本当は フルサイズ 編 をと思っていたが、気がつけば年の瀬。
カメラ 全般 について書き留めておく。
1.フルサイズミラーレス
2018年 は フルサイズミラーレス 第二章 元年 。
そして、ミラーレスカメラ へ 各メーカーが舵を切った エポックの年となった。
カメラメーカーの二大巨頭 NIKON CANON の フルサイズミラーレスカメラ は、一眼レフカメラという長年続いてきたカメラ形態の終わりの始まりを意味する。
NIKON Z6/Z7
NIKON の Zマウント は、マウント内径55mm フランジバック16mm という 最も攻めたマウントとなった。
これまでのFマウントのしがらみと、制約をおもいっきり取り払うかの大胆な仕様となった。
高性能、高解像度なレンズがたくさんラインナップされて行くだろうが、大きく重く、高価格なレンズになるだろう。
NIKON Z6
2450万画素 ISO 100-51200 のメイン機 NIKON 信者には待望の機種だろう。
Z7 は、4575万画素の高画素機となり、ISO 64-25600 になっている。
CANON R
CANON のRFマウントは、マウント内径54mm フランジバック20mm となった。
CANON には APS-Cミラーレスの Mマウント があるが、フルサイズミラーレスには、新たなマウントを用意した形となった。
CANON R は、3030万画素 ISO 100-40000 の1機種のみ
EOS 5D Mark IVに近い スペックだ。
CANON は、新しいRFレンズに、第三のコントロールリングを搭載してきた。
このコントロールリングはカスタム割り当てによって、使い勝手が良さそうだ。
SONY α7 シリーズ
フルサイズミラーレスカメラのパイオニア α7シリーズ
α7.3 α7R3 の第三世代α7 は着実に改良を重ねてきた。
カメラ本体は軽量コンパクトなのだが、結局レンズは高画素対応となると、大きく重くなるので、カメラシステムのトータルで見ると、そこそこの大きさ、重さにならざるを得ない。
このα7 シリーズ の最大の売りである、軽量コンパクト を生かすならば、使用するレンズは単焦点レンズを使うのが BEST なのだろう。
Panasonic Leica Sigma 連合
更に発表されているのが、3社連合のフルサイズミラーレス規格だ。
Leica L マウント規格で展開することが発表された。
とりあえず2019年 には、Panasonic のカメラとレンズが正式発売されるが、現在の予定では
LUMIX S1R 4700万画素
LUMIX S1 2400万画素
世界初※1、4K60p動画撮影対応
50mm/F1.4単焦点レンズ , 24-105mm標準ズームレンズ , 70-200mm望遠ズームレンズ
となるらしい。
SIGMA が 参画しているので、レンズはいろいろ選べるようになるし、いずれ SIGMA が三層センサー「Foveon」 センサーでカメラ本体を出してくるだろう。
個性あるカメラ本体と、三社の特徴あるレンズの組み合わせは、魅力を感じるはずだ。
Panasonic S ※ 2018年12月現在
Leica L
フルサイズミラーレスは、4種類 [3社 +1連合] で競い合う事になった。 ※ 2018年現在
どのメーカーも魅力的だ。
結局どのマウントを選ぶのかが、今後20年位のカメラシステムの方向性を決める事になる。
今のところ、中古市場も確立している SONY α シリーズ が 抜け出しているが、どれを選ぶかは悩むところだ。
2.中判カメラ
フルサイズ 135film より大きなイメージセンサー の 中判カメラ。
さらなる高画素、そして高画質を求めるならば、中判カメラが良いに決まっている。
しかし、イメージセンサーの大きさ故に、カメラとレンズも大きくなるし、価格が高額にならざるを得ない。
FUJIFILM GFX
FUJIFILM GFX 50R は、中判フォーマット43.8×32.9mm 5140万画素CMOSセンサー のこの秋発売された。 中判カメラだが、大きさを抑えた筐体。
もし中判カメラを買うならば、この機種がBESTのように感じる 憧れ の機種です。
3.APS-C ミラーレスカメラ
APS-C フォーマット についての製品は
カメラ考 2018秋 APS-Cカメラ編 20181214 に書いたが、時代はミラーレスだ。
以前、CANON EOS kiss M について
APS-Cカメラ EOS kiss M を触ってみて 20180825 中央1点のフォーカスエリア選択が出来ない と書いていたが、先日改めてハンズオンしたところ、フォーカスエリア選択ボタンを押し続けることによって、中央1点 になる事を知った。
APS-C としては CANON は他社と比較して、センサーサイズが若干小さいので、センサーサイズを気にしなければ、値段と性能を考慮すれば、最もコストパフォーマンスが高いカメラだと思う。
個人的には、SONY NEX-6 を使用しているので、今後カメラ本体を買い換えるとなると、SONY α6300 になるだろう。
APS-C カメラを選ぶ理由は 大きさ [重さ]だ。
登山の時に、ザックのショルダーハーネスに、カメラポーチを括り付けられるサイズを考えると、SONY NEX になった。
もう少し大きくてもよいならば、
FUJIFILM X-T3
当たりが良さそうに感じる。
コンパクトカメラは、
カメラ考 2018秋 コンパクトカメラ編 20181109 を 参照してください。
多くの人には、コンパクトカメラは、手持ちのスマートフォンで十分だ。
それより、本当に多くの人々はスマートフォンで撮影して終わりみたいだ。
カメラマニアから見ると、大型センサーのカメラを使うともっと良い写真が撮影出来るのにと思うのだが・・・
ついでに去年の年末に書いたシリーズ の 2018 年版です。
1.欲しいが、高くて手が出せないカメラ
CANON EOS-R
長年 CANON の EFマウントを使用してきた身としては、CANON の フルサイズミラーレス機は使ってみたい。
しかし、値段が高いし、手持ちの10年以上前のLレンズではきっと3000万画素には厳しいのではないかと思う。
結局 RF マウントレンズも欲しくなるので、結局一式買うには相当の諭吉さんが必要になるだろう。
SONY α7R3
カメラの大きさを考えると、今のレンズ資産を生かしつつフルサイズ化に移行する近道のカメラ。
マウントアダプターを駆使して、レンズの性能云々を無視すればこのカメラ本体が一番使い勝手がよさそう。
しかし、カメラ本体を買うには諭吉さんがたくさん必要。
SONY α7R
SONY α7R3 の現実案。
中古の SONY α7R ならば、諭吉さん7人ほどで手に入れることが可能だ。
しかし、今使用している カメラポーチには入らないし、常用の標準ズームレンズは必要になるだろう。
レンズを合わせると、諭吉さんは二桁人数必要になる。
2.現実的なAPS-Cフォーマット 次買う機種
SONY α6300
現実案は、カメラボディを現行品にグレードアップする。
とりあえず、今使用している NEX-6 に大きな不満は無いので壊れない限り来年も現行システムで過ごすことになるだろう。
3.星空撮影に適したカメラ 欲しい!
PENTAX アストロトレーサー
ここ2年ほど、天の川の天体撮影を試みている。
天体撮影の最大のネックであり、最大の問題は、地球の自転だ。
その自転運動を簡単に打ち消してくれる機能が、PENTAX にはある。
アストロトレーサー だ。
この機能があれば、ポータブル赤道機を買って、現場でセッティングする手間が不要になる。
長時間露光をするなら、ポータブル赤道機は必須だが、1分2分の露光時間ならば、アストロトレーサーが便利だし有利だろう。
これまで、PENTAX のカメラには興味が無かったが、星空撮影を考えると欲しくなった。
まずは、中古でカメラ本体と広角単焦点レンズを買うのが良いのだろうか。
少し
PENTAXカメラの研究を来年はしたいと思う。
※ 参考 2018年 CAMERA 関連 記事
カメラ考 2018 総括 20181225
カメラ考 2018秋 APS-Cカメラ編 20181214
カメラ考 2018秋 コンパクトカメラ編 20181109
APS-Cカメラ EOS kiss M を触ってみて 20180825
カメラ考 2018 夏 20180706
カメラメーカーの歴史で思う 20180113
カメラ考 2017 20171231