
ビッグモーターの悪質整備でも問題になりましたパンク修理ですが、普通にネットに載っているパンク修理業者の中にも、かなり悪質な業者が存在しているようです。
てか、パンクなんてのは滅多にしませんが、やはりやるとそれなりにメンドイモノでは有りますモンね?
特に最近の車にはスペアタイヤが無く、パンク修理剤と小さなエアーポンプが積まれているだけで、車の仕組みに興味の無い方には、その使い方ひとつ理解されていないようです?
まっ、スペアタイヤへの交換でも、特に女性の方は、自分自身で交換したと言う方は少ないのでは?
ちなみに、私は仕事場や、客先へ行くのも峠越えとかが必須の地域でしたし、冬の帰省時には、積雪地帯を通りますので、冬タイヤへの交換は毎年の恒例作業でした。
それでも、前述のパンク修理剤によるパンク修理は経験が有りませんね…。
何でも、パンク修理剤を使用すると、タイヤ交換時のタイヤやホイールが、パンク修理剤の溶剤でベトベトになっているのだとか?
よって、私は、一般的にガソスタ等で使用している、補修ゴムを差し込むやり方で対応しています。
最近は、まだ使っていませんが、更に簡単なねじ込みタイプのモノを常備しております。
パンクした原因の釘等を抜いて、その部位を綺麗にするところまでは同じなのですが、硬質ゴム製のネジに溶剤が塗布されて有り、それをパンクした穴にねじ込むだけのようです。
抜け落ちる事が心配されますが、取り敢えずガソスタとかまで持てば等の応急処置と考えれば、使えるのかな…と?
特に、バイクの場合は、出先でのパンクはマジで困りますからね…、お守り代わりとして、常備しております。
そのような、車のSOS対応に便乗したボッタクリ業者が、後を絶たない世の中になって来ているようです。
【悪徳業者の実例】
20代女性の被害:縁石にタイヤを当ててパンク
私も、一度経験が有りますが、その昔にケイタイが鳴ったので、探そうと、今で言うながら運転をした途端、縁石にドンと…。
タイヤの横っ腹が裂けましたので、パンク修理は不可。
当時は、スペアタイヤの車でしたので、車を脇に寄せて、せっせとタイヤ交換するしか無く…。
で、この女性のパンクはどうだったのか記載がありませんでしたが、ソッコで「パンク レッカー」をネット検索し、一番上の業者に電話を入れレッカーを要請。
「現場到着最速5分」とのキャッチコピーも、女性の気持ちを後押し…。
ところがドッコイ、一時間も待たされ…。
そうして、レッカーされ着いたカー用品店先で支払を請求されると、その額ぬゎ~んと「17万円」。
女性はクレカも現金も無く、そのカー用品店から代車を借り、自宅へ…。
母親に事情を話すと、母親も同行し業者へ…。
母親が、高額な請求料金に対しその理由を要求すると、「あ、そうなんですね。まあ(高額と)思うのは自由なんで」との回答。
更に、「これ以上 (抗議で)拘束されるようでしたら、作業時間がかかってきますので、我々拘束されるので」と、追加料金発生を暗示され…。
母親は、「レッカー移動しただけで、作業なんて何もしていない」と食い下がったようですが、この業者は「この話をしているのだって作業ですよ、ボランティアでやっているわけじゃないので」と言い、結局、女性が家に戻った往復の1時間半(7万円)がプラスされ、最終的な請求金額はおったまげ~な「24万円」。
【悪徳業者の実態】
このようなかなり悪質なボッタクリに、クレームも多く集まり、警察が乗り出す騒ぎとなり、ウソの広告を掲載した不正競争防止法違反(誤認惹起行為)の疑いで、最終的に社長(40)は逮捕。
「パンク修理4400円~」
ネット広告の客寄せキャチコピーだそうです。
このサイトを見て車のレッカー移動を依頼した人は、警察が把握するだけで173人、売り上げはわずか1年半で4500万円にのぼったとか?
しかも、道路運送法違反の無許可営業だったうようです。
更に、高速道路を使用していないにもかかわらず、「高速道路を使って来た」等と、ウソの料金請求の疑いもあるのとのコト。
現在、会社は、社長の逮捕を受け、休業状態で従業員も殆どが退職。
先の女性の被害を基に、正規のレッカー協同組合の方へ確認すると、やはり、ヘルメット、安全靴を着用していない等、基本的な身だしなみがなっていないとのコト。
更に、明細書も確認してもらうと、デタラメもイイとこ…。
「積込み」と「ウインチ使用」と2つに分けて請求しているが、基本、ウインチは積み込む為に使用するので、分けるコト自体が可笑しい…とのコト。
「高速道路出勤」と言う項目も、それ項目の作業内容は、高速道路上での実務作業であり、高速道路を使って行くのとは違う…とも…。
まぁ、そんな事を言われましても、ド素人にそんな項目の意味なんて分からず、その場で言い争うネタにもならないでしょうね?
それに、パンクしたと言うテンパり状態と、マガイなりにも、相手はプロの業者ですから、頼んでいると言う負い目から、対等に話をする事すら難しいでしょうね…?
この記事では、下記、締め括っておりましたが…?
――ロードサービス業者とその場で契約した際 サイト等の表示額と実際の請求額が大きく異なる場合は、特定商取引法の「訪問販売によるクーリング・オフ等」が適用できる可能性がある。
説明されていない費用やキャンセル料などでトラブルになった場合は、消費生活センターなどに相談するよう呼びかけている――
てか、パンクしている現場で、業者を目の前にして、どうやってクーリング・オフしろと…?
この手の業者は、そんな事は百も承知で、即支払うように急かす訳で…。
それに、一度支払ったら、取り返すのは難しいのでは?
こう言うトラブルを聞くと、あながちJAFも捨てたもんじゃないのかと…?(笑)
でも、年会費6000円…、基本使わないことが多いですからね…。
私も、車を持ってから約50年ですが、仮にJAFに入会していたら、呼ばなくたって、それだけで合計30万円ですよ…。
幸い、一度もお世話になるような事態にはなりませんでしたけどね…。
まっ、最近の自動車保険は、レッカー代込と言う特約も多いですけどね…。