
NDロードスターに早くも不具合が出てきました。
自動ブレーキや車線逸脱警報がONになりません。
ディーラーで診てもらっている間、CX-60のカタログがないかと尋ねてみると、ナント実車があると。
お世話になっている営業さんが「乗って、良さを体感して!」とのことで、ありがたいことに急遽乗らせていただくことができました。
いや〜、カッコいい。そして内外装、動力性能含めていい車でした。

試乗車はXD-HYBRID Exclusive Sportsというディーゼルハイブリッドのグレードです。
トルクが550NmあるのにWLTC燃費で21.1km/Lも走る、頭のおかしい車です。
乗ってみると車幅の広さはそこまで苦になりませんでした。ただし、ボンネットの先端が掴みにくく、前方駐車時は気を使いそうです。
ディーゼルなのにエンジンが車内外で静かなのが印象的でした。最近のディーゼルはこういう感じなんでしょうか??
動力性能は、圧巻とはいきませんが、余裕のトルクを感じます。
ブレーキング時にノーズダイブ(リアのめくれ上がり)が少ない感触だったことがよかったです。上半身が揺さぶられないので乗り心地がいいです。
特筆すべきは回頭性能で、最初に頭が入って後ろから押す感じが伝わって来るので好印象です。4WDでこのフィーリングなので2WDだったらもっとこの感じは強いだろうと思います。
ちょうど隣にCX-5があったので一緒にパシャリ。
こうして見ると、CX-60が特別デカすぎる、ということはないように思えます。
最後に、デザインの好きなところを紹介します。
やはりFRベースとあって、フロントドアと前輪の間、いわゆるプレミアムディスタンスが長いところが素敵です。
サイドから見た時に「キャビンがこんな感じならボンネットはこのくらいで、前輪はこの辺にあって、、、えっ!?」のように脳がバグっている気がします。それが回り回ってカッコいいと錯覚させられているのか、とも感じられる、そんなデザインに思えました。
それから、矢印のように風景がS字に歪んで見えるパネルデザインがいいです。
これはパネルが内側に窪んでいるデザインだからだと思うのですが、MAZDA 3(そしてNBロードスター)もこのようなデザインで、非常に美しいと感じます。
さて、CX-60はどういった人をターゲットにしているのでしょうか。
その一点だけが自分にはよくわかりませんでした。
未就学児がいるファミリーではない気がします。やはりスライドドアの利便性には敵わないです。
かといって、子供の手が離れた夫婦二人だと今度は大きすぎて持て余しそうな気がします(それなら現行マツダにも他にたくさん選択肢があります)。
経済的に余裕があって、子供が少し大きくなってきた4人までの核家族がターゲットなのかもしれません。車で長距離の旅行をしたり、新しいことに挑戦することが好きなご家庭にはイイのかなあ、と思いました。
この車に天体望遠鏡でも積んで、息子と二人で山奥に星空を見に行ったら楽しい思い出ができそうです(あ、自分、息子いないんですけど)。
ミニバンを検討している方にこっちを勧めるのは違う気もしますが、ゆったり乗れて移動も快適、でもドライバーファーストな車としてCX-60はいい車だと思います。
Posted at 2022/09/13 00:35:52 | |
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