PV
撮影は1987年3月27日、ロサンゼルスのダウンタウン
7th Ave and Main Stにあるとある酒屋の屋上で行われた。
撮影の準備には1週間を費やし、その間、クルーはファンが殺到しても
建物が壊れないか調べ、警察が電源を切っても撮影を続行できるように
予備の発電機を用意した。
そして撮影当日、ラジオのDJは「3時30分からU2がライブをやる」と宣伝、
1000人ほどのファンが撮影現場に集まった。
そのファンの前で、U2は「Where the Streets Have No Name」を4回、
「People Get Ready」、「In God's Country」、「Sunday Bloody Sunday」、
「Pride (In The Name Of Love)」の計7曲を演奏した。
Prideを演奏している途中で、電源が切られてしまったが(動画の2:50あたり)、
ファンの歌声は止まなかった。
実はU2はPVを盛り上げるために警察の介入を望んでいたのだが、
ロス市警はわりと辛抱強く撮影を見守ってくれた。
なおPVの音源はライブではなくアルバムからである。