2012年05月14日
2012F1スペインGP感想(雑感)
F1を見ての雑感です~。素人でも色々感じるところのあったレースでした。
●マルドナド
そもそもペイドライバーであったり、オーストラリアの最終ラップスピンとかもあり、お騒がせドライバーっぽく言う方に対しては、オーストラリアの最終ラップに至るまでの車載見たの?と問いたいです。彼はスポンサーと能力を兼ね備えたドライバーなので、当然上位チームへ移籍出来る可能性もあり、(契約の切れ目を知らないが)ストーブリーグが楽しみです!
●シューマッハvsセナ
このFIA裁定は本当か~??と言うのが第一印象。TVの解説者&アナウンサーも、シューマッハがステアリングを投げたのを見て、自身に対する怒りのようなことを言ってましたが、スリップ効いて車速が伸びてる時に、インを閉められてアウトからかぶせるために進入のコーナーリングスピード重視で行くときに、セナのアウト側への動き&ブロック。イン寄りのラインを通って、通常以上に最低速度を落とす必要があったセナと、アウトから大きく回るラインに変えて通常より最低速度が上がっているシューマッハ。シューマッハの前に出た瞬間のセナは、シューマッハーのラインのブレーキング終端速度に、瞬時に切り替えられていたのか??切り替えられず、シューマッハ側からすると減速しすぎで回避不可能な状況だったのでは?と、むしろセナの自殺行為に感じました。しかも衝突直前にシューマッハが左に寄ってきたセナを何とかインに回避しようと右に動いたのに、セナはアウトに寄り切らずに中途半端なポジションを取ったのが最終的な衝突原因に見えました。あれで抜き辛いモナコで5グリッドも降格とは、叔父セナのファンであった私でも厳しすぎると感じました。
●可夢偉のロズベルグオーバーテイク
可夢偉のブレーキ、マジで凄いっすわ。あれは素人目には射程圏外の距離。抜かれるニコがブレーキロックさせたのは、ブレーキング競争で勝とうとしたのではなく、コックピットのプロの目から見ても射程圏外で、止まり切れずにミサイル化すると思ったからだと思いませんか?しかし映像は少ないですが、この2年間でスタート後ジャンプアップしてるレースでのオープニングラップでのブレーキは、異常なレベルの人達の中でも異常に感じる、もはやオカシイレベルです。本当に凄い。
●可夢偉vsバトン
中盤、バトンの後ろにビタビタに付けてたはずが、ピットアウト後 3秒ビハインド。まだFIAのピットストップタイムのリリース見てないのですが中国とかと同様ザウバーのピットの遅さが原因であるなら、きっちり原因探求して改善して欲しいと思います。
●ペレスのステアリングワーク
いつもそうですが、何か普通の人より忙しそうなのが気になります。ラリー車のドライバーのようじゃないですか?個人的な仮説としては、滑り始める直前の予見とコントロールが変人的なF1ドライバーの中にいて、少数派の滑り始めた瞬間のコントロールが変人的なドライバー?F1引退したらD1に出てみて欲しい。。。
●ウェーバー・バトン
予選(Q2)でのタイヤ温存策が裏目に出て、予選11番手以下(バトンは繰り上がり10位)のこの2人が、バトンが何とか9位に入ったものの、ウェーバーはポイント圏外。優勝が十分に狙えるチームの戦闘力のあるドライバーを持ってしても、タイム差の少ない今シーズンの戦いでは、トラフィックにハマると終わりであることがよく分かるレースでした。予選で上位であることと決勝のペースも必要で、どちらかでミスったら終了の厳しいシーズンとなりましたね。これは裏を返せば、トップチームであってもどこかでミスする可能性があるので、第二集団のチームも完璧にやれば表彰台も狙えると言う、見る側としては楽しいシーズンであるとも言えそうです。
●マッサ
深刻過ぎます・・・。チームメイトとのドライバーズランキングはアロンソ61P、マッサ2Pと更に差が開いてしまいました。
●ライコネンのレース後コメント
「あともう数周あれば優勝を争えたはずだ」・・・だ、大丈夫か?笑
数周あれば、他のチームも戦略が変わるし、逆にライコネンの場合は「数周後までベストの状態が保てる戦略となって(タイヤが余りまくって)しまった原因をチームと解析して反省する」とか言わなきゃでしょ、とか感じました。笑
●マイク・コフランとバリチェロ
最後ですが、マイク・コフランとバリチェロすげぇ!って感じました。マイク・コフランはウィリアムズではパトリックヘッドの後任で、昨秋テクニカルディレクターに昇格。グレーとかブラックなイメージがある方もいるかも知れませんが、そこが本当のところどうなのか、私には分かりません。80年代のロータスでのアイルトン・セナとの絶頂期から、本当に多難と言うか受難がありましたよね。ベネトンB191を作りながらブリアトーレとジョン・バーナードが仲悪いからって一緒に放り出されたり、最近ではマクラーレンのフェラーリスパイ事件の主犯格?的な扱いをされたり(勝手な想像ですが、あれは当時のマクラーレンの体質であって、個人の意思であの規模のスパイは出来ないと思ってます)。
後は、バリチェロ。正直どんなによい設計がベースに出来ても、それが理論じゃなく実際に速く走らせ、更に進化させてくのにはドライバーのフィードバックが超重要だと思っているんですが、正直マルドナドやB.セナが、他チームのドライバー以上にその進化を加速させたとは思えないので、去年からのバリチェロのフィードバックと言うのは大きかったんじゃないのかな・・・?と思ってます。
さーてモナコがだんだん楽しみになって来ました^o^
ブログ一覧 |
F1・フォーミュラー | 日記
Posted at
2012/05/14 13:14:38
タグ
今、あなたにおすすめ