
良かったところもたくさんある車ですが、まずACCの使い勝手について述べたいと思います。
アダプティブクルーズコントロールと言われ、こちらも今では非常に普及の進んだ装備の一つです。「前の車に付いて走ってくれる機能」と言えば分かりやすいでしょうか。車側でアクセルとブレーキ操作をやってくれます。さらにステアリングの制御までこなしてくれる車もだいぶ増えてきました。
アコードの場合は、ステアリングの制御は65km/h以上に制限されますが、概ね一通りの機能は付いています。ただ、この機能の問題は制御のスムーズさにあります。メルセデスもここら辺には力を入れていて、世界的にもかなり進化の早いメーカーの一つと認知されているものの、その制御においては少なからず問題も抱えています。EQシリーズではだいぶ良くなっているのかもしれませんが、内燃機関のモデルでは加減速の制御の荒さが目立ちました。先進安全装備の一つとはいえ、快適装備の一つでもあると思っていて、加減速のマナーが悪いと使う気になれません。Eクラスでも時々使ってはいましたが、流れている時は何も苦にならないのに、停車を挟むと急に不快感が増すのがやはり気になっていました。いわゆる下手くそなドライバーのカックンブレーキみたいな止まり方でした。「えっ?ドイツ人はこんなに雑な停車の仕方でも気にならないの?そんなメーカーが高級車とか作れるの?」と言いたくなります。
そんな不満を持ってアコードに乗り換えたわけですが、アコードの加減速は見事でした。もちろん百点満点ということはありませんが、Eクラスが75点とするなら、アコードは90点くらいの仕上がりです。これなら安心して使えますし、不快感を覚えることもほぼありません。低速時のステアリング制御がないのが欠点と言えば欠点ですが、それでもEクラスよりは実用的な完成度が高いと思います。加速のマナーも速すぎず遅すぎずで、なかなか絶妙なラインでいい感じです。
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2024/06/24 14:28:51