![黙っていられないの? 黙っていられないの?](https://cdn.snsimg.carview.co.jp/minkara/blog/000/047/529/209/47529209/p1m.jpg?ct=e79127cf3737)
隣国ネタの合間ですが、チョイと気になる記事が2つ有りましたので、紹介を致しましょう。
日本のバブル経済に合わせたように、その当時は交通戦争とも言われ、年間の交通事故死亡者数は昭和34年に1万人を越してからは、昭和50年までの間、1万人を切ることは無く、最高1.7万人弱を記録した年も有りました。
ところが、公安局も「どげんかせんと…」と交通法規の改正などにより、死亡者数は次第に減少傾向になり、最近では3千人を切って来たようです。
但し、昨年は若干の増加がみられたとか?
しかし、交通事故のニュースは毎日のように報じられており、その内容も悲惨なモノが散見されております。
① 茨城県:車の下敷きになり約9㌔引きずられ死亡
死亡したのは、16歳の女子高生。
何でも、女子高生は隣町の水戸市で倒れていたそうで、72歳の男が異音に気付き、コインランドリーの駐車場に停め、車の下を望金込んだら、人だった…として、通報。
この女子高生、道路に倒れ込んでいた所を、走って来た男が運転する車に巻き込まれ、そのまま約9㌔引きずりまわされたようです。
恐らく損傷も激しかったのでは?
走って来た跡が、血痕で分かる程だったようです。
この事故に対し、SNSを生業にしている方々から、多くのコメントが投稿されております。
青汁王子:
「72歳の運転手が16歳の女子高生を9キロも引きずって死亡させた悲惨な事故、最初は逃げただけだろ?と思ったけど、72歳ならありえるのかな」
「高齢者の運転は、もう見逃せないレベル。免許の更新基準が甘すぎない?」
「このままだと、また悲劇が繰り返されるだけ。あまりに悲しすぎる」
と、お決まりの、老害運転者を糾弾しておりました。
いやいや、私も今年で72歳ですので、今の免許証更新でも厳しいのに、これ以上、何をどう厳しくしろと…?
てか、この事故は巻き込み事故ですが、無免許や酔っ払いで死亡事故を起こす人も多く、こちらは老人よりも若い人が多いのでは?
認知症などは、検査である程度ふフルイに掛けられますが、法規を守れない人、お酒が好きな人などの性格は検査のしようが有りませんモンね…。
【返信コメント】
多くは、登録者でしょうし、批判コメントはブロックしている可能性も有るのか、「イイね」が多かったようです。
「高齢者の免許更新は実技試験も基準も厳しくしてほしいです」
「個人の権利は大切だけど安心して道を歩くこともできない状況になる位なら、全体のためにも制限を検討するべきかもしれませんね」
「高齢者の事故は厳罰化して返納を促してほしいですね」
ちなみに、私見ですが、恐らくこの老人、轢いた瞬間は何となく「人」と記憶していたのでは?
確認するのも怖いし、出来れば途中で離れないかな…との思いで走行を続けたものの、あまりの異音やアクセルと速度に違和感を覚え、このままではムリと思い、止まって確認したのでは?
② 三重県:ツーリング中に緩やかなカーブを曲がり切れず転倒し死亡
死亡したのは20歳の女性ライダー。
乗っていたのは250㏄とのコト。
女性は大阪在住との事で、三重県までチョイとしたロンツーだったようです。
まっ、記事としましては、普通のバイク死亡事故なんですが、その記事に対するヤフコメの多さが…。
恐らくですが、これが、亡くなったのが男性の記事なら、然程のコメも無かったと思うのですが、「若い女性」と言う事で、記事に引き寄せられたのでしょう?
で、そのコメが、コレマタ当たり前と言うか、わざわざコメ入れなくてもいいような内容ばかり…。
【ヤフコメ】
記事には、事故現場の詳細な記載は無く、画像も添付されておらず、あくまでも読者の推測の範囲でしかないのですが、自分の主観を押し付ける方ばかりで…。
「バイクでカーブを曲がるときに必要なのは、行きたい方向に首ごと向けるのとニーグリップ。
それが出来ていないと右カーブだとガードレールに激突、左カーブだと反対車線にはみ出してしまって運悪かったら衝突事故。特に山道でのカーブでこのような事故が見受けられます!
二輪運転の際は緊張感をもって最低限の運転技術は身に付けてる意識で運転しないと駄目です!」
事故現場は、「松阪市飯高町木梶の国道166号」とだけ記載されて有りますので、地図を見ますと、確かに山道のような?
ただ「緩やかなカーブ」とも有りましたので、敢えて膨らむようなカーブではなかっったのでは?
又、「緊張感」だの「最低限の運転技術」って、二輪免許証をお持ちですので、最低限の運転技術は持ち合わせているのでは?
更に、緊張感を持っていても、事故りますしね…。
敢えてコメントするのなら、二輪の事故防止は、全て経験からではないでしょうか?
ただ、この女性のように、多くを経験する前に、天国に召されるケースも有りますけどね…。
「車と違ってむき身のバイクは、事故が有ればバイク車体だけでなく身体にもダメージを受ける乗り物です。慎重な行動とともに相応のテクニックが必要です。
マスツーリングの時は、リーダーが全員の資質を十分把握し、隊列全体の安全管理をしながら走るのが大切です。もしそれが為されないならマスから離脱し、ソロで走った方が自分の身を守ると感じます。」
こちらも、バイクの危険性を力説されていますが、倒れれば怪我する乗り物位は、言われなくても分かります。
この方も、「緊張感」だの「最低限の運転技術」だのを力説されておりますが、上記同様、それ位は分かっていますって…。
それに、確かに、マスツーとソロツーは違います。
でも、マスツーの良さ、ソロツーの良さはそれぞれに有りますけどね…。
ソロツーでは経験できない事も、マスツーでは経験できますし、その逆も然り…。
ていうか、マスツーの場合に、そのリーダーが皆の資質を十分に把握…?
確かに女性とか初心者位は把握しても、ライディングテクの把握までは、ムリっしょ?
大坂から三重までの長距離で、それも山道では、初心者に近い女性ライダーには、ちと酷なマスツーだったかもですね?
誘ったヤツの責任は重大でしょう…?
如何でしたでしょう?
ニュースはニュースとして、事件性を含め報じる事は大事では有りますが、それに対する私見を述べるまではイイとしましても、加害者を断罪したり、自分の意見が正しいと断言したりするってのは如何なモノでしょうね?
最近、この手の投稿が目立ち、時に炎上する騒ぎにもなっていますが、SNSの利用に疑問を感じる今日この頃ですw