特等席は最後尾

昨日の日曜日のお話。
スパイダー仲間のSさんがこの度スパイダーからポルシェへ乗り換えることになり、では最後に集まって桜と一緒に写真でも撮りましょうということになりました。
集まったのは黒2台と赤1、青1の計4台。
初期型3台。
中期1台。
逗子から葉山の辺りを走る。
時々晴れ間も見える薄曇り。
絶好のオープン日和。
桜の回廊をオープンで走る快楽。
特等席は最後尾。
連なるスパイダーの後ろ姿を鑑賞しなが走ることができる。
スパイダーの後ろ姿は本当に美しい。
これを見てしまうと他のスパイダーに浮気なんて出来ないなぁー。
海沿いの駐車場に到着。
いつもの日曜日なら混雑必至の場所。
天気予報もあってかすんなり4台並べることができた。
しかも両隣が空いている奇跡のような瞬間もあり。
前回の箱根ツーリングのときも同じようなことがありました。
ラッキーだねと自分たちの幸運を喜ぶ。
写真をFBにアップするとアルファ仲間から、今日連んで走ってます？父からスパイダーが連なって走っているのを見たというメールが来ましたよ、との書き込み。
そして桜並木で有名な住宅街で撮った写真をアップするとその友人が、ここ私の実家があるところです、とのレス。
ちょっとした幸運と驚きが続く。
その手放されるスパイダーの次のオーナーも共通の知り合いの元スパイダー乗り。
トラブルが続き、心が折れて赤の初期型スパイダーを手放してからずっと後悔の念に苛まれていたその仲間に話をしたところ、スムーズに話が進み、来週には引き渡されるらしい。
今度は納車オフだね、と笑い合う。
食事は海沿いのレストラン。
窓際の席で自分たちのスパイダーを眺めながらのランチ。
好きなクルマの話を延々と続けながらの楽しい時間。
自分では普段あまり饒舌な方ではないと思っているのだけれど、アルファロメオ のこととなると子供のように無邪気に話しを続けることが出来る。
この感覚は小学生の頃、近所の友達と怪獣の話をして盛り上がるのと同じだ。
楽しい。
そんな至福の時間を過ごし、ランチが終わると解散。
渋滞もなく高速を使って帰宅。
このくらいの時間がちょうど良いな。
スパイダーはやはり特別だな。
アルファロメオ であることも勿論なんだけど、オープンで走るあの世界を知っているというだけで生まれる仲間意識。
それは特別なものがある。
916の後ろ姿を見ながら走っていると強くそう思います。