
ドイツ御三家という呼び名も聞かなくなるほど、10年前とは自動車メーカーの勢力図が大きく変化している時代ですが、ドイツ車の中でも圧倒的な人気を誇っていたメルセデスもこの数年で経営状態が危うくなってきているという話がよく聞かれるようになりました。一つの要因としてはEQシリーズというEVモデルが軒並み売れていないということもありますが、個人的にはデザインの劣化が気になるところです。

次期型CLAとしてネットに出回っている画像です。これが本物かどうかは分かりませんが、今後のデザイントレンドとして、ヘッドライトおよびテールライトにスリーポインテッドスター(いわゆるベンツマーク)をモチーフに取り入れていくことは確かのようです。実際にフルモデルチェンジしたEクラスのテールライトに採用されていることからも分かります。かつては前後のエンブレムくらいしかベンツマークがなかったのに、グリル内に小さなベンツマークを散りばめてみたかと思ったら、ついにはライト内でも主張し始めました。果たしてこんなデザインをユーザーは望んでいるのでしょうか。なんて言うか・・・カジュアルで下品なデザインに見えてしまうのは自分だけでしょうか。

ここ10年くらいのメルセデスのモデルの中で個人的に最も素晴らしいデザインだと思っている先代Sクラスです。ボンネットに小さなベンツマークが付いているだけですが、誰が見ても一目でメルセデスと分かる王者の風格と気品があって、本当に完成度の高いデザインだと思います。こういうデザインを求められているんじゃないですかね・・・。
ちなみにヤナセディーラーのすぐ近くに住んでいて、かつてはメルセデスの車もちらほら見かけましたが、最近は本当に見かける頻度が少なくなっています。EQシリーズなんて数えるほどしかすれ違わないですし、内燃機関モデルも最新世代のものは滅多に走っていないです。それ以前のモデルはちらほら見かけますが、ユーザー数が如実に減ってきているのは肌で感じます。メルセデス離れの理由は人それぞれでしょうが、デザイン面で惹かれるものがないというのも大きな理由な気がします。
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2025/01/04 20:17:33