
最近ネットニュースでEQSの中古車価格が暴落しているというのを目にしました。新車価格およそ1600万円級のモデルですが、1年落ちで600万円台で出ているというものでした。確かに調べてみると、そのくらいの値段で売られていました。
EVに対する拒否反応の強い日本において、いくら輸入車販売台数トップのメルセデスであっても、高額なEVを売り捌くのは相当大変なのだろうと思います。エクステリアのデザインも価格に見合う高級感を演出できているかと言われたら、なかなかに厳しいものがあります。車好きの多いみんカラにおいてもEQシリーズの登録者は極端に少ないのが現状です。しかも、数少ないオーナーのレビューを見ていても、エクステリアを絶賛している人が本当に少ないことに驚きました。
EQSの中古車価格がどんなに暴落したとしても、日常使いには持て余すボディサイズなので、購入候補には入りづらいですが、EQEなら…と思って調べてみると、こちらも負けず劣らずの暴落ぶりでした。
Eクラス相当のEVとはいえ、新車価格は1200万円級で、諸々のオプションを付けたら1400万円に迫る価格となり、ガソリン車のSクラス級です。そんなEQEですが、1〜2年落ちで550万円〜出ています。もはや半額以下のバーゲンプライスです。そのくらい思い切って値下げしても、なかなか売れてないのでしょうね。
1300万円の車として見たら、はっきり言って何の魅力も感じませんが、程度の良い中古車が半額以下で手に入ると考えると、なかなか悪くない選択肢のように思えて来ました。5年10万キロは一般保証があって、バッテリーに関しては10年25万キロと長期の保証があります。保証無しで乗るのは怖いですが、これだけ保証があって、なおかつ新車のCクラスより安く買えるとなれば、お世辞にもカッコいいとは言えないエクステリアですら、なんだか悪くないような気もしてきます(笑)そうか、このエクステリアは500万円級なら納得できるデザインなのか…と勝手に思ったりします。
たしかに200万円の車に対して高級感のあるデザインなんて求めないから、結局は無意識のうちに価格も加味してデザインの評価をしていることに気付きました。
EVと言えば航続距離の不安や充電の煩わしさの問題があり、まだまだ日本では浸透していません。かつては自分もそう思っていましたが、最近は自分の車で遠出をすることがほぼなくなってしまい、家族で出掛ける時はもっぱらシエンタです。そうなると、日頃の通勤で使ったり街乗りメインなので、カタログ値で600キロくらい走るEVなら全然不安はありません。また充電も自宅ガレージで対応可能なので、現実的にはEVへの乗り換えも十分に可能な環境にはあります。
次は国産ハイブリッドかPHEVにしようかと思っていましたが、すっ飛ばして一気にEVへ乗り換える選択肢もアリな気がしてきました。ただ、例のごとくお買い得な中古車を選ぶと、次の乗り換えの時のリセールが絶望的という運命を受け入れる必要があります。
そもそもリセールが期待できる人気モデルに自分の好みが全く合わないので、好みを我慢して車選びをするというのは、日常的にストレスを抱えてカーライフを送らなければならないことになり、そっちの方が耐えがたいので、リセールが悪くとも乗りたい車を選びます。理想を言えば、そこそこのリセールは期待できる好みのモデルがあればいいですが、今のところクラウンクロスオーバーくらいですかね。
550万円の予算で乗り換えるとしたら、中古のクラウンクロスオーバーか、それとも超絶お買い得なEQEか…なかなかに悩ましい選択肢です。長期保証がなかったらクラウンですが、もし壊れても保証が利くならEQEを選びそうな気がします。
ブログ一覧
Posted at
2024/04/07 18:19:28