
身の丈に似合わないSクラスとの生活もあと2日ほどで終わりそうです。左ハンドルの巨体にもだいぶ慣れましたが、車線変更の際だけは未だに慣れず、内心ヒヤヒヤしながら運転しています。全長が5.3mもあるので、後ろまでの距離感がめちゃくちゃ分かりにくいです。日常的な使い勝手も考えると、やはり全長は5m以内が望ましいと思います。ただ、先代Sクラスのノーマルボディを以前借りた時は、ここまでの運転のしにくさは感じなかったので、やはりロングボディとなると、その延長分が実際よりもさらに大きく感じさせる要因かもしれません。ロングの左ハンドルという最も運転しにくいモデルでしたが、もちろんメルセデスのフラッグシップだけあって、美点も数多く備えています。
①超絶滑らかな乗り心地
19インチタイヤを履いているにも関わらず、エアサスとロングホイールベースのおかげで、まるで大型クルーザーに乗っているような不思議な感覚に陥ります。車高を上げようが下げようが、そんなの関係なく高いレベルの快適性を誇るのは、さすがの一言です。愛車のEクラスを17インチにダウンしても、やっぱりSクラスには全く敵わないな…と改めて感じました。魔法の絨毯と例えられるだけのことはあって、路面に見えない絨毯が敷かれている感覚…というより、ほんの少し路面から浮いてるんじゃないかとさえ思う感覚があり、もはや自動車という括りとは別の乗り物ではないかと感じます。エアサス特有のフワフワ感は少しありますが、個人的にはそれすらも気持ちよく感じるので、乗り心地に関しては一切の不満はありません。
②ACCの頼もしい制御
いわゆる半自動運転機能ですが、まだレベル2の段階とはいえ、その中では最高峰のレベルではないかと思える完成度の高さでした。まだ手放しはできませんが、ロングドライブは渋滞などでは積極的に使いたいと思える機能に成長しています。愛車にもほぼ同じ機能が備わっているとはいえ、停止時のカックンブレーキだったり、発進加速の雑な急加速とかが気になって、よほどの時しか使っていません。新型Sクラスでは、そういった不満がほぼ解消されていて、かなり上手なドライバーが運転を変わってくれるような感覚になります。
③伸びやかで流麗なスタイリング
先代と比較してしまうと、やはり先代のデザインの方が好きですが、新型Sクラス単体で見た時に、堂々たるボディサイズを生かした流麗なデザインは、けっこう好きです。初めて写真で見た時は、フロントフェイスもまとまり感がなく、破綻したデザインのように感じましたが、実物の方がずっと良いですね。そして、アバンギャルド顔が大多数となってしまった中で、ボンネットスターを採用した端正な顔つきは、一度は所有してみたいと思わせる魅力があります。
④直6ガソリン+ISGの力強く滑らかなパワートレイン
先代のS450からそらにパワーアップを果たして、名前もS500となったモデルですが、重たい巨体を軽々しく加速させていくだけの頼もしいパワーを持っています。変速ショックなんて微塵も感じさせず、高級サルーンに相応しいパワートレインです。
Posted at 2022/09/14 22:45:28 | |
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