ドッペルゲンガー(独: Doppelgänger)
自分自身の姿を自分で見る幻覚の一種で、「自己像幻視」とも呼ばれる現象である。
自分とそっくりの姿をした分身。第2の自我、生霊の類。
同じ人物が同時に別の場所(複数の場合もある)に姿を現す現象を
指すこともある(第三者が目撃するのも含む)。
超常現象事典などでは超常現象のひとつとして扱われる。
ドイツ語: Doppel(英語: doubleと同語源)とは、「二重」「生き写し、コピー」という意味を持ち、独: Doppelgängerを逐語訳すると「二重の歩く者」「二重身」となる。
英語風に「ダブル」と言うこともあり、漢字では「復体」と書くこともある。
ドッペルゲンガー現象は、古くから神話・伝説・迷信などで語られ、肉体から霊魂が分離・実体化したものとされた。
この二重身の出現は、その人物の「死の前兆」と信じられた。
18世紀末から20世紀にかけて流行したゴシック小説作家たちにとって、死や災難の前兆であるドッペルゲンガーは魅力的な題材であり、自己の罪悪感の投影として描かれることもあった。
ドッペルゲンガーの特徴として、
・ドッペルゲンガーの人物は周囲の人間と会話をしない。
・本人に関係のある場所に出現する。
・ドアの開け閉めが出来る
・忽然と消える
・ドッペルゲンガーを2回見ると見た人も死ぬ
などがあげられる。
同じ人物が同時に複数の場所に姿を現す現象、という意味の用語ではバイロケーションと重なるところがあるが、バイロケーションのほうは自分の意思でそれを行う能力、というニュアンスが強い。
つまりドッペルゲンガーのほうは本人の意思とは無関係におきている、というニュアンスを含んでいる。
歴史と事例
アメリカ合衆国第16代大統領エイブラハム・リンカーン、帝政ロシアのエカテリーナ2世、日本の芥川龍之介や渡辺直美など著名人が、自身のドッペルゲンガーを見たという記録も残されている。
19世紀のフランス人のエミリー・サジェはドッペルゲンガーの実例として有名で、同時に40人以上もの人々によってドッペルゲンガーが目撃されたといわれる。
同様に、本人が本人の分身に遭遇した例ではないが、古代の哲学者ピタゴラスは、ある時の同じ日の同じ時刻にイタリア半島のメタポンティオンとクロトンの両所で大勢の人々に目撃されたという。
Wikipediaより
Posted at 2025/11/25 04:38:42 | |
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