
来月には世界初公開となるMAZDAのCX-60ですが、すでに先行公開されたティザー画像やスパイショットのデザインを見る限り、エクステリアデザインに関しては残念ながら否定的な声が多いのが現状です。もちろん写真映りが悪いだけで、実車はすごくカッコいい…という可能性もなくはないですが、正直それも期待しにくいくらい今のところ評判が悪く、自分も同意見です。せっかくCX-50のデザインがめちゃくちゃ評判良くて、期待値が上がっていたところなのに、なぜそのテイストを生かさないのかというのは大いに疑問があります。もちろんCX-50がアウトドア志向のデザインテイストで、CX-60は高級志向の都会派SUVなどのターゲットの違いはあるでしょうが、そうだとしてもあまりにもガッカリしてしまうデザインでした。トヨタのようにカッコいいかどうかは別として、ユーザー受けの良いデザインを積極的に取り入れる姿勢に対して、MAZDAは昔から唯我独尊の考えで自らの信念を貫くという姿勢でしたから、それがユーザーの好みに合致していればヒットモデルとなるものの、全然外れていれば惨憺たる販売不振モデルに成り下がるということを繰り返しています。最近だとMX-30が特にひどかったですね。
でも、ラージ商品群のトップバッターをセダンのMAZDA6ではなく、SUVのCX-60にしたのなら、絶対にコケられないという思いでしょうから、奇を衒うようなデザインではなく、多少面白みがないと批判されたとしても、王道のデザインで登場させた方がずっと良かったと思います。
前置きが長くなりましたが、最近になってCX-80のエクステリア写真が出回るようになりました。これが最終デザインなのか、そもそも本物なのかは分かりませんが、本物だとするとCX-60とは大きく異なるデザインということになります。CX-60とCX-80は、2列シートか3列シートの違いとなり、基本的には兄弟車の関係になるため、基本的なデザインテイストは似通ったものとして登場するものかと思っていましたが、フロントのデザインなんて完全に別物といっていいくらい違いますね。これだったら、おそらく多くの人がCX-80のデザインを好むのではないでしょうか。CX-60の方がこれまでのデザインとはだいぶ異なるため、新鮮味はあると思いますが、CX-80のようにこれまでのMAZDAの鼓魂デザインを踏襲しつつ進化させたものの方が安心感があります。実質的にはCX-8の後継モデルという位置付けでしょうから、無難なフルモデルチェンジと言われてしまうかもしれませんが、変な方向にいくくらいなら、このくらいの変更で十分だと自分は思います。それに今回はパワートレインが大幅に進化しているわけですから、見どころはエクステリアだけでは全然ないはずです。
去年は新型車が少なくて、話題に上ることもほとんどなかったMAZDAですが、今年は大いに注目を集めるような新型車を続々と出してもらって、発売を待っていたユーザーの期待に応えてほしいなと思います。
Posted at 2022/02/12 13:54:44 | |
トラックバック(0) | 日記