NDがやってきてもうすぐ2年が経つ。
「ほんの少しの勇気を持てば、きっと、だれもが、幸せになる」
各世代のロードスターに共通する素晴らしいメッセージ。
いわば「ロードスター憲章」とでも言おうか。
この2年を振り返って、いかに「幸せ」になったか、メモリアルなセレモニー的にレコードしてみようと思う。
NDとの記念すべき初対面は、NBに乗って行った。
僕はガンダムには詳しくないが、機動武道伝Gガンダムの中盤、シャイニングガンダムからゴッドガンダムにバトンタッチする場面は今でも大好きで、NB→NDは正にそんな気持ちだった。
※NBは手放さずに大事に保管してます!
NDに乗り始めて半月。
ホームシックにかかった(?)NDを連れて里帰りした笑
7月の暑い時期だったが、「エアコンめっちゃ効く(NB比)」とご機嫌だった。
マツダ本社にあるマツダミュージアムとその見学ツアーは、僕にとってどこぞの夢の国よりもずっと夢の国だった。
広島は美味しいものがたくさんあったし、また行きたい!
乗り始めて4ヶ月くらいは試行錯誤の連続だった。
NBとは全然違う乗り物で、思うように乗れない。
気持ちのいいリズムが作れない。
「無口サイボーグ猫」
それがNDの印象だった。
電子スロットルと電動パワステが車からの情報を遮断し、同時に僕の意思が車に伝わらない。そんな人馬非一体な時間が続いた。
でもある時、KPCをOFFにし、NBではやらなかったようなラフで明確な操作を試してみると、驚くほど生き生きとした反応が返ってきた。
「そうか、この車はNBのような侘び寂びの境地ではなく、はっきり物を言うように接することで一体感を得られる車なのか」
こうして僕はNDとわかり合うための糸口を見つけた。
NDに乗り始めて驚いたのは、運動性能でもオープンの開放感でもなく、燃費だった。
頑張れば平均燃費で24km/Lを出せるスポーツカーがあったら、名ばかりのエコカーは(運転する楽しさ含めて)存在意義を失うだろう。
プラチナクォーツメタリック。
このカラーがNDに採用されなかったら、今でもNDには乗っていないだろう。
NBが大好きで、そのエンジンの息吹に時に高揚し、時に励まされ、服を着るような感覚で一体感を得られる乗り味は、今でも最高の一台だと信じている。
そんなNBに乗っていながらNDに心惹かれたのは、プラチナクォーツメタリックの持つ、控えめな中にも隠しきれないエレガントな雰囲気に圧倒されたからだ。
ロードスターで最も気持ちいい時間帯は夕方だと思っている。
その(自分的)ゴールデンタイムに、一日の中で最も美しい姿を見せるのがプラチナクォーツメタリックの魅力であり魔力とも言える。
自分の車なのに「うおっ!カッコいい車がいるな!なんだ?」と思ったことは一度や二度ではない。

NDに乗り始めて、マツダファンフェスタおよびマツダドライビングアカデミーに参加するようになった。レースに出てハードに走る計画はないけれど、ロードスターをもっと楽しみたい、もっと一体感を得たい、そんな気持ちで応募した。
会場はマツダ好きの熱気で溢れていて、それに負けないメーカーの意気込みも伝わってきて、本当にマツダのロードスターに乗っていることが嬉しくなった。


みん友さんと繋がって、お会いするようになったのもNDに乗り始めてからだ。ロードスターが人と人を繋げてくれる。
偶然すれ違ったロードスター乗りにヤエーするのも繋がり。
ロードスターは単なる車を超えて、文化と言っても過言ではない。
SNSでいいねボタンを押すのもいいけど、リアルワールドで気持ちを伝え合うロードスター乗りの一体感が僕は好きだなあ。
「なんだよご主人!この狭いとこが気に入ってるんだが?」幻聴が聞こえてくるくらいロードスターが好きだ。
カッコいいクルマだな、しかし。凛としていて品があって、乗る人をワクワクさせてくれる。
乗ったら同じロードスター乗りが暖かく迎えてくれる。
一人で車と対話する時間も楽しい。
二人で夕方の空気を味わうのも楽しい。
大勢でロードスターに乗る喜びを共有するのも楽しい。
「ほんの少しの勇気を持てば、きっと、だれもが、幸せになる」
まさにその通り!
Posted at 2024/06/03 23:44:49 | |
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NDロードスター | 日記