
Audiの主力モデルA4の後継となる新型A5が発表されました。かつてはメルセデスCクラス、BMW3シリーズとライバル関係にあり、日本でもそこそこ売れていたはずのA4ですが、10年前くらいだったか、Audiがどんどん値上げしていった時期があり、その頃から販売台数が如実に低下したように感じます。街中でも明らかにAudiを見かける頻度は減りましたが、やっぱりデザインという面においては秀でているように思います。5年前に初めての輸入車としてEクラスを購入しましたが、総合的にはEクラスの魅力が優っていたものの、デザイン性においてはAudiも捨てがたいものがありました。EV化の波が押し寄せて、各社そのデザインにおいて迷走している印象が強い中で、AudiはEVになってもかなり上手にデザインをまとめ上げている気がします。そういえば、今日仕事帰りに後ろから見慣れない車が近付いてきて、通り過ぎる時に見たらA7でした。田舎で走っている姿を見かけることは非常に稀ですが、A7はめちゃくちゃカッコいいですね。ボディサイズとか無視したら、Audiの中で一番好みのモデルです。

ライト造形もオシャレだし、エクステリアに関しては文句なしに好みです。デザインで一番好きな車を挙げるとしたら、これを選びますね。
というのはさておき、新型A5ですね。命名法を改めて、EVモデルを偶数、内燃機関モデルを奇数にすることとなり、それで従来のA4がA5という名前に変わったそうです。・・・・と思ったら、またすぐに命名法を変えることを発表したようで、Audiもなかなか迷走していますね。メルセデスもEQシリーズを発表した時に命名法が中途半端になってしまい、その後いろいろと迷走していますが、もう少し熟慮した上で決めたらどうなのかなと思います。
そんな新型モデルですが、デザインがなかなかカッコいいなと思いました。

いかにもスポーティセダンっていう感じで、スポーツバックっぽさもあり、エクステリアはかなり好みです。新しさはきちんと表現しながらも、従来のAudiファンにも受け入れられるような上手いデザインな気がします。

驚くべきはインテリアかもしれませんが、メルセデスのハイパースクリーンのパクリみたいなデザインで登場しました。結局こうしてデジタル化競争の時代に入っていくのでしょうか。車のインパネをモニターで埋め尽くすのってそんなに良いですかね。確かに未来感溢れる派手なインテリアには見えますが、運転に集中しにくいデザインというか、むしろよそ見運転を推奨しているようにすら感じます。いかに大型モニターを数多く搭載するか競争をしているみたいですね。そりゃ完全な自動運転が実現できるようになったら、運転中にどうぞ動画でもお楽しみくださいっていう風になるのでしょうが、車の運転は命が掛かっているという重要なことを忘れさせようとしているようにすら感じます。個人的な朗報としては、シートベンチレーションがオプションで選べるようになったというのは嬉しいポイントですね。
車両価格も599万円〜と一見すると、かなり頑張ったように見えますが、オプションがことごとく高額なので、それなりの装備にしようと思ったら、結局ライバル達と似たような高価格帯に突入するようです。

こちらがノーマルモデルのデザインですが、少し大人しいイメージではあるものの、これでも悪くないように感じます。

こちらがS lineのモデルです。よりスポーティーさを強調したデザインになりますが、フォグの位置のシルバーで囲ってあるデザインが個人的にちょっと浮いているように感じました。
まぁ・・・でも、日本ではそんなに売れない気がします。この前、久しぶりに東京に行きましたが、メルセデスやBMWはしょっちゅう見かけるものの、東京ですらAudiはあまり見かけませんでした。ましてや、田舎だとAudiの存在感は残念なくらい低いですね。その代わり、人と被らない車に乗りたい人には最適かもしれません。
Posted at 2025/02/22 00:14:58 | |
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