
いろんなところで指摘されまくっていることですが、最近のトヨタ車のエネルギーフローの図が理科の実験みたいで本当にダサいと思います。
シエンタの画面がこちら↓

エンジンとタイヤとバッテリーを描いて、あとは走行状況に応じてエネルギーの流れが図示されます。今でこそ底板のような絵がありますが、当初はこれもなかったです。分かりやすさだけを重視するなら十分合格点をあげられるでしょうが、車に乗って運転してワクワクするような体験をユーザーに提供しようという思いがあれば、こんなダサいイラストで適当に済ませることはしないと思います。この仕事を任された人は、本当に車に興味なんてなくて、ただやっつけで仕事を済ませたかったのでしょう。でも、それを許した上司や開発責任者の責任もあるはずです。ディスプレイオーディオが共用化されるようになったら、トヨタ車だけでなく、レクサスでも使われるわけです。ユーザーの所有満足度を上げようと思ったら、こういう細かいところの完成度を上げる積み重ねだと思います。ハイブリッドを始めとして電動化モデルが増える中で、こうしたエネルギーフローの重要性は増していくと思います。手間やコストは掛かるでしょうが、それぞれのモデルに合わせて車のイラストを起こして、もっとカッコよく見せる方法はいくらでもあります。

こちらはアコードのエネルギーフローです。ちょっとした違いかもしれませんが、やっぱりこちらの方がカッコよくてオシャレに見えます。トヨタは確かにいい車を作るようになったし、売れ行きも抜群です。だからこそ、そこに胡座をかくのではなく、小さな事にも気を配ってユーザーの所有満足度をより上げるような取り組みもしてほしいですね。本気で問題意識をもったら、すぐにでも変更できるはずです。
Posted at 2024/06/28 10:39:54 | |
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