2021年12月12日
メルセデスが消費者庁からお叱りを受けたというニュースが流れました。以前からネット界隈で話題になっていたことですが、カタログの記載内容と実際の装備内容が異なるという件です。輸入車あるあるでもあるみたいですが、細かな仕様変更が正確に伝わらずに、購入者に誤解されるようなカタログ表記がちらほらあったようです。メルセデスジャパンからしたら、「そんな細かいことまで把握しきれない」ということなのかもしれませんが、ユーザー目線で言えば、カタログに表記された装備が欠如していたら、ガッカリしたり怒りを覚えるのも当然と思います。ネット社会では、そういった情報がすぐに出回りますから、ユーザーからの苦情が増えれば、メーカーも対応せざるを得ません。最初から真摯に対応していれば、ここまで大事には至らなかったかもしれませんが、今回の対応はかなり杜撰だったようですね。結果的に不足している装備を後から補充したり、それなりに対応はしたようですが、高級車ブランドの威信にかけて、最初から丁寧に対応すべきだったのは明らかです。
そうは言っても盲目的にメルセデスを信仰している方も少なくないでしょうから、メーカーとしては「多少の信頼を失ってもダメージは少ないだろう」と踏んだのかもしれません。でも、何かミスがあった時にどのような対応をするかというのは、そのメーカーへの信頼感を判断する重要な要素の一つには違いないでしょうから、今回のことを機にユーザーの信頼を裏切らない販売方法というものを考えてもらいたいところです。
ただ、細かいランニングチェンジなどで把握しきれない点が少なくないのも事実でしょうから、そう考えると程度の良い中古車を狙うのが確実な選択肢の一つなのかな…と思わされる出来事でした。当面は半導体不足の影響で、省かれる装備も出てくるでしょうから、新車を購入される方はよくよく確認してから購入された方が良いのは、間違いないですね。
Posted at 2021/12/12 17:32:20 | |
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