東京モーターショー雑感
自分的にこれといった目玉もなければ盛り上がりもない中で、とりあえず祭りに参加したという感じでした。
チケット貰ったから行ったけど、それがなかったら行かなかったな、多分。
現行モデルはディーラー行けば見ることができるし、コンセプトカーもなんだか現実味がないしで。
そんな中でも印象に残ったことの中からいくつかを。
マツダとホンダのコンセプトカーがそれぞれの考え方の違いが出ていて面白かった。
マツダは本当に真面目に愚直に美しさを追求している感じでした。確かに綺麗で美しい。今のこの姿勢があのNDのアピアランスに繋がっているような気がします。これはこれでありだと思いました。なんかマツダの熱さに触れることが出来ました。でも、ごめんなさい、やっぱり私、アルファロメオが好きなんです。
そんな風に思いました。
それに対してホンダ。アシモの会社ですね。飛行機も作っているし。割とフットワーク軽くいろいろ考えてます、って感じかなぁ。S1000とかのコンセプトモデルでも出ていればまた違ったのかもしれないけど。ホンダはF1などの取り組みを見ていても、どうも中途半端な気がしてならない。優秀な人ももちろんたくさんいるのだろうけど、かつてのような突き抜けた感じがないような気がする。
今の世の中で車の置かれている状況を考えると、まぁ、しょうがないのかな、なんて思うけど、うちのふたりの子供たちはモーターショーに全く興味なし。誘っても行ってもつまらないの一言で片付けられてしまう。自分が子供の頃はクルマを通して未来を感じられたんだけどね。親にモーターショー連れて行ってもらって、めちゃくちゃワクワクした覚えがあります。時代が違うんだよな、きっと。
最近本当によく感じるのは自分のようなクルマ好きは今のこの日本の社会においては本当にマイノリティーなのだということ。疎外感すら感じてしまう。世の中に相手にされてない存在なんじゃないかな、実は。そんな感じさえするんだよね、残念ながら。あとね、健全なダイナミズムを失いつつある社会。日本の社会が疲弊し劣化している。それも無関係ではないよな、きっと。クルマ好きに明るい未来はないな。そんなことを実感したモーターショーでした。
Posted at 2017/11/08 18:15:14 | |
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