新型ES登場‼️

セダン好きにとって待望のレクサスESの新型がお披露目されました！第一印象は「めちゃくちゃカッコいいじゃん」と思いました。ただ・・・・知れば知るほど残念な面もありました。世間では爆売れ確定などと騒がれていますが、果たして爆売れになるでしょうか。

パッと見ではEV専用モデルかと思わせるフロントデザインですが、ハイブリッドとEVの二本立てで登場しました。のっぺりとした退屈なデザインのEVも少なくない中で、プレーンな印象もありながら退屈さとは無縁の素晴らしいデザインに仕上がっているように感じました。


サイドのアクセントラインの主張が強すぎる上に、リアにかけて下がっていくところがちょっと気になります。オーソドックスな3ボックスセダンではなく、6ライトのデザインになったところは賛否両論あります。個人的には5ドアハッチバックとかクーペっぽいデザインが好きなので大歓迎ですが、保守的なセダン好きにはウケないでしょうね。それにしてもサイドのプロポーションがクラウンクロスオーバーっぽいですね。


この上品なブルーがかったシルバーっぽいカラーは、なかなか良い色ですね。停めてある車を想像するだけでニヤけてしまいそうなカッコ良さがあって、エクステリアのデザインは合格です。


レクサスはヘッドライトのデザインをモデル毎に変えてきている印象がありますが、今度は2つのLを反転させて合体させたようなデザインになりました。光っているのはデイライトとウインカーで、本物のライトはその下にあるやつでしょうね。なかなかシャープでカッコいい目つきですね。


リアは流行りの一文字テールを採用して、エンブレムは廃止され、LEXUSの文字が浮かび上がるようなデザインになっています。

こうして写真を見ている分には好印象でしたが、最大のガッカリポイントはボディサイズですね。全長5140mm、全幅1920mm、全高1550〜1560mmと超ビックサイズでした。もはやLSですよね？将来的にLSが消滅して、ESに統合されるのではないかという意見が多いですが、このESを上回るサイズでLSを作るとも考えにくいので、おそらくそうなるのでしょうね。

これってセダンなのか？という疑問の声も多いです。一説には内燃機関用のプラットフォームでEVも作っているため、バッテリーを床下に敷き詰める関係で全高がかなり上がってしまったのではないかと。ただ、開発者の話ではSUV全盛の時代に全高の低いセダンを開発しても売れにくいだろうから、車高を高めに設定したという話もあるそうです。そうだとすると、LSがなくなり、ESも純粋なセダンではなくなって、新たなクロスオーバーが爆誕したということになりますね。もはやセダン好きにとって絶望的な時代になりました。

デザインだけ見て爆売れしそうという声も多かったですが、全長は5mを余裕でオーバーし、全幅も1900mmをオーバーしている車だとサイズだけで選択肢から外れてしまう人も多いはずです。てっきり今までのESと近しいサイズかと思ったので、全長5m未満でこのデザインだったらカッコいいなと思いましたが、想像を遥かに超えるサイズでした。残念ながら日本では爆売れする可能性はないでしょうね。さすがに使い勝手が悪すぎます。


この中で言うと、暗めのグレーが一番好みですかね。ブラックも良さそうですが、写真を見つけられませんでした。


インテリアはスッキリとした上品なデザインを目指した印象です。ただ・・・無造作に置かれた2枚のディスプレイはいただけないと思いました。これが流行りのインテリアなのでしょうが、車のインテリアって本当にこれでいいのかな？と思います。まるで運転に集中することを阻害しようとしているようにすら感じます。エンタメ空間の方に向かいすぎだと思います。映画館でも目指しているのでしょうか。


センターディスプレイ１枚のものもありましたが、これで十分ですよね。もう少しインテリアに溶け込むデザインにして欲しいところですが。


プラスチッキーさとは無縁の上質な空間になっていることでしょうが、ボディが巨大化したことと合わせても価格の大幅アップは免れないでしょうね。LSとの統合も視野に入れると、これまでのESとLSの中間くらいの価格帯でしょうか。

不人気車になるようなら、お買い得中古車が出回るかもしれませんね。