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豚子・551のブログ一覧

2024年06月21日 イイね!

Reservoir Cats 3

Reservoir Cats 3



















オバちゃんから
受け継いだ焼肉屋は
ランチタイムでも


工員の人
夜の風俗関係者
昔からの常連さん
が食べに来てくれるので



豊子とキムコは
商売繁盛ではないが
ヤワラのパート代も
払える余裕もあり



今年小学生になった息子と
三人で暮らす分には
住宅ローンもなく
恵まれた生活が出来ていた



昔と違って
今のランチは丼飯ではなく
ワンプレートで出せるし
なにより食洗機があるのが
一番ありがたかった



商店街の中華屋さんの話だと
昔は食洗機が無かったから

中華の洗い物は
指先に付いた油の匂いが
取れなくて


常に指先が臭く
3日もすると皿洗いのバイトが
辞めてしまっていたらしい






豊子は

中学1〜高校まではこの焼肉屋


大学時代は豚猫モータース

大学卒業後は自動車メーカー


部署の移動を期に
自動車メーカーを退職し
里帰りして



再び豚猫モータース


キムコと結婚して
オバちゃんの焼肉屋を受け継ぎ



今に至っていた


14時半のランチタイム
が終了して 暖簾を一旦終い



ヤワラが作ってきた
ナンで遅い昼ご飯を
キムコと三人で食べる






「豚子ちゃん降りてこないね」



キムコがカレーに
ナンを付けながら言った




「案外、上手いかもよ、高校時代、マリオカートとかやったよねー」




「やったねー!あの子負けると泣きそうになるし」



「私のバーチャファイターのジョイスティック 逆走ギレして壊したのよ」




「酷いな」

「あの子、直ぐ物にあたるからね」



ヤワラがカレーをスープのように
飲み干しながら言い

豊子とキムコが答えた




「でも、グランツとアセコラじゃ全然違うし、ウチのはGAYA factoryのMOD入ってるしね」


・・・(*´艸`)




「ウチの旦那も豊子に教わったハンコンに変えて、言われた通りのセッティングに変えたら、もうドリ車いらないって!」




「そこは、工業大卒の元メーカー女子ですから、自信ありますよ」



「ランキングも上がったって凄い感謝してるわよ」



「高くて、今はドリ車なんか買えないしな」



「昔はドリ車なんて、二束三文だったのにね」




「ヤワラの旦那は、何でピアッツァなんだよ?」



旦那の神取とは
ヤワラと結婚してから
知り合ったキムコが訊ねた





「結婚する前は ゲームと同じピアッツァよ」





「そうなの!」




「いすゞだろ、驚くほどか?」



驚く豊子に
キムコが聞き返す




「ピアッツァのターボってね、ノーマルで簡単にパワードリフトできちゃうのよ」




「そうそう、交差点でもドリドリ〜って、ハンドリングなんたらって言ってた」



ヤワラが
思い出したように補足





「そういや、ハンドリングバイロータスってのあったな!街の遊撃手だろ」



「それはジェミニでしょ」



「そうだっけ?」



ヤワラに指摘され
キムコは首を傾げる



「いすゞって 今はトラックだけど名車ばかりよ」



「例えば?なに?」


ヤワラとキムコが口を揃える





ベレットGT R

117クーペ

ジェミニ

ピアッツァ






「ベレGと117クーペかっ!伊香保の博物館で見たなっ」



















「旦那が行きたいって、前から言ってるやつだ」


ヤワラが答えた






「あそこって車も凄いけど、昭和のプロレスグッズも凄いのよっ!」






















「次の連休に行くわ!」





豊子の説明に
キムコが思い出し納得し

ヤワラが昭和のプロレスに喰らいついた







「ピアッツァの方が86よりパワーあるし、簡単にドリフト出来たって言ってたよ」




ヤワラが
さも乗ってたように語る
















「ジェミニは何がいいの?」



柔が豊子に訊ねた





ジェミニの意味は双子座
ベレットの双子って意味ね
GM系列だったから
世界中でOEMされたのよ


シボレー・シェベット
ポンティアック・1000


オーストラリアでは
そのままジェミニで販売


ZZシリーズが DOHC


85年にFFに変わるけど
初代は ベレGの直系で

硬派な FRよ!













「豊子ってホント乗り物バカね」



「フォグがラリーみたいで格好いいな」




「そろそろ泣き入れて、豚子が降りてくるわよ」




豊子が三人分のコーヒーを
入れようと立ち上がると







「豊子おぉー!」


豊子の予想通り

豚子が泣きながら降りてきた


━(;´༎ຶД༎ຶ`)━(;´༎ຶД༎ຶ`)━




「ほらきた」

・・・(*´艸`)




「豊子おおぉ」


━(;´༎ຶД༎ຶ`)━(;´༎ຶД༎ຶ`)━



「なに?やり方は分かったんでしょ」



泣きながら降りてきた
豚子に豊子は言った




「やり方は分かったんやけど、難しすぎんねん」



ヤワラの横に
ドンケツして無理に座る豚子




「自分のアバター作った?」



「551で作った」



「車は?」

キムコが訊ねる



「面倒やから、GTS R」



「俺んじゃんかよ!」



「S2000じゃないんだ?」



「なんか豊子のはむずそうやったし」



「キムコのGTS Rでも無理っしよ」


ヤワラが偉そうに言った



「ヤワラも出来んの?」


「旦那とやってるし」



「なんなん!」


豚子はテーブルの
ナンをかじって叫ぶ



「Gayaのストリート仕様から始めなって」



「そんなんあった?」


「あるって、最初は自分で作らずにストリート仕様のツアラーVがいいよ」



「俺の埠頭仕様ってのがあるよ」



「自分の車はドリフト出来てからだよ」


ヤワラとキムコが
続けざまに教える



「せやな、他には?」



「練習場で定常円と8の字」



「りょ!」



「練習場にもコースあるから、そこで先ずはケツが流れる感じを体で覚える」




「うぃっす!」



「神峠シリーズとかオンライン、バトルは豚子にはまだ速いから」


続けざまに豊子がアドバイス



「ガビーん」




「初心者マークつけとく?」

(;゚;ж;゚;)〜ブッ



ヤワラが笑いなが提案


バコーン ♪


「ゲッホ」




豚子が無言で
ヤワラに渾身のラリアット




「よっしゃ、再チャレンジや」



「カレーとナンがあるから食べてからにしなよ」


立ち上がった豚子を
引き止めるように豊子が言った



「せやな、朝からなんも食べとらんかったわ」



テーブルに置かれた
ナンを見て豚子が座りなおす



「コッチがチーズだから」


首を摩りながら
ヤワラが指差す



「ワザワザ作ったんか?」


「朝言ったじゃん」


「だから、ナンでなんなん?」



「カレーとナンなら日持ちするし、昼のメニューに入れようと思うの」



「どう?私のアイデァだけど」


ヤワラがナンをちぎり
無理矢理、豚子の口に
ナンを押し込む




「モグモグ、エエんやない」



「美味しいでしょ」


さらに、ちぎって
豚子の口に押し込むヤワラ





「ままだ、口にモグモグ」



「ドンドン食べて」


また豚子の口に
ナンを詰め込むヤワラ



「うっ、苦っし、やめ」



更に、豚子の口に
ナンを詰め込むヤワラ





「ラリアット根にもってんな」


「ダチョウ倶楽部かよ」




キムコが呟き
豊子が返す






「や・やめんかい!」




豚子がナンを
口から吐き出しながら怒鳴った





「汚っなーい!」




ヤワラが自分に降りかかった
ナンを摘みながら
豚子の口に戻そうとすると





「食べ物で遊ぶのやめなさいよっ!」



豊子が一括して
ヤワラは手を止め



豚子はカレーとナンを抱えて
二階に駆け上がった








続きま~す 🐷




Posted at 2024/06/21 21:08:42 | トラックバック(0) | スローなブギは、止めてくれ | 日記
2024年06月18日 イイね!

Reservoir Cats 2

Reservoir Cats 2





















豚子は二階への
階段を駆け上がり


シュミレーターの
バケットシートに座り


PlayStation5と
ゲーミングPCの電源を入れた





アセコラのソフトは
どうやら入れっぱなしのようで
ブーンと音がして
画面にドリ車が現れ


ブォーン!ブォーン!


六畳のオバちゃんの部屋に
排気音が木霊した




「おおぉぉー!」




キキキー!


オープンニング画面で
D1のようなドリ車が走り抜ける




「このゲームなんなんっ!」












豊子  S2000

キムコ GTS-R




















「先ずはアバターや」


ゲーム大好きな豚子は
慣れたもんで

先ずは自分のアバターを
慣れた感じで作成しだした




豚子551

アバターを手際よく完成させると







豚子551さん

オンライングループ

Reservoir Cats

に参加しますか?




「レザボア キャッツ?」


「なんやこのグループは、まっ豊子も入っとるみたいだし入っとくかや」




YES




豚子551が

Reservoir Cats

に参加しました







Reservoir Cats







豚子551

豊子 S2000

キムコ GTS R

神取  PIAZZA 


「神取がヤワラの旦那やな」














カネゴン カプチーノ
ミクラス カプチーノ
クッパ  シルビア S13








JZX-GTE 2.5L 100系


ナムル トヨペット
アンソン トヨタオートTRD
ゼットン トヨタオート
















「なんや、黒猫の朝高軍団も皆んな入っとるやん」





裕也 FD3S RX7


「溝の口のクソガキ、まだ生きとったんか」




どうやら学年順に
登録されるらしく
分かりやすかった











大分パンチ 4th Z32

京子 NSX

ラッシャー スープラ A80



「おっ!京子さんもやってんのやな」

・・・(*´艸`)













豚美 S30 Z


鮫島 ハコスカ KGC10 改 

「極道もゲームすんのかい」


(;゚;ж;゚;)〜ブッ



松方 カマロ Z28


「松方って 浜連の死天狂やないかっ!」





















巨魔 ケンメリ KGC110 改
赤毛 ハコスカ KGC10 改 


おっ、デブ巨摩総長もや

KGCゆうのが
ハコスカもケンメリも
2ドアって意味なんやな












豚子は、CGの車を観ながら一人で納得








中島 FC3S RX7

スーさん 35GT-R

涼子911  カレラ73


「涼子911 って誰やねん?川猫に そんなんおったっけ?」


TAKUMI AE86


「TAKUMI?86?コイツも知らんな〜」








豚音 シルエイティー 


「豚音やと!」


豚子は中3の姪っ子の
アバターに驚きの声をあげた




















平日の午前中だったので
誰もオンラインはしていなかった


ブォーン!ブォーン!


シュミレーターの
アクセルを吹かすと
実車と同じ音に興奮し





「ほな、ドリフト始めまっせー」




豚子は初めて
シュミレーターでも
実車でも経験した事がない


アニメでしか観たことがない
ドリフトの世界に
アクセルを踏み入れた









続きま~す 🐷





Posted at 2024/06/18 20:04:46 | トラックバック(0) | スローなブギは、止めてくれ | 日記
2024年06月16日 イイね!

Reservoir Cats 1

Reservoir Cats 1





















ぼっーとしながら
煙草を吸い終え
おばちゃんの部屋を見回すと


東側の角
隣の新しく出来た
パン屋に面した角に



バッケットシートな椅子があり
その前に パソコンデスク
そのパソコンデスクの上には
ゲーミングPCが鎮座してあった




「なんやあのパソコン?」

「ん?ゲーミングPCか?」





豚子はおばちゃんが
生前に使っていた
焼物の灰皿に
メンソールを揉み消すと



目の前にはハンコン?

そして豚子が
欲しくて欲しくて
たまらなかった




PlayStation 5



「なんやこれ?」


寝ぼけながら

PlayStation 5
を触診し


アクセル
ブレーキ
クラッチ
Hシフト
サイドブレーキ


全てそろってあり















間違いない
シュミレーターだ!


どおりで
キムコの馬鹿が
車に詳しいと思ったら



こーいう事だったのか


豚子の 脳味噌は一気に目覚め






「豊子おぉぉー!」





















叫びながら
狭い急な 木造階段を駆け降りた



店に降りると
豊子はコーヒーを飲みながら
パソコンの画面を眺めていた





「豊子おぉぉー!」



「なによ、煩いわね」



「なんなんっ!PlayStation5とあのシュミレーターは!」



「あーあれね、今流行ってるの」



「グランツなんか?」



「違うよ」



「なんなんっ?」


「Assetto Corsa」



「なんなっん!」



「通称〜アセコラ」






















「それはなんなんっ!」



「グランツよりね、ドリフトに特化してるの」



「まじかやー!」



「豚猫モータース、豚子の実家にもあるわよ」



「なんなんっ?」



「皆んなでね、ネット対戦してるの」



「マジかや!」



「あと神 奈川エリアでね」



「それはなんなんっ?」



「アンタさっきから、日本語おかしいわよ」


豊子はコーヒーを啜りながら言うと





「おはよー!」


スヌーピーの
買い物バックを持った
肥えたオバハンが店に入ってきた



「おはよー」


豊子が肥えた
オバハンに挨拶を返す




「アンタなんなんっ!」



「なに、豚子じゃない久しぶり〜」


肥えたオバハンは
スヌーピーの買い物バックを
テーブルに置いて

豚子に近寄ってくる



「だからなんなんっ!」



「やだ、分からないの?」



「ヤワラやろ?」



「そう、ちょっと太ったけど」



豚子に
ヤワラと呼ばれた
オバハンは腹の肉を摘みながら
ゲラゲラ笑う





「なんなんよ、その肉は!」



ヤワラと呼ばれた
太ったオバハンは
豊子と豚子の同級生で


高校時代は柔道部のエース




結婚して
苗字は藤原から
神取に変わり



今は、神取柔




名前はヤワラだけど
漫画の主人公とは違い

豚子に負けずに
背が高く 尚且つゴツかったので

高校時代の渾名は

藤原組長


合気道を習ってた豚子と
プロレス好きな豊子とは

当たり前のように気が合い




豚子は 昼休みや
体育の時間になると

ヤワラに柔道では
反則技の合気道の関節技をかけ


逆にヤワラは豚子に
絞め技を返し


豚子は
良く泡を吹いて
絞め落とされていた



豊子もヤワラ直伝の
三角締めを得意にし

今でもキムコで
夜に憂さ晴らし



(;゚;ж;゚;)〜ブッ



体育の授業だと
バスケの時間なのに


二人はムキになって
先生が止めるほど
激しい戦いを繰り広げていた





「ヤワラ主婦には 夕方まで パートに来てもらってるの」



豚子はヤワラに
喧嘩ヨツと呼ばれる逆手で組み
ヤワラも豚子の襟を掴み返した



高校時代のように
じゃれあう二人に豊子が説明すると






「今から三人でプレステしようや!」




言いながら、隙をついて
豚子はヤワラをグイと引き寄せ
素早く足払い


それをヤワラがすかして
逆にツバメ返し


ヤワラの鮮やかな
一本が決まった




「痛っつう〜」

豚子が尻餅をついた





「なに言ってんのよ、もう店開けるし、ウチだって昼はランチタイムで忙しいのよ」




「そうよ、豚子も手伝いなさいよ」



ヤワラが
ツバメ返しで倒れた豚子に
追い討ちをかける




「アンタ、肥えて昔より強くなったんちゃうの?」


━(;´༎ຶД༎ຶ`)━(;´༎ຶД༎ຶ`)━




「豚子は仕事はしてないの?」



「456は働いたらあかんから、仕事入れてないんや」



「何言ってんの?」



「働くと社会保険料があがるやろ」



「あーなるほどね、イイわねー極楽とんぼの豚子さんは」




「せやから、三人でゲームしようやー」


豚子は立ち上がり
後ろから椅子に座ってる
豊子を抱きしめて駄々をこねる




「駄目って言ってるでしょ!そんなにゲームしたければ、本棚に説明書とガイドブックあるから、自分で読んでやりなさいよ」




「ええの?」



「一人でやる分には、好きなだけどうぞ」



「よっしゃ〜おおきに!」




チュッ 



「汚ったね~」


豊子は 豚子の涎が付いた頬を
ティッシュで拭きとると




「ほら、ナン作って持ってきたから朝ご飯に食べな!」



ヤワラは
スヌーピーの買い物バックから
カレーの時に食べる
大きなナンをとり出した




「ナンでナンが出てくんのや?」




「何それ駄洒落?」


「ダッサー」



「二人して、なんなんっ!」


ヤワラを突き飛ばし
階段を駆け上がって行こうとする
豚子の背中に向かって





「ちょっと!顔ぐらい洗いなさいよ!」





豊子が叫んだ







続きま~す🐷





Posted at 2024/06/16 21:50:43 | トラックバック(0) | スローなブギは、止めてくれ | 日記
2024年06月15日 イイね!

Reservoir Cats 前書き

Reservoir Cats 前書き

































横浜ベイブリッジが開通され


スカイライン32GTR
が発売されて30年


そう・・・コレは



狂い咲きムーンロード

Out Of Control 

の続続 編




「狂い咲きムーンロード」

の首都高バトルから



20年後。。。












姉の豚美と中島は
タクシーで豚猫モータースに帰り





万葉倶楽部には
運転代行を呼んで
キムコと豊子と豚子は
在日部落の商店街に戻った




豊子とキムコが経営している焼肉屋は
中学から豊子がバイトしていた店で
高校時代は三人で一緒にバイトしていた



ドラマみたいに
洒落た喫茶店や
ビリヤード場じゃないけれど



いつもここにくると
誰かの単車が停めてあり
誰かが居てくれた




集会前のルート決めや
横浜や湘南とマチガイがあると
決まり事のように
この店に皆集まっていた



あの頃と変わらない店に入り



あの頃とは違う
ウォーターサーバーからお冷を貰い


豚子は
昔姉が座っていた
特等席に座り煙草を吸い出す


豊子の母親は
小学校の時に
豊子と弟を残し蒸発したので

焼肉屋のオバちゃんは
豊子の母親みたいなもんだった


キムコと結婚して
三人で店を賄い生活していたのだが


豊子に子供が産まれると
待っていたかのように
あっけなく死んでしまった






「ん、多分待っていたんだろ」







豚子のお爺いは寿命

オトンは一人目
オカンは二人目


姉の豚美の子供の顔を見ると
順番に待っていたかのように


死んでいった




多分、オトンはオカンを待っていたのだろ


そして、オカンは逢いにいったのだろ




パクちゃん

麻衣子さん

その他に

事故死が二人

植物人間が一人

自殺が三人




私の歳で
これは多いのか
少ないのか分からないが?




悲しみや泣くことに
慣れてしまった感じは



自分でもある



どんなに悲しんでも
どんなに瞼を腫らし
泣き叫んでも


死んで逝った者達は
帰ってこないし


お通夜と葬式が終わると



明日には

それぞれの
家庭や仕事があり
日常生活に戻らないと
生きていけない




色即是空 空即是色

人の命ってのは
もしかしたら
因果応報なのかもしれない




ズタボロになった
破れたハートを売り物に


してでも


残された者達は
生きてゆかないと
いけないのかな





と、最近思う






もし、私に子供が産まれていたら


誰が死んだのだろ?



私はいつ


誰の変わりに


この世から消えるのだろうか

そんな事を考えていたら


ウトウトしてきた








「オジーの部屋に布団しいとたから、そっちで寝ろや!」



オカンに怒鳴れる




「豚子ちゃんは本当に面白いねー」



焼肉屋のオバちゃんが
笑いながら定食を運んで来た







「豚子、豚子!起きなって」


「ん、誰や豊子?」



「なに、店のお酒飲んでんのよっ!オバちゃんの部屋に布団しいたから、そっちで寝なって!」







豊子は
ジンロが入ったコップを取り上げて
豚子を無理矢理おこす






「あーおおきに」




「おもっ、ほら自分で歩いて」




豊子に連れられて
二階の奥 六畳の部屋に入ると
布団の上にぶっ倒れた











「あの車、オマエにやるよ」



「へっ?なんで?」



「そのかわり、近いんだから盆暮は必ず帰って来いよ」



「ええよ、維持費とかさむし、保険も入らんとあかんし」



「俺が生きてる間は払ってやるから乗ってろ」



「ホンマに!」












「オドレも不良やってんやったら 誠意と根性両方みせんかい!」






いつかのラーメン屋で
オカンがアンソンに唸り飛ばし



姉とアンソン3人で
一目散に逃げたあの日




デニム色のカーテンから
日の光が溢れ



目覚めると
焼肉屋のオバちゃんの
仏壇が目の前にあり





豊子んちだとやっと気付いた





ギターに夢中になってた頃は


朝起きると

何かしらの
歌や曲を口ずさんで、いたが



くだらない
ブログを書き出してからは


マトリックスのように
活字が降っていて




しかも、それが

カレーライスとライスカレー

メロンソーダとクリームソーダ


蚊取り線香はどっち巻き?


ベープマットの匂いは何味?




地球の海が酒だったら
日本海は日本酒で
太平洋は なんなんっ?





オッパイは
メンロンパンの大きさが理想



美人は三日で飽きて
ブスは三日で慣れる


三日で慣れて
4日目に棄てられる

馬肥オネーさんは上手い事、言うもんだ





そんな本当に
くだらない事なんだけど






論文のよう活字がびっしりになって
目覚める現象が多々あった






その度に




これがギター弾いてた頃だったら

ポールマッカートニーに慣れたのに
と悔しがってたが




最近は
それもなくなり
歌も口ずさまなくなっていた




でも今朝は
豊子の家で
オバちゃんの仏壇に飾られた遺影を見ながら




歌を口ずさんでいた









そう、今の気分は


「スローなブギはやめてくれ」



9作目の


「Reservoir Cats 」



あの男が
あの街に
帰って来た話だす


















































頭文字D
ドリフト好きな人



必見のつもり 笑笑



コメントはいつもの様に
初回と最後だけね


すいません 🐷













Posted at 2024/06/15 13:23:00 | トラックバック(0) | スローなブギは、止めてくれ | 日記
2024年06月09日 イイね!

Out Of Contorl 14

Out Of Contorl 14



















「ロッシはどうなんですか?」




豊子ちゃん、ロッシこそ
感動性能の天才だよ




「なんでや?」



2ストのGPから
4ストに変わった
モトGPを跨いでるだろ


豚美が補足した





「そうだった!」




「で、悲運の日本人が一人」




「あっ!分かったノリック」



「そう ノリックは 4ストのエンブレに適応出来なかった」




「速かったのにね〜」



「鈴鹿の日本GPは 泣いたよなー」



「今でも 街中でドラスタ見ると泣いちゃうわ」





















「逆ねこぴーみたいなモンやな」




「ノリックと支店長を 一緒にすんじゃねーよっ!」



















「キレたな」



「キレるわよっ!」





まぁ、ドリフトってのは

車をコントロールして 楽しむ遊びで

速く走る為の テクニックじゃないって事だ




「危険回避の為に 覚えといて 損はないけどね」



「D1も半日観てるとサーカスみたいで飽きるしな」




「やっぱりサーキットは コンマ1秒のエクスタシーよ」




「せやから スーパーGTとかF1はドリフトせーへんのか」





豚子のテンションが
一気に下がる




「いや、F1で過去にドリフトで抜いた選手がいるよ」




「そうなん!」





「丁度、社長とそんな話しながら 夜中に観てたんだけど 鳥肌立ったよ!」





「誰や!」



「セナか?」



「マンセルじゃないの?」



「いや、ニキラウダとか?」



「シューマッハやろ」



1986 ハンガリーGP Nピケ vs Aセナ

だよ、今なら動画とかあるかも



中島がスマホを出すと
キムコも検索しだした




「あった!あった!」



「見せろや!」




4人はスマホに釘付けになる





「おおぉぉ〜」



「凄ぇーな!」



「これはヤバイな」



「やっぱり F1ドライバーって凄いんやね」








バイクでハングオフ

車でドリフト

やっぱり 出来ないより
出来た方が 格好イイし

いつの時代でも 憧れるよね





「それっよウチが言いたいのは!」




中島の言葉に
豚子が 立ち上がって叫ぶと

店内の客が 一斉に注目した




「そういや、豊子んちは子供いいのか?」


四杯目を飲み干した
豚美が訊ねた




「キムコのお義母さんに頼んであるから大丈夫す」



「よっし、生5つ追加や」



豚子が立ち上がったまま
店員を呼びつけ注文すると




「今さー思ったんだけど」



「なんや、まだ文句あるんかい!」




「いやそうじゃなくて」




「何なんだよ?」



ゲームの事をうっかり喋った
キムコに豚美も怖い顔で言う





「車で来たのに、さっきから皆んなで ガブガブ飲んでるけど、誰が帰りに運転すんの?」





(; ̄O ̄)(; ̄O ̄)



じぇじぇー!


























とりあえず

第一章は終わりです

ありがとう〜ございました


次回から 豚子さんが
ブログ小説書いてくれま~す




「アンタらのせいで 書く気のーなったわ 。。。」




「じゃあさ 苦手な 右コーナー 教えてあげようか」





























Posted at 2024/06/09 05:57:21 | トラックバック(0) | スローなブギは、止めてくれ | 日記

プロフィール

「@ねこぴ 支店長、
私はモービル1の
4-50と
フューエル1をブチ込んどきゃイイと教わったので😭」
何シテル?   06/13 22:17
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