イボが出たまま涙が浮かんでいました
いま思い出しても涙ぐんでしまう。お祖母ちゃんとおなじ眼をしたターシャさん
妻は知っていたんでしょうね(確認して撮影させていただきました)

妻の好きな場所をわたしは言い当てられない
この写真が私は大好きです。いぬの目線、おだやかな時間。小さな風も感じます

2階ではリトアニア生まれの画家スタシス・エイドリゲヴィチウスの挿入絵が紹介されていました。いま戦争が起こっている東欧の地の作家さん。バレエに代表されると思うのですがロシアには無くしてはならない立派な文化があると思います。決して

絵画鑑賞の600円には飲み物が含まれます
1階に下りてテーブルに向かう左手にゲルニカの絵本、ピカソの思いが届かなかった
10代で聴いた大江健三郎さんの講演での締め「戦争は嫌ですね」が思い出された
どんなに思いがあっても届かない。原因にロシア正教とウクライナ正教の反目とする
説もあるようだけれど伝える力がこの絵本美術館にはあると思う


さぁ、つぎは何処へ連れて行ってくれるのかな
私たちが最後になってしまってごめんなさい。
退館時刻が閉館間際になったにもかかわらず、夫婦の写真を撮っていただきありがとうございました。でも、少しこっぱずかしいです
65歳。妻と出会ってから50年が間近いのです、おどろきですね
そう、新婚旅行で突然訪れたのも美術館。ジャコメッティの彫刻を陳列した小さな碌山美術館でした
本棚に並ぶ図録は私が亡くなったあとの時間を埋めるものだと息子には伝えてあります
ブログ一覧 | 日記
Posted at
2022/09/18 22:34:18