NH904M-Accordのブログ一覧

愛車のEクラスですが、点検を終えた後すぐにエンジンのチェックランプが点灯したため、再び点検のために入庫しました。可能性としては、ディーゼルエンジンの煤が溜まってきているせいかもしれない…と言われました。まだ4年、3.4万キロ走行の個体ですが、早くも煤問題が出てきたとしたら、今後乗り続けることへの不安がどうしても出てきてしまいます。今は延長保証に入っているおかげで点検も修理もカバーできますが、5年以降は何の保証もなくなります。できれば長く乗りたいと思えるくらい気に入っている車ですが、さすがに故障のリスクが高くなるのなら、乗り換えも検討せざるを得ないですね。

そんなわけで、今は代車生活ですが、なんとS500のロングを貸してもらっています。しかも左ハンドルです！いや〜、2000万円級の高級車だけあって、至れり尽くせりとはこのことでしょうが、まるで別の乗り物に感じます。何一つ文句の付け所がありません…と言いたいところですが、さすがに5.3m程の全長は持て余す大きさですね。普通の駐車場に停めたら、鼻先が明らかに飛び出てしまいます。小回りは利くので、取り回しは悪くないですが、物理的な大きさは如何ともし難いわけで、駐車する時はドキドキしながら停めています。慣れない左ハンドルも最初はめちゃくちゃ運転しにくくて、幅の狭い道で油断するとセンターラインを踏みそうになっていましたが、ようやく脳が適応してくれて、あまり意識せずに走れるようになりました。ただ…左ハンドルのステータス性もなくなった時代に、あえて左ハンドルを選ぶメリットは皆無だと思います。右折の時も対向車が見えにくくて緊張しますし、駐車券のチケットも取りづらいし、なによりドライバーなのに左側に乗り込むことに慣れなくて、朝一は未だに右側のドアを開けそうになります。

良いところもたくさんありすぎる車ですが、正直使いにくいところもけっこうあって、先代のW222の方がトータルの完成度としては高かったと思います。フルモデルチェンジで新しく変わったことをアピールしようとするあまり、先代モデルの美点までスポイルされてしまった印象が強いです。最新モデルが最良モデルとも限らないところが車の面白さでもあることを改めて実感しました。

先日、愛車の1年点検があった際に代車でGLEを貸してもらいました。形式的にはEクラスのSUVバージョンとなる車ですが、単にSUV化されただけではなく、車格的に一つ上な感覚すらあります。堂々たるボディサイズからして、同じクラスとも思えない迫力がありました。ただ、全幅2mもある車は初めて運転した気がしますが、さすがに大きすぎて気を使う場面が多かったです。まるで路上を悠々と走るクルーザーみたいで、ゆったりと走ってる分には至極快適でしたが、狭い道や駐車場だと正直運転しやすいとは言えない車でした。

3Lの直6ディーゼルエンジンは、車外で聞いてもディーゼルと分からないほど静かで、トルクフルな走りは余裕の塊でした。BMWのエンジンは、さらに上をいくのかもしれませんが、持て余すほどのパワーがあって、しかも燃費もかなり良さそうでした。純粋な内燃機関の一つの最終到達点にあるエンジンのような気がしました。某ジャーナリストが電動モーターみたいな走りをすると言っていましたが、その通りだと思います。

今流行りのSUVに高性能エンジンを搭載していて、文句なしの完成度かと思いきや、やはり重心点の高さは物理的に避けられない問題で、山道をハイペースで走ろうとした時などにどうしてもフワフワした感覚があるのが自分は苦手でした。エアサスも関係しているのかもしれませんが、やはりセダンの安定感の高さには敵いません。アイポイントの高さを視界が良くて運転しやすいと好意的に受け止められる方は問題ないかと思いますが、自分はやっぱりアイポイントの低い車が好きなんだと再認識できました。

自分も流行りのSUVが好きだったら、リセールバリューの高い車を乗り継ぐようなやり方もできたのでしょうが、愛車と過ごす時間にときめきを感じたい性分なので、たとえリセールが悪くても好きな車に乗りたいなと思います。

7月末に契約して、見込み発注分を回してもらえることになり、9月末頃の納車予定となっていましたが・・・なんと！この御時世に予定が早まって、2週間後には納車されることが決まりました( ´∀｀)
まさかこんなに早く納車されると思っていなかったので、連絡をもらった時はドキドキしましたが、やっぱり嬉しいですね。

ところで、先日ディーラーで試乗車を見せてもらった時に気に入ったところがあったので、いくつかご紹介したいと思います。
①車名の入れ方がお洒落✨
普通はリアにエンブレムで付いていることの多い車名ですが、今回のシエンタでは前・横・後ろといろんなところに車名が付いています。正直こんなに車名をアピールしている車は見たことがありませんが、型押しのエンボス加工みたいな形でさりげなく入っているので、決してうるさい感じではなく、けっこう気に入りました。

②ステアリングのデザイン・質感が良い

他のグレードを見たことがないので比較はできませんが、Zグレードのステアリングの革はしっとりとして握り心地も良く、デザインもお洒落で好きでした。今までのトヨタのステアリングってあんまり好きじゃないのが多かった気がしますが、シエンタのはすごくタイプでよかったです。

③シフトノブが可愛らしい＆サイドのポケットが使いやすそう

これはハイブリッドZグレードの特権ですが、小型の電気式シフトが採用されています。他のグレードのシフトはいわゆる昔からあるようなタイプで、正直デザインも好きじゃないですし、古臭さを感じるものでした。この電気式シフトのおかげでACCの停止保持が実現できているようですし、見た目もけっこう可愛らしくて、使い勝手も悪くなさそうだったので気に入りました。そして、シフト横にある大きめのポケットですが、スマホ置き場にちょうど良すぎる位置で、すごく便利に使えそうです。試乗車には後席モニターが付いていて、そのリモコンが置いてありましたが、iPhoneでは最大サイズとなる13Pro Maxでも置くことができました。車によっては最初からスマホ置き場が用意されているものもあるでしょうが、自分の愛車だとカップホルダーにとりあえず置いておくことが多いので、こうして専用の置き場があると助かります。

④ディスプレイオーディオの大画面が綺麗で見やすい

オプションで付けた10.5インチのDAは画質もすごく綺麗で、パノラミックビューの映像も見やすかったです。インパネのデザインはありきたりかもしれませんが、運転視界の邪魔になることもなく、ベストな位置に置かれていると思いました。ただ、ソフトウェアの評判があまり良くないようで、実際の使い勝手という点では不便に感じることが出てくるのかもしれません。某有名YouTuberも指摘されていましたが、2画面表示（ナビと音楽など）に対応していなかったり、一部の画面では閉じるボタンが左上の押しづらい位置に表示されていたりするようです。まぁ実際に使ってみたら、慣れてしまえば問題なく使えるレベルじゃないかな…と思っています。

⑤すごく居心地の良さを感じるインテリア

新型シエンタをパッと見た時に、すごく高級感があるとか、高い素材を使っているなぁと感じるようなところは正直ほとんどありません。でも、実際に座ってみたり、運転してみて、その空間の居心地の良さというものがすごく感じられる車だと思いました。どうしても高級車の方が素材も良いものが使ってあって、分かりやすい高級感を表現しやすいですが、ラグジュアリーな車の方が居心地が良いかと言われたら、それはまた別問題なんだということを痛感させられました。新型シエンタは、限られた予算の中でも家族が笑顔になれるように、楽しく過ごせるように…と真剣に考えて作り上げられた車に感じました。TNGA採用以降のトヨタ車は、走りの質感が大幅に上がっただけでなく、トータルコーディネイトがすごく上手になったなぁと思います。内装ブラックを選んでも、ワントーンの黒一色ではなく、いろんな色味の黒を組み合わせていて、温かな雰囲気すら感じられるところは、本当によく考えられたデザインだと感じました。リビングが移動してるような感覚と喩えられる車がありますが、新型シエンタも家でくつろいでるような感覚を与えてくれる車でした。