
自動車関連の発表って地味なものが多いイメージがありますが、今回のトヨタの発表は衝撃的でしたね。
電気自動車へシフトしていくというのは、世界的な流れでもありますから、さほど驚くべき点はないものの、一気に16車種も新型車を同時に発表するなんて、斬新すぎる手法だと思います。
もちろんコンセプトカーの段階でしょうが、それでも市販車にかなり近いデザインで登場させてきたように思います。
2030年に350万台の電気自動車を販売するのが目標と言われても、どのくらいすごいことなのか一般人にはよく分かりませんが、これだけ多種多様な車種を並べられると、「必ずあなた好みの1台が見つかりますよ」と言われているような気分になります。
セダン好きの自分にとっては、このモデルのデザインが刺さりました。
おそらく今のレクサスでいうところのISに相当するEVなのかな・・・と予想しますが、なかなか素敵なデザインです。
これまでのトヨタって無難なデザインだったり、奇抜なデザインが多かったように思っていましたが、マツダみたいにまず見た目で興味を持ってもらえるようなカッコいいデザインを目指してきて、それが実現されているように感じました。メルセデスのようにEVになった途端、グリルデザインが苦手になってしまうこともなく、むしろ上手に昇華してきたように思います。個人的に国産でもっとも惹かれないデザインの車を造っているのがトヨタだったんですが、EVに関してはトヨタも選択肢として十分に考えられるかな・・・と思わされました。
ただ、トヨタがこういう発表をすると、他の国産メーカーが苦しくなりますね。
日産やホンダもEVシフトしていくんだろうな・・・というイメージはありますが、具体性という意味ではアピールが不足しています。
マツダなんて、細々とEV開発はしているのでしょうが・・・このご時世に内燃機関の大排気量エンジンを新開発するという、時代と逆行することをしています。カッコよくて速い車を出したら、内燃機関のファンが買ってくれるだろうという見通しなのでしょうが、どう頑張ったところで大ヒットにはなり得ないことが明らかなモデルの開発に熱心です。当初の開発予定通りなら、もう発売開始されててもおかしくないのに、結局先延ばしになることを繰り返して、まだ具体的な登場時期は見えてきません。2022年前半くらいに発売する目処が立っているなら、そろそろ情報を小出しにするなりして、ユーザーの関心を引くくらいのことをしておかないと、どんどんユーザー離れを加速させるだけな気がします。
Posted at 2021/12/15 20:51:48 | |
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