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豚子・551のブログ一覧

2024年06月30日 イイね!

Reservoir Cats 9 分かってくれよ!

Reservoir Cats 9 分かってくれよ!





















一つ下の好豚は

大声で笑いながら
友達というか
取り巻きを連れて騒ぎながら


中奥廊下を歩いてると
姉の豚音がいつものように
iPhoneのヘッドフォンを
しながら端っこを
歩いてるのに


気付いた




どうせ聞こえないと
シカトしたら目が合ったので


咄嗟に軽く手をあげる


姉の豚音も
ちょっとだけ
好豚より小さくだが
手をあげて返すと




言葉も交わさずに
反対の校舎に歩いていった




「今の好豚ちゃんの、オネーさんでしょ?」



取り巻きの一人が
好豚に訊ねる




「一応ね」


好豚が
興味なさそうに
答えたので

それ以上は
誰も姉のことは
聞いてこなかった



豚音は妹の好豚と違い
友達が居ない
というより
誰とも仲良くしなかった


小学校の頃は
普通に遊んでた友達も
3年にもなると

完全に派閥というか
グループが出来上がっていて


いつの間にかボッチな
陰キャになっていた


学校も勉強も
大嫌いだったが


登校しないなら
ちゃんと働いて
家に金を入れろと



母親に鬼のような顔で
脅されたので仕方なく通っていた



iPhoneが欲しかったのも
学校生活での
煩い音を遮断したかったらだ


豊子ちゃんちで 
バイトしだし

お年玉と合わせて



3年になる前に
念願がかない

授業中以外は
スマホからヘッドフォンをし
音楽を聞いて


校内での全ての音を
遮断していた



ピコ〜ン ♪


あいみょん
の曲が一瞬途切れたので


LINEを見ると

豚子ちゃんからだった



3速〜2速に
シフトダウンしてやってるでー













変なスタンプと
一緒に送られてきた


難しいでしょ?

既読



せやから
今日も来てや
豚音のドリフト見たいねん




今日は駄目 🙅‍♂️



なんでや?


合気道の稽古だから


ガビーン

━(;´༎ຶД༎ຶ`)━(;´༎ຶД༎ຶ`)━



合気道は楽しい?



学校より楽しいよ 笑


ホンマに?



明後日、木曜は行くから上手くなってて


りょ



定常円はやらなくて良きだから



ホンマに?


コースでやってれば
いつの間にか
ドリフトなんか出来ちゃうって

笑笑



オッケー やる気スイッチオン!



頑張って!

既読 








LINE友達は
豚子ちゃんの他には

両親と豊子ちゃん
パートのヤワラちゃんだけで


まだ中3だったし
スマホを持ってる子は
殆どいなかったので


使い道がないアプリだったが

豚子ちゃんが帰って来てから



LINEのピコン♪
がなると嬉しく思えた



キ〜ンコーン ♪

カ〜ンコーン ♪



昼休みが終わる
チャイムが校舎に鳴り響いた












3速〜2速に減速しての
アクセルターンに夢中になり


豚音に質問された時に
答えられるように

畳に寝転び考えだした




タイヤが空転してケツが流れる

タイミングは大体わかった 

ハンドルも一気に切れるようになった


後はアクセルや

得意な左でも
駄目な時はアクセルや


抜く時の
タイミングは分かった



もう一つ何か足りんのや

フルロックさせる?

ワザとオバーステア
なんかな?



オバーステア
フルカウンター

溝落とし
ブラインドアタック

アニメで知った用語を並べ




呟く





これを一回転せずに
斜めに流せたら
ドリフトになるんやけどなー


その前に、全てを丁寧に

一番大事なのは?

んーなんやろ?

やっぱりアクセル?



踏むタイミングが

よー分からへん

寝転び天井を眺めていたら


ググー


腹の虫がなり
腕時計を見ると既に
昼の2時を回っていた


ブォーンブォーン

図太いターボ車の
排気音が聞こえきたので




「誰か来たんか?」

呟き起き上がり窓から顔をだすと

S2000を停めてある
コインパーキングに

薄汚れた
白のチェイサーが
バックで停められた



ブォーン!




チェイサーが駐車して
ドアが開き降りてたのは




ユンソナだった



「おーい!」



ユンソナを視界に捉えた
瞬間に豚子は手を
振り叫んでいた



ユンソナは
豚子の声に気づいたが


キョロキョロ


と周囲を見回す



「上や上!二階やって」


豚子が叫ぶと



「豚子ちゃーん!」



ユンソナは気づき
大きな声で返事した



「今降りるわ~」


豚子は急いで
階段をかけ降りた
























昼の休憩の為に
ヤワラが暖簾を終いに

出た時に




「ういーす」



と言いながら
ユンソナが入って来た




「豚子ちゃんでしょ」



ヤワラが
ユンソナに声をかけると





「メシやメシ〜ランチしようや」



豚子が騒ぎながら
降りてきたので
ヤワラとユンソナは

目を合わせ笑った



「今日もカレーだよ!」


「もう、ヤメテやー」


ヤワラが冗談をいい
豚子が嫌そうに答えると





キムコと豊子が
牛筋丼を運んできた



「あっ、ユンも食べる?」


豊子が
一つ足りないので声をかける





「大丈夫、昼は食べてるから」



皆んなで席に着いた





「子供はいくつになったん?」


豚子がユンに聞く?


「もう、高校生」


「ホンマに?」


「いいよね、楽で」


「小1って一番大変でしょ」


ヤワラが豊子に聞く



「そうなの、学校の用意から 寝るまで 全部みてやんないと 駄目だから」



「私なんか昼間、暇でヒマで、豚子ちゃん仕事は?」


「来月からや」



牛筋丼を頬張りながら
自慢気に答える豚子



「もっと ヒマで気楽な人も いるけどね」



ヤワラが豚子に言う


「ウチのことはええねん、それより、あのチェイサーはアンソンのやろ?」





「そう、安い時に買ったんだけど、4枚ドアでチャイルドシートも付けれるし、普通のトヨタ車かと思ったら、騙されたわ!」




「羨ましいけどなー」


「格好イイしね」



キムコがぼやき
ヤワラが誉める



「何言ってんのよ、乗りごこちは最悪だし、うるさいし、燃費は悪いし最悪よ!」




「アレでアンソンは ドリフトしとんの?」



「最近は行ってないけど、ちょと前までは、ゼットンと毎晩のように行ってたわよ」




「ええなー上手いんか?」



「さあー、一回隣に乗ったけど死ぬかと思った、二度とドリフトすんなって言ってから家族の時はしないし、したら売っぱらうって言ってるから」






(; ̄O ̄)(; ̄O ̄)



「怖いわー」



「売ったら、今は高いんでしょ?」


ユンソナは豊子に訪ねた



「店頭での売値は高いけど、買い値だと、三分のイチに叩かれるわよ」



「そんなモンなの?」



「中古車屋なんて、そんなモンよ」



「じゃあ豚子ちゃんのS2000は?」



「100万いけば良きじゃない」



「マジで!」

「じぇじぇじぇ」


「売っても 何も 買われへんやない」


















「二人共、絶対に持ってた方がイイって!」



「ウチなんてドリ車さえないんだから贅沢な悩みだって」



キムコとヤワラが
羨ましいそうに言う




「そんなモンか〜」





「結局、車でもバイクでも 売らずに 長く持ってた人が 勝ち組なのよ」



「今の車は、要らない装備が多すぎるよね」



「そうそう、軽自動車とアルファードの装備が変わらないんだから」



「そうなん?」



「凄いのよ、今の軽自動車って広いし」


ヤワラが
豚子とユンソナに説明する





「TRDのエアロだから目立つだろ?」





キムコが話題を変えて
ユンソナに聞いた





「そうなの!一人で買い物に行くと声かけられる」



「あるあるだねー」


「爆音だしね」


「GRより、やっぱり TRDよねー」


豊子が言った



「ナムルは何乗ってんのや?」



「ナムルはアルテッツァだよ」


キムコが豚子に答えた




「三人で白い三連星とか、馬鹿なこと言ってるよ」



ユンソナが呆れた顔





「ジオン軍かよ!」


「ジェットストリームアッタクやな」



キムコと豚子が突っ込む





「キムコはドリ車欲しがらないから 偉いよね」



ヤワラが
豊子に言うと

三人はキムコの顔を
マジマジ見た




「カネゴンとミクラスも単車だし、俺はヨンフォアでいいって」




「ふーん」


「怪しいねんなー」


「欲しい車あんの?」


豊子がキムコにズバリ質問





「。。。。」






「何よ、買うとは 言ってないから 答えなさいよ」



「そうや、豊子は希望というか アンタの趣味を聞いてるだけや」



「ゲームと同じ GTS Rじゃないの?」



「アレは駄目、31のハイキャスってのは使い物にならない」


豊子がブッた切る



「アレじゃないって」



「じゃあ何よ?」


「はよ、言わんかい」


「言うだけだぞ」



「分かってるわよ、買うとは言ってないでしょ」



「怒るなよ」



「何で怒るのよ?」


「絶対に怒るなよ」





「さっさと言えよ!」



ユンソナが
昔のような口調で
キツく言い放つ



「じゃあ教えるけど」



「ハッキリと 嫁の前で言ったらんかい!」


豚子も追い討ち

















「トヨタ2000GT」











。。。。。

。。。。。

。。。。。






「テメ~は、舐めてんのかよー!」















豊子の罵声が 店内に響いた


























続きま~す 🐷






Posted at 2024/06/30 10:49:56 | コメント(0) | トラックバック(0) | Reservoir Cats | 日記
2024年06月29日 イイね!

Reservoir Cats 8

Reservoir Cats 8




















今年になって
平日は禁酒してたので

万葉倶楽部では
久しぶりに姉夫婦と
豊子夫婦と呑んで

酔っぱらいダウンしたが


京子さんが来た昨夜は
シラフで寝床に入った





翌朝、

目が覚めたけど
直ぐには起きずに
オバちゃんの部屋にある
豊子の本棚を眺める



空手バカ一代
四角いジャングル
プロレス スーパースター列伝

あしたのジョー
はじめの一歩
バリバリ伝説
頭文字D

稲中卓球部
湘南爆走族

が、奇麗に並べてある



もっとあっても
いいようだが



豚猫モータースに行けば

古本屋以上に
漫画や雑誌が
壁のようになってるので
必要最低限
なんだろと豚子は思った




店には
ファッション雑誌が
ブン投げてあるが




本棚には

流行りのエッセイ
芸能人の写真集
話題の小説など

一冊もない

漫画はキムコのだとして
コレが女の本棚か?


豚子は感じた



豊子の本といえば

車とバイクの
構造的な本や
マニュアルが多く

普通の人が読む
書店で売ってるような
バイクや車雑誌は
殆どない


メーカーとレースの
歴史的な本

国内のバイクと
自動車のメーカーは全てある



その他には

ヨシムラ
BMW 
ポルシェ 


DVDとビデオは

ケビン シュワンツ
GP 500

新日本プロレス


CDは

松任谷由実・BOOWYが豊子

矢沢永吉は
キムコのであろう



この焼肉屋の
オバちゃんの部屋で
寝泊まりしだしてから


朝起きると
何故か昔のように
メロディーが流れてくる


辿りついたら〜いつも雨降り

バカンスはいつもレ〜イン



「私雨は嫌い〜♪ 一人でいるのが」



ん、

これは誰の歌だっけな?

豚子は鼻歌を歌いながら




起き上がり
眺めていた
本棚から

なんとなく


ポルシェを手に

パラパラめくった


何故か、街中でも
この車を見ると
目で追ってしまう

パラパラとめくり

直ぐに本棚に戻して



「よっしゃー!今日も頑張るか」


豚子は背伸びして
洗面所に向かった



豊子に入れて貰った
コーヒーを片手にタバコを吸い




PlayStationの電源を入れ
シュミレーターに座る

レインモードにして
練習場をセレクト



窓の外は
青空が覗いていたが
ゲーミングPCの画面は
雨が降り注いでいる



タイヤが空転して
グリップを失う

出来ない時は
出来る右と同じように

シュルッとシュルハン


昨日 豚音に言われ
書かされた
メモを読み返す



ブォーン!ブォーン!



「よっしゃー」



豚子は豊子仕様のS2000を
コースインさせた



ゆっくり入って

20キロまで加速
サイドは禁止なので

フェイントを入れ荷重移動させ

左手で一気に一回転させ
足りない分を
右手で押しフルロック


ブォーー


俺の埠頭仕様のツアラーVより
簡単に速く回るS2000



「おおっー」



ハンドルを持つ手を緩め
シュルッとセルフステアで立て直す


俺の埠頭仕様より
S2000の方が挙動が速いが

豚音が来てから
S2000で走ってたので
アクセルターン自体は
かなり慣れ上手くなった


自画自賛しながら

シュルハンの練習をする




得意な左コーナーで左回転を
何回かやってみる


シュルッとやるタイミング?

アクセル?


シュルッとが遅いのか?

アクセル ON?

ん????

アクセル 抜いとったっけ?

再びチャレンジ



今度は流れたというか
車体が180度
真横を向いた瞬間に

アクセルの右足と
シュルッと手を緩め

慣性で車体が綺麗に
逆を向き始めた瞬間に

ハンドルを押さえアクセルオン!


ブォーブォー


「出来た!」


「やっぱし、シュルッとアクセルのタイミングやな」


今度は逆に
早目にシュルッと手を緩める

すると、フロントが逆を向き
一気に車体が振られて

イン側にコースアウトで

エンスト 。。。。













「危っねー!」


早いとフロントが
逆に持ってかれるやん



まてよ。。。


コレが峠や首都高やったら
コンクリの壁か谷底やん



得意な方の左で
何回かやっていると


左手で一本で
6時半の位置から引くように
サクッと切り
足りない分は右で押してやると

一発でフルロックまで
捌ける自分に気付いた


躊躇せずに

つーか

慌てずに
余裕もって
サクッと切んのやな




「ハンドルは慌てずに、サクッとッ」

「アクセルと手はシュルっと」

豚子はメモして


苦手な右コーナに
コースを変えた


どうも、右コーナーだと
ハンドル捌きが左のように
一回で上手くいかない


下手な時は
スピンターンも出来ずに
外に膨らむ



もう一度チャレンジ


キキキー!


クルっと回転せずに
大きくアウトに膨らむ

S2000



「ひぃー」



「クラッチ蹴って!」



後ろから叫び声がし


反射的にクラッチを踏むと
急にS2000が回転して
フロントが大きく振られ

エンスト 。。。。





「なんなん!今の動きは」



今みたいに
アクセルターンでも
ドアンダーになると
外側に行くでしょ



「怖かったわー」

━(;´༎ຶД༎ຶ`)━(;´༎ຶД༎ຶ`)━




「豚音に教わったでしょ、タイヤが空転して?」


「ケツが流れるやろ」


「クラッチ踏めば?」


「ん?動力が切れて空転が止まるんか!」



「ハンドルは遅かったけど フルロックしてるから」



「クルっと回ったんやね」



「ピンポン〜♪」



「今のが クラッチ蹴りの原理なんだけどね」




「おおぉー!豊子さん」



豚子はシュミレーターから
降り豊子に抱きつく



「今の豚子には必要ないし、ドリフト時の動作が増えるだけだから
練習はしなくてイイよ」




「ウチが クラッチ蹴り マスターしたなんて~」




「マスターしてねえーし、エンストこいてるし!」


















「ガビーん!」


━(;´༎ຶД༎ຶ`)━(;´༎ຶД༎ຶ`)━




「リアルで失敗した時の、危険回避って事で」



「せやかて、フルロックは出来てんのに なんで真っ直ぐ突っ込んだんや?」



ハンドル捌きが遅い

ビビってアクセル抜く

もしくは アクセル抜くのが遅い

これらの要素が重なると

今みたいに
峠のヘアピンで曲がり切れず
ガードレールや谷底に突っ込むのよ




「せやかて、フルロックしとんねんで」



「タイヤってのは、縦横のグリップを考えて作ってるから、斜めには弱いのよ」



「そうなんやー」



「それを下りの峠で 意図的に出来れば、藤原拓海になれるけどね」














「無理やろー」



「一般道ではね」




「やっぱり 右はむずいねんな」



「さっ、ヤワラが来るし店開けないと」


「ういーす」


「ゲームなんだから、気になったことは全部試してみなさい」



「うい~す」


部屋を出て行く
豊子の背中に
豚子は声をかけた



豊子仕様の
LSDと車高調にも慣れ

左のアクセルターンは
余裕をもって
逆走出来るようになったので、


豚音に言われたとおり
3速~2速にシフトダウンして
やってみることにした



ブオーン ブンっ!


ヒール&トウで2速におとし

フェイントを入れ
一気にハンドルを引き
フルロックさせる


S2000は勢いよく回転し

シュルハンする間も無く
一回転し

逆を向いたと思ったら
今度はノーズを外に大きく振って

エンスト 。。。。


















「なんなんよっ!」



豚子は思わず
ゲームのS2000に
向かって叫んだ



今までは1速で
そのまま もしくわ
2速に入れ

30キロぐらいで
アクセルターンを教わり
上手くできてきたのに


その逆に
3速〜2速にヒール&トゥ

減速の動作をプラスしただけで

急に とっちらかった





「減速して入る方が難しいんだよ」




豚音のセリフを思い出し

豚音が簡単に
やってみせたドリフトを
記憶の中から引っ張りだす



豚音は落ちついて
いとも簡単に

ヒール&トゥから
サイドを引きやってみせた


たった一つの動作が
加わるだけで


こうも違うのか?


何回かトライしてみたが
同じような失敗が続いたので

一度ゲームを止めた



「豚音が簡単そうにやって見えるのは、ゆっくり丁寧にやってるからなんか?」


自問自答してみる



「丁寧にやらんといかんのかな?」



ブォーンブォー

3速まで入れたが
今度はスピードを落として進入

普段より丁寧に

ブォン!

2速に ヒール&トゥ

フェイントを入れ

落ち着いて左手で
6時半からサクッと引く


景色が変わった

車高調とLSDのおかげで

ロールせずに
地面に張り付いたように


回転するS2000


「ここや!」


豚子はハンコンの手を緩め

シュルハン

アクセルを抜いたり
踏むというかペダルにのせたり



ブォーブォー!



S2000は綺麗に
向きを変え逆走した




「おぉ、出来たで〜!」



シュミレーターから降り

煙草に火を点け勝利のいっぷく

( ´Д`)y━・~~



今のを思い出してみる


3速からブレーキ
回転を合わせ 2速に


一回目は 。。。


ヒール&トゥなんて
やり慣れてるし

フルロックと
シュルハンの事を
先に考えながら
適当にヒール&トゥしてた




今、成功した時は
ヒール&トゥから
ゆっくり丁寧に

自分ではやった


つもり 。。。ん?


ヒール&トゥのブレーキか?


2速にも普段以上に
回転を合わせ入れた


フェイントも荷重移動を
感じるように
尚且つ必要最低限に


左手で落ちいて
6時半の位置からフルロック
周り切る前に

一瞬アクセルの右足をゆるめ
シュルハン





「そうなんや」




加速状態から
減速して入る時は


ブレーキからフェイント

ハンドルを引く動作

全てがちゃんと
できとらんと

ドリフトはおろか
アクセルターンも出来ないんや




「ブレーキを含め、全てを丁寧に」



自分でも
一番大切な事に
気付いた気がして


豚子はルーズリーフに
メモ書きした



(-。-)y-゜゜゜



煙草を持ちながら
窓から外を見て
長くなった灰を落とす


ゲーミング PCは
タップダンスのような
雨降りだったが


オバちゃんの窓から

覗いた空は


梅雨入りの予報を
嘲笑うかのように


青空だった 。。。。






















続きま~す 🐷



Posted at 2024/06/29 11:08:22 | コメント(0) | トラックバック(0) | Reservoir Cats | 日記
2024年06月28日 イイね!

Reservoir Cats 7 再会

Reservoir Cats 7 再会





















あの頃

バイクや車に乗って

心の底から
笑い 喧嘩してた


君達は


今の君を見て

あの頃ように
笑ってくれるだろうか?








Reservoir Cats 7






豚音が帰り
夜になり

1日で一番忙しい
時間帯になったが



平日の火曜日なので
それほどでもなく


地元の4人家族が一組

これから堀之内に
繰り出すであろう

工員のオッサンの
コンビだけだった


四人家族が帰えると

キムコが厨房の窓から



「まだ、豚子ちゃん降りてこないの?」



「あの子は、飽きて直ぐ止めるか、沼るかどっちかだからね」



「どっちかなー?」


キムコが煙草を
吹かしながら呟くと




ガラガラ〜チン ♪





店のドアが開いて
豊子が中学の頃からある
呼び鈴がなった




「あっ、いらっしゃい!」


豊子の声が明るく
店内に響きわたり

工員のオッサンコンビが振り向いた




「ういーす!」




パッと見、お水のママ

茶髪に染めた京子だった




「豚子ちゃん帰って来てんだって!豚美さんがコッチに居るって教えてくれた」




京子は豚美の指定席に座るや否や
お冷を運ぶ豊子に訊ねた




「二階でアセコラ練習してますよ」



「やっぱり!なんかReservoir Catsのラインで豚子551が登録されてるってニュースになってたから」





京子がスマホを見せると
LINEしたのは旦那のキムコだった




「あのベラ男が!」


「えっ(; ̄O ̄)(; ̄O ̄)





「京子さんには教えようと思ってたんで、良きなんですけどね」


京子は豚子の姉の豚美の
一学年下の後輩で



ピンクの特攻服がトレードマーク



通称〜ピンクの悪魔

GS400の京子といえば
知らない不良はいなかった




顔立ちや体型は
工藤静香に似てるが


声がハスキーで

このギャップに当時の
チンポ猿な不良少年達は
メロメロに憧れていた存在



今は 豚子と同じバツイチ



豊子が高校の時
お古の白特攻服を
貰ったというか 押し付けられたが



今でも大好きな先輩だった





「豚子ちゃんて、車上手いの?」





「いや、基本的な事は何にも知らないですよ」



「でも、リアルでS2000乗ってるんでしょ?」




「殆ど乗ってないし、足がわりに使ってただけだけど、最近、走り屋に目覚めたみたいで」



「そうなの!」



「アニメで頭文字D 観たらしく」



「ブーム遅くねっ?笑」



「流行ってると 嫌う傾向ありますからね〜」




「そうそう、あの子って天の邪鬼なのよねー」





豊子と京子が
ノンアルコールのビールを
飲みながら喋ってると




「豊子〜腹減った」


豚子がヨロヨロしながら
店内に表れた




「ヤッホー!」


京子が豚子に手を振る



「あっ〜京子さん!」

ヨロヨロと京子の席に行き




「ア〜ン、京子さん会いたかったわー」


抱きつきながら
向かいではなく隣りに座る豚子





「元気だった?」




抱きついてくる豚子を
引き離しながら京子が訊ねる






「元気やったけど、今はフラフラやねん」



引き剥がされ
向かいの席に豚子は腰をおろした




「アンタ 目が真っ赤よ」



「毛穴も開いてるし」



豊子がトドメの一撃



















「朝からずっーとアセコラでドリフトの練習してんねん、そのせいや」


豚子は自分の頬っぺたを
摘みながら返すと






「もう、今日はヤメなって」



豊子がノンアルコールと
グラスをテーブルに置く





「おぉー水分補給や」


豚子はグラスを使わずにラッパ飲み





「そんな一日でドリフト出来るほど甘くないから」




「せやなー豚音にボロッカスに言われたわ」




「豚音ちゃんに教わってんの?」



京子が肉を焼きながら
豚子に聞く





「せやけど、あの子、口調とか言い回しがオネーにそっくりなんよ」



「それっ!私もたまに感じる」



「どんな感じなの?」


豊子が同意すると
京子が訊ねた






「今時のドライな若者なんやけど、時折、グサッとエグルいい方すんねん」




「そうそう!核心に触れるというか、あと声が豚美さんにソックリになってきた」




「へぇ〜中3になったんだっけ?」


京子は幼い頃しか
豚音を知らない




「豚美さんの中3ってどんな感じだったの?」


豊子が豚子に聞く



「その頃、ウチは大阪やから知らんねん」


「あっそうか」



豊子と豚子が京子を見たので
京子が喋りだした





「中3の豚美さんなんて、鬼よ鬼!目が合っただけでも殺されてたわ」




「メデューサかっ」


いつの間にか
キムコも来て突っ込む




「そんなに?」



「鞄の変わりに木刀持って登校してたんだから」





















「じぇじぇじぇ!」


「アホやろー」


「支部長になって丸くなったけど」

















「アレで丸かったんですか?」


「凄ぇー理不尽だったけど」




豚美の現役時代を知る
豊子が驚き

豚美が居ないので
キムコがディする





「アホな姉の武勇伝より、Reservoir Catsって、一体なんなん?」




豚子が京子の焼いた肉を
食べながら二人に訊ねた




「Reservoir Catsはね、月一でオンラインバトルしてるの」




「そう!地元最速をかけて」




「だから、川猫メンバーばかりなんやね、あっ!なんで死天狂の松方がおんねん?」




「松方さんは、鮫島さんと同じ金スジだから」




「そうなんや」



「あの二人、意外と中良いのよ」



「本職での 座布団は 鮫島さんの方が 上らしいけどね」


「オネーとは?」


「今でも オンラインチャットで ディスリあってるけど、根っ子は中良いって感じかな」




「殺し合いみたいな、喧嘩しとったのになー」



「まっ、あの頃は若かったからね」




京子が爽やかに
言って肉を食べる








「そんでやね、皆んなゲームと同じ車に乗っとんの?」



「まさか、皆んな乗れないからゲームで選んでるだけよ」



「それが面白いのよねー」

豊子の後に京子が言う




「せやなー単車と車両方は厳しいねんな」



「でも,リアルでも乗ってるのもいるよ」



「誰や?」


「松方さんのカマロ Z28」


「マジかや!」
















「あれ格好イイんだよなー」


「永ちゃんの歌詞にも出てくるしね」



京子が捕捉




「どんな歌?」




「今日もオマエは〜カマロをー乗り付けてぇ〜♪」



箸をマイクに見立て
ハスキーな声で京子が歌ってみせる








「カネゴンとミクラスは?」


豚子はパシリだった
キムコと同級生の
カプセル怪獣2人の名をあげた





「カネゴンは、相変わらずKH、400に載せ替え」


「ミクラスもRZのまま」



キムコと豊子が順に説明





「理解」





「ゼットンとアンソンはチェイサー乗ってる」


「マジで!」


「丁度、二束三文の時に、板金屋の親方に薦められて買ったのよ」



「ゼットンも板金屋なん?」



「板金屋はカネゴンとアンソン」



「ゼットンは デブ巨摩さんの重機屋」




キムコと豊子が説明する



「なるほどね」



「私もチェイサー買っとけば良かった〜」



「京子さんは今、何乗っとんの?」


「初代のロードスターのままよ、今日も乗ってきてる」




「ゲームでは使わんの?」




「やっぱり遅いのよー!カプチーノのコンビにも負けちゃう」




「そうなん?」



「あのカプチーノのコンビが 2台でカマして来て エゲツナイのよ」



「両方赤で、区別つかないのよね」



豊子も納得して補足する



「あの、カプセル怪獣コンビ、いきりおって、一回シメとかんとあかんな」





豚子が高校の頃のように
答えると




「デブ巨摩先輩と赤毛先輩は、昔からケンメリとハコスカでしょ〜」



「ラッシャー君は、ゲームでは80スープラだけど、リアルではパクちゃんのブタケツ」



「なるほど、凄い理解」


「凄い高騰してんぜ」



「ボケッ!アレは売れんやろ」



「そうだな、ゴメン」


豚子がキムコに強い口調で言うと
キムコが反省したように答えた








「そして問題なのが一人」


「誰や?」


「裕也のFD」


「マジかやっ!」


「絶対にリアルでもゲームでも豚子に絡んで来るわよ」




豊子が豚子の
ノンアルビールを一口飲んだ





「豊子には絡んできーへんの?」




「私はゲームでブッチ切ってるし、リアルでドリ車持ってないから」



「なるほど〜裕也はリアルでもFDとはオモロなってきたの」




豚子は肉を網に押しつけ
呪い人形に見立て箸をグサグサ刺す





「裕也は箱根で、日曜の死ンデレラを」





京子が言いかけたが
豊子が人差し指を口にあて


(しっー)


声に出さずにゼスチャーしたが


豚子は全く気にせずに



「裕也のボケが」


呟きながら

呪いの肉人形を
裏返しにして網におしつけると

ジューっと肉が焼ける音がして




「豚音ちゃんにドリフト教えたのって豊子ちゃんなの?」




豊子がゼスチャーしたので
豚子が気付かないうちに
京子は咄嗟に話題を変えた




「いや、私はアライメントやLSDな構造的な事だけ」




「じゃあ、アレだ豚美さんだ」




「さっきも、そんなニュアンス言って帰っていきましたよ」




「と、いう事はだよ!」



京子が閃いたように
大きな声で3人に
箸を刺しながら言った





「何です?」


「なんなん?」


「分かった!」


キムコが勢いよく答えた



「では、キムコが説明しろ」






「ういっす!」




「なんなんよ?」





「豚子ちゃんはさ、間接的に豚美さんに教わってることになんだよ」




「なるほど、孫弟子ってことね!」


豊子が笑いながら相槌

























「最悪やー!」



































続きま〜す 



何シテル?は見てないので
ご理解を、ヨロチクビ です









Posted at 2024/06/28 11:04:17 | コメント(0) | トラックバック(0) | Reservoir Cats | 日記
2024年06月26日 イイね!

Reservoir Cats 6 ドリフト少女 3

Reservoir Cats 6 ドリフト少女 3





















低速からサイドを使わずに
スピンさせるのは

意外と難しいもんで


左コーナーは

まぁ、なんとか出来たが

右コーナーがまるきっり駄目で
コースアウト ギリになってしまう




「豊子は 定常円とか 8の字やれゆーとったけど」




「それは、サイドなしで今やってる アクセルターンが出来る人のメニューよ」



「ガビーン!」



そうは言うもの
豚子ちゃん
フェイントの荷重移動

低速から加速して
アクセル抜いてエンブレだけで

ブレーキも使わずにア
クセルターンで左は
クルッと向き変え出来てるよ





「ホンマに!」



「ブレーキ踏んでないでしょ?」



「言われてみれば、ブレーキは踏んどらんね」



「雨だしね」



「豚音ちゃん、もっとウチを褒めて〜」



「初めからコースで練習した方が、ドリフトする時にイイって」




「そうなん?」




広いとこでパイロン目安に
やるのってねやり方さえ
覚えれば簡単だし


広い安全な練習場に
慣れ過ぎると
実際にコースや峠だと
出来なくなるって




「なるほど〜」




「コースのコーナーで練習した方が、実戦の時、目安になってイメージ出来るの」





「ういっす」


ブォーン キキキー


またもや右コーナーで
膨れながらスピンする
豚子S2000


「左はクルっと回れるやけどな」





「左の時と、ハンドル捌きが違ってるよ、適当にやらないで右と比較しながらスピンしてみて」


豚音がアドバイス





ブォーンキキキー

荷重移動のフェイントを入れ

アクセル抜いたと同時に
ハンドルを一気に切り
左で小さくスピンして

オツリも最小限で
逆走して立ち直る



豚音は声に出さなかったが
左回転は上手いと思った





「なるほどなるど」


「マック食べたいな」


豚音が呟く




限界の6時半の位置から
左手で一気に引き
フルロックまで

足らんぶんは
自然と右で送っとんのやな


豚子は一人で呟き


今度は右コーナーで


ブォーンキキキー


小さくスピンできたが
オツリをもらいアウトに吹っ飛び
危うくコースアウトエンスト



「危なっつー!」



「でも、今のは左みたいに小さく回れたね、画面の景色が違ってた」



「せやろ!左と同じよに、ハンドルを一気にフルロックさせたんや」



「そう、豚子ちゃんは 右コーナーでは 一気にハンドルを フルロック出来てなかった」




「なるほど、一気にフルロックまでハンドル切るんやな」



「何回転してるか分かる?」



「へっ??」



「やっぱり基本から、叩き直さないと駄目ね」




「あのー豚音ちゃん」



「なに?」



「今年、中3になったんよね?」




「もう、そのくだりヤメロ!」




「サーセン」




「では、豚子ちゃんカウンターとは?」




「矢吹ジョー」



「真面目にやれよ!」














「ゆーても間違えてるから、分かりませんで」




















コーナー中盤で
アクセルを踏み込む事により

自然にステアリングが曲がる方向

左コーナーなら左にキレて行く




D1みたいな高速の突っ込みと違い




豚子ちゃんのやってる
低速から加速させて
ハンドルをフルロック
まで切り込むと




フロントを軸に
後輪が空転して
車体が回転する


ハンドルの切れ角より
車体の角度が大きくなると
スピンしてるのが
分かったでしょ




「せやね」


右はそのまま綺麗に
立ち直って逆走して
戻れてるよね






豚音は本棚にある
ミニカーで説明してみせる




「クロスカウンター出来てるやね!」




「クロスいらねーし」





車体を補正する
ステアリングワーク

このコーナーでは
左回りでスピンするので

右にステアを切って
スピンさせないようにする

車を立て直す動作







中低速域では
フロントタイヤを軸に
車体が回転するので



リアが空転し
グリップ力が無くなり
ケツが流れたら



スピンしないように

ここでカウンター


昔でいう逆ハン




勘違いしちゃいけないのは
カンター逆ハンっても

昔の重ステ ボール式
油圧パワステと違い


ラック&ピニオン
電動のパワステ車は
実際に逆に切ってるワケじゃない



「そうなん?」


後輪が空転して

前回も言ったけど、ここ大事よ!



「後輪が空転して、了解す」



後輪が空転して
グリップを失いケツが流れる
ハンドルの握る力をゼロにして



「シュル ♪」

っとセルフステア



経験あるでしょ

雨の日の直線や
コーナーの立ち上がり
ケツが流れて
ビビってハンドル離したら
立ち直って「ほっと」一安心


「それっ!ウチもな筑波の上りでたまにあんねん、メッチャ肝えんねんで」





「筑波?肝エル?」




「あっ、気にせんと続けて」






アレをアクセルターンの直後というか

タイミングだから上手く言えない




「そうなん?」




スピードやコーナーに
よって違うから
自分で何度もトライして
感覚で覚えるしかない




「ういーす」


シュルシュル
ってだから


「シュルハン」



滑った!
ハンドル持ち替えて
逆ハン

なんてやってたら

フルロックしてるから遅すぎて
スピンしてるからね



「ういっす」


滑った
ハンドル離して

シュル ♪ シュル ♪ で

シュル ♪ ハンド



「理解す」



豊子ちゃんのハンコンの
セッティングは
このシュルシュルが
メッチャ速くキレる


マジで神ってる






「あの女は変態やからね」




今日はアクセルターンで
スピンさせて綺麗に逆走して
戻れるように

シュルハンの練習まで



「ういーす」



どうして?

右は綺麗に立ち直り
逆走して戻れてるのに

左は出来ないのか?

考えながらやれば
直ぐに出来るから



「ういっす!」


飽きたらグリップで
アウトインアウト



「りょ!」



左に自信もてたら

加速からヒール&トゥ
シフトダウンして入っても良き




「オッケー牧場」



分かったらなら
練習始めるまえに一つイイ?




「なんなん?」



「豚子ちゃんのスマホ貸して」


豚音は灰皿の横にブン投げてある
豚子のスマホを勝手に弄りだした




「なにしとんの?」




「豚子ちゃんのスマホから Amazonで VaubyのCD ウチに届くようにポチったの」



























豚音が Vaubyの
CDをポチって




下の店舗に戻ると


まだ、夜の営業時間が
始まったばかりで


水商売の女性と
その客らしき見えるオッサン
の一組しか店内にいなかった






「企業秘密、豊子スペシャル・バレちゃったか」




豊子が店の柱に寄りかかり
腕組みして豚音に言った




「バッチリだよん」


豚音は得意気に
ハンコンと設定を
写メしたスマホを見せる
















「まっ、ヤワラにも教えたしイイけどね」



「だって、バイトから帰る度に、ママに聞かれるんだもん」



「ママ怖いよねー」

豊子が笑いながら言った




「ねぇ、豚子ちゃんにハンドル捌きを教えたの、豊子ちゃん?」




「何にも教えてないし、豚子は今日初めてやったんだよ」





「マジで!」



「豚子のハンドル捌きがどうしたの?」



「左のアクセルターン、つまり左手の引きと 右手の送りは 完璧に出来てるの」




「そうなの?」




「慣れた感じで、6時半の位置から 片手でスッとひいて一回転、残りは右でグイッと送るの、豚子ちゃんて手首柔らかいんだよ」




豚音は片手で
ハンドルを引く
真似をしながら豊子に伝える







「クロスさせないんだ?」




「そうなのっ!私なんか最初逆手でやって、ママに爆笑されたのに」




「豚子の手首が柔らかいのは、豚音だって習ってるじゃない」



豊子は豚子が喧嘩の前に
必ずやってた合気道の
手首ストレッチをやってみせた






「そーいうことかっ!」



「でしょ〜」


豊子は嬉しそうに
ニヤっと笑った


























続きま~す 🐷





Posted at 2024/06/26 20:32:22 | コメント(0) | トラックバック(0) | Reservoir Cats | 日記
2024年06月25日 イイね!

Reservoir Cats 5 ドリフト少女 2

Reservoir Cats 5 ドリフト少女 2


















ドリフトも
グリップ走行と同じで
先ずは減速しないと
曲がれません




「そうなん?」


「じゃあ、豚子ちゃんのイメージで一発やってみて」




「ういーす」



ブォンブォンブォン

豚子は勢いよくを
S2000を発進させた


「まぁ、ちょっとは減速すんねんけどな」



ブォンブォ〜♪


ゲームなので
壊れる心配がないので
勢いよく走ってくる
豚子 S2000



ブォンブォン♪

シフトダウンして

コーナーに突っ込む

ステアリングを切り込み

左コーナー中盤で




「どりゃあぁー」






アクセル踏み込んで





キキキー!

  スピン



「てへ・・・」

。。。\(//∇//)\







照れ臭さそうに
豚音を見る豚子






「ドアンダーから、ハンドル切ってアクセル踏み込みスピン、一番ダメなタイプね」








「ガビーん!」




















「豚子ちゃんなりにドリフトを説明してくる?」




「せやから、サイド引いてケツが流れたら、アクセル踏み込んでカウンターやろ」




それが、失敗はおろか

やった事ない人の

一般常識なんだよね




「ガビーン」





そのケツを流すってのは

空転して グリップ力が無くなったタイヤが

遠心力により コーナーの外側に向かっていく事よ









「分かってんの?」


「空転してんの?」




「空転してなきゃ グリップするから ケツ流れないでしょ」




「あっそうか」



「豚子ちゃん、本当に免許持ってんの?」












「ガビーン!」





このキッカケで
作った角度を維持するために
カウンターをあてて
コーナを抜けるのがドリフト







「それは理解す」




「基本的な事が、分かってないようだから、メモしといた方がいいよ」



豚音は鞄から
ルーズリーフとぺんを
豚子に渡した






「師匠〜マジっすか?」



「まだまだ、沢山あるし今日教えた事は、明日は教えないよ」



「メモっときます!」





コイツ 。。。
今の口調とか
ブス姉にソックリやないか


豚子は心の中で
呟きながらメモメモ




後輪が空転し
グリップ力が無くなるから
ケツが流れる





「書いといたで」




「今は加速してきて 手前で減速して 40キロぐらいでコーナーしたでしょ」






「せやね」







ブォーンって
3速で加速してきて

ブンブォって
2速にシフトダウン


この減速からの
ドリフトって難しいのよ





「そうなん?」 



「待って、雨モードにしてあげるから」



「天気も変えれんの?」



「練習コースではね」


豚音はコース設定を弄り
レインモードに切り替えた






「じゃあ今度はゆっくり入って来て、加速しながら20キロぐらいでやって見て」




「ういっす」




ブォンブォンブォン



アクセルを吹かす


「あの豚音ちゃん?」


アクセルを吹かすのをやめて
走らずに豚子がフリーズした






「なに、どおしたの?」



「ワイパーのスイッチ教えてんかー」



























「さっきの どりゃ~!ってスピンを、ワザとやってみて」



「へっ?ワザと」




そう、加速しながらだけど
20キロ強で入ってきてスピン


スピンさせたら
次の右コーナーでも
スピンさせてスタートに戻って


また加速しながらだけど
ゆっくり入ってきてスピン




 
「サイドターンすんの?」



サイドは使っちゃだめ

フェイント入れて
荷重移動で


アクセルとブレーキだけの
アクセルターン


その繰り返し

必ず30キロ以下で





「マジすか?」


「Lesson1 ナ〜ウやれっ!」























豚音は豚子の顔のまえで
手を叩き英語教師のように
号令をかけた










ブォンブォンぶぉー♪








中3とはいえ

やっぱり鬼姉の娘やー

豊子に教われば良かったわー



























豚子は心の中で叫びながら
言われた通り
20キロでコーナに進入した


































こんなゲームで~す




続きます 🐷












Posted at 2024/06/25 20:44:12 | コメント(0) | トラックバック(0) | Reservoir Cats | 日記

プロフィール

「@馬肥 さん、

彼女はバレエ出身ですよ〜ん。大ファンで未だに持ってます

彼女は真面目過ぎたのかな〜と

って分からない、近藤真彦のようなバカ男が未だに多い!って「禁句」か〜笑笑」
何シテル?   01/18 08:17
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