過日アルファロメオのディーラーに用があり、その用件を終えたあとにスパイダーを購入したお店の前を通過したら、外から見える場所に店主殿がいらっしゃったのでUターンして久しぶりにお邪魔させて頂きました。しばらくすると一台のランチャがやって来ました。そのランチャに乗ってやって来た方はなんと今自分が所有しているスパイダーの元オーナー様でした。こんな偶然があるのだろうか。示し合わせたわけでも無く、いつもならそのまま通り過ぎるものを、このときはなぜかUターンまでして戻った。こんなことってあるんですねぇ。以前みんカラでメールを頂いた元オーナー様の次にこのスパイダーを所有されていた方。店の前に停まっているスパイダーを見てとても驚き、そして懐かしい気持ちになったと。ランチャと2台持ちだったそうで、前後に並んだスパイダーも久しぶりの再会を喜んでいるようでした。会いたがっていたのかなぁ、なんて。以前ならそんな類いのことは思ったこともなかったのに。なぜかこのスパイダーに乗るようになってからはクルマにも意志みたいなものがあるのかなぁ、なんて感じることがしばしば。もともとクルマはクルマ、絶対擬人化はしなかった。ビートもそう。GTAもそう。クルマに名前を付けたこともないし、自分の車をうちの子なんて呼ぶことはこれまで一度もなかった。クルマはあくまでも機械であり道具に過ぎない。今でもそれは変わらないのだけれど、このスパイダーに乗るようになってから、こんなことってあるんだなぁ、と思うことが重なります。以前にも書きましたが、去年の11月にこのスパイダーを軽い気持ちでたまたま見に行ったときの第一印象は可も無く不可も無く、年式相応にやれ等もあり、19年前のクルマなので当然くたびれた感じもあったわけです。でも、試乗した瞬間になぜか自分の中のスイッチが入ってしまった。新車で売られていた頃、試乗したときには何も感じなかったのに。これはいい!これは絶対買いだ!!妻の大反対を押しのけて購入したのでした(今も妻は絶対このスパイダーに乗ろうとはしません)。今年の1月に納車されて以来、毎週末の天気が私の生活の中で最大の関心事になり、このブログが更新される頻度も格段に上がり、この拙い私のブログを読んで二つ前のオーナー様よりメールを頂き、あなた様の乗っているスパイダーはおそらく私が以前所有していたもので、今でもこのように大切にされていることがわかりとても嬉しいとのお言葉を頂き、車検のときにはショップの方からまたうちに戻ってきてくれて嬉しいと言われ、そして今回直近のオーナーであった方とも偶然お会いできた。こんなことってあるの?どれだけこのスパイダーが大切にされてきたのかということが改めてわかりました。駐車場でスパイダーとGTAが並んでいる姿を見るとそれぞれが意志を持っているように感じてしまうのです。不思議な磁力と申しますか。なにかこれまで感じたことのない何かを感じるのです。これってやばいですかね?スパイダーが来てもGTAはへそを曲げることなく仲良くしてくれている。そんな風に感じてしまう。GTAを運転するときは、あぁ、やっぱり君はいいねぇ~~、などと心の中で呟き、スパイダーに乗れば、あぁ、やっぱり君は最高だっ!!などと言ったりして。これは自分でもかなりやばい領域に入ってきたか?などと思ってしまうのですが、それでもそんな風に感じてしまう自分を割とすんなり受け入れてしまうもうひとりの自分がいるようです。バカですね、はい。
Posted at 2017/11/11 19:42:31 | |
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