コロナ禍の中、本を読む

コロナ禍の中、車に乗る時間が減って、本を読む機会が増えてます。

結構、美術館に行くので、「日本画とは何だったのか 近代日本画史論」（2018/1）を斜め読み。

この本は、「日本画とは何かを厳密に規定せず」と始め、なし崩し的に書いているのだが、全体から見ると明治から戦前/戦後までの日本画の画壇の流れを説明している。この規定そのものが結論のようだ。

ストーリーとしては、海外評価の高い浮世絵やアニメといった「大衆芸術」を入れず、敗戦やバブル崩壊により、国や富裕層といったスポンサーが大きく痛手を受けた、だから終焉となっている。これが「日本画とは何だったのか」に対応するのか、結構ストレートです。その後は現代への橋渡し。

私的には、画壇、スポンサーというキーワードが新鮮でした。
ストーリーと別に近代日本画史の情報は詳しそうなので、資料として保存しておきます。