
唐突にMAZDA6の改良版の発表がなされました。かつてはアテンザという名前で、一部の車好きからはかなり支持されていたモデルでしたが、時代の流れに取り残されたというのか、マツダが自爆しただけなのか分かりませんが、劇的に人気が落ちたモデルです。10年前に登場した際は、コンセプトカーのようなカッコ良さとクリーンディーゼルで注目を集め、街中でもかなり見かけました。自分も2015年に購入して4年半ほど乗っていたくらいですが、今となっては基本設計の古さが隠しきれず、今更のように特別仕様車まで設定したところで、売れ行きが改善する見込みなど残念ながら無いと思います。
もちろん改良を重ねたディーゼルは熟成の域に達しているでしょうから、それなりに完成度は高いと予想されます。時代遅れの6ATやディーゼルでも20km/Lに満たない燃費性能が気にならない方やこのデザインに惚れ惚れしている人にとっては、十分に価値があると思います。上級グレードならシートベンチレーションまで完備されていて、装備に大きな不満はないでしょう。ただ、新世代モデルを知っていると、もはや古臭さの隠しきれないインパネ周り、特に今時の上級モデルではありえないサイズのマツコネを未だ流用しているところなどは如何ともしがたいですね。360°モニターも実装されているとはいえ、解像度は一世代前のものになっているそうです。ステアリングも古い世代のものを使い続けていて、節度感の低いスイッチは、とても車格に見合うものではありません。フラッグシップを名乗るならば、ここら辺は意地でも改良すべき点だったと思います。プラットフォームを一新する余力がないのであれば、その分のお金を回して内装を最新世代に合わせるくらいして欲しかったです。
とは言っても、頑張って改良したところで販売台数の期待できるモデルではないので、これが最後の改良となってしまう気がします。このままラインナップから消滅する定めなのか、それとも奇跡のフルモデルチェンジを果たすのか・・・
Posted at 2022/12/10 19:15:10 | |
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