NDロードスターの冷間時2速入らない問題ですが、
6/5にNUTEC NC-65をブレンドしてから、非常にフィーリングが良くなっています。
長距離はあまり走れていませんし通勤にも使いませんが、日々乗るようにして冷間からのシフトフィーリングを幾度と試しながら乗っています。
まだ100点とは言えないですが、冷間〜温間にかけて満足出来るレベルにはあると思います(^^)
最近の始動直後の気温は20℃〜29℃くらいが多いです。
冷間時の2速への入りは少しの暖機で入るように改善していまして、温まり自体も早くなっています。
それでいてシフトフィーリングは損なうことなく、"それなり"の負荷で走っても包まれ感はバッチリ感じるので保護性能も高いように思いますね。
ベースとなったNUTEC NC-70は
40℃動粘度:103cSt
100℃動粘度:16.5cSt
で
ブレンドしたNC-65は
40℃動粘度:34.0cSt(勝手な推測です)
100℃動粘度:7.25cSt(勝手な推測です)
くらいと"仮定"してブレンドを行いました。
(当たらずとも遠からずかと)
そうすると、27.5%くらいのブレンドで
40℃動粘度:76.4cSt
100℃動粘度:13.2cSt
あたりになっているはずです。
【考察編】でも書きましたが、
デビューやトランスミッション設計、その狙いが近いであろう86/BRZのZN6型の純正ミッションオイルは
MG ギヤオイルスペシャルⅡ 75w-90です。
動粘度は、
40℃動粘度:73.8cSt
100℃動粘度:14.25cSt
であるので、今回のブレンド後の動粘度に近いものになっています。
(少し低温側が固いですが)
また、先月にBILLIONから発売されたロードスター用のミッションオイル
【MT-MX5 75w-90】
も動粘度の方向性が近く、
40℃動粘度:71.74cSt
100℃動粘度:13.73cSt
です。
(75w-90表記ですが、75w-85の上限相当のものになっています)
40℃動粘度が低いので、とても暖機が早そうですね。
こういった結果や現時点でのフィーリングを加味して考えると、
マツダ純正ロングライフギヤオイル ISの動粘度が分からないながらも、NDロードスターに適した動粘度の大雑把な目安が見えてきた気がします。
現状の"私調べ"では添加剤の処方が大いに影響ある前提ではありますが、
【40℃動粘度が75.0cSt付近以下】
【100℃動粘度が14.5cSt付近以下】
くらいが"街乗り"のNDロードスターに合う動粘度だと思います。
(あくまでも動粘度のみにフォーカスした場合)
(競技系の方には一切当てはまりません)
粘度表記では【75w-80】や【75w-85】
もしくは【75w-85寄りの75w-90】がオススメです。
今後のミッションオイルの選定にも、動粘度を考慮して選ぼうと思います。
珍しくMoty'sでいえば
M400 75w85 (40℃:73.3cSt/100℃:12.8cSt)
M405 75w90 (40℃:78.4cSt/100℃:13.4cSt)
なんかが使えそうですね。
また、
M405 75w80 (40℃:58.8cSt/100℃:9.85cSt)
M408 75w85 (40℃:60.7cSt/100℃:11.6cSt)
のような低粘度ギヤオイルは、冷間時シフトは非常にスムーズだと思いますが、やはり"相性"はありますのでベースオイルの良さや添加剤の処方によって暖機後のフィーリングは変わると思います。
M400の75w85なんかは先ほど書いた動粘度に合致していますし、M405の75w90なんかも冷間時は少し入りづらいかもしれませんが、その後は良さそうな動粘度です。
Moty'sもいつかは使ってみたいなと思いますね。
競技系の方がよく使っておられますので。
あ、また候補が増えたかもw
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2023/06/24 07:03:21