
忽然と記憶が呼び起こされる
陸前高田市
すさまじいがれきとともに記憶にしるされた町
その傷跡を整地、広い草地として残すことを選択したのだろうか?緑が続く
高台から車で下ってきた私の目に入りこんだ記憶のなかの景色
震災遺構:雇用促進住宅
おのずとまぶたに涙が浮かんだ
東日本に来て見たかったものはまさにこの景色だと安堵したのか…
いわてTSUNAMIメモリアルに入ると当時の映像に涙が止まらず、いたたまれず建物を出て海際に向かう
墓場のようだ
小雨もかまわず海へ海へとうつむいたまま急ぎ、目にいる開けた海岸沿いの景色
旅行中の中学生だろうか?静寂のなか大きな声が届いた「広ろーっ!気持ちいいー」
帰れぬ遺体がこのしたに眠っている
過ぎ去ったことなんだと心に蓋をして帰りを急ぐと、思わぬ声「あれ動いてる⁉」
ふと目をやると、その先にひとりで動く芝刈り機が見えた
まるで『天空の城ラピュタ』のロボット兵 この地を守っている。そう見えた
この町の景色が一番、こころに残った。
なにもないから、響くものがあるのだろう。
ふと平城宮跡に響くヒバリの声が聞こえた気がした。行く旅私は思い起こすだろう
TSUNAMIメモリアル 歳を取ると泣き虫になるもんだ
Posted at 2022/06/11 14:44:49 |
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