
クラブマツダのメールで試乗の案内があったので、ロードスターRFを乗らせてもらった。実はRFは僕にとって非常に思い入れがある車だ。
老体のNBの今後を考えていたとき、ふとRFに試乗したことがキッカケで「ND買ってNBを延命させればいいんじゃね?」と異次元の解決法を思い付いた経緯がある。
その時に試乗したのは2021年式(ND1)のATのVSグレード。
で、今回はND2のATのVSグレード。懐かしい!
今更レビューしても何番煎じかという感じだが、NDに乗る前と乗った後でRFの評価が変わったかどうか、じっくり考えていきたい。

内装はベージュ。ND2になってディスプレイが大型化し、しかも高精細になってかなり見やすくなった!
それ以外はND1とほとんど違いがない。デビューから10年経っても古さを感じない内装はやはりND&RFの素晴らしい点だ。
走り出してみると、ATの制御が賢くなっていて驚いた。
街中の混雑した中でトロトロ走っていると、3速から薄くブレーキかけて2速に落ちた後に再加速、という場面が多々ある(3→2だけでなく4→2なども)。
そのブレーキからアクセルに踏み替える一瞬に以前(ND1)のATの場合は「ガクッ」と体がゆすられる衝撃があった。
しかし、今回乗ったND2のATでは衝撃がゼロとは言わないが、記憶の中のRFよりずっと穏やかだった。これは乗りやすくなった!
一方、NDに乗る前には気にならなかったが、3年乗って体がNDを覚えた今ではとても気になってしまった点もあった。「重さ」だ。
RFはNDにくらべ10%近く車重が重く、その理由がフロントのエンジンと、ピラーから上のルーフの重量増なので、運転フィーリングが全然違って思えた。
交差点を曲がるときのステアリングの切り始めでフロントの重さを感じるし、レーンチェンジではルーフの重さによる腰高感がある。
ただ、重さが悪かというと必ずしもそうでないことがRFに乗るとわかる。
NDにはない、重さによって地面へ押し付ける感じは路面の凹凸では有利に働く。
例えばマンホールの窪みに片輪だけ落ちるような場合、車重で押さえ込むことで乗員まで嫌な衝撃が届かない。NDだと車が跳ねるような挙動がして落ち着きがない。
最後に2Lのエンジンフィールだが、あれ?RFのエンジンってこんなにガーガーうるさかったっけ??
パワー感うんぬんより、1.5Lとの回り方の違いに驚いてしまった。エンジンが綺麗に回るのは間違いなく1.5Lの方だと思う。
ただパワーはある。トルクフルでハイパワーとは言えないまでも1.5Lと比べると余裕の登坂能力だ。ただしエンジンがとにかくやかましいのだが。

こんなかっこいいリアデザイン、よくできたな〜。日本メーカーでマツダデザインに並ぶところなんて今のところどこもないなあ、というのが個人的な感想。
海外メーカー?うーん、それでも大衆車レベルで比べるとマツダのデザインが目を惹く。あくまで個人的な感想であるが。
およそ4年ぶりにRFに乗ったが、NDと同じ顔して全く別物のスポーツカーだと思った。
マツダは一車種と見せかけて、実は二つのスポーツカーを売っていたのではないかと思うくらいNDとRFは方向性の違うスポーツカーだと思う(重要なのは、両者ともスポーツカーであること)。
ということで、ND乗りがRFに乗ってみた感想でした!
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僕はやっぱ自分の車が一番好きだな〜
Posted at 2025/10/16 00:50:11 | |
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