
米農家のGWは、恒例行事の「田植え」です。
最近、米不足による高騰の話題がつきませんし、我が家もお米不足前から、個人的に毎年買ってくれるお客さんもいますので、今年もなんとか収穫しないといけません!
毎年、お米の出来具合にはバラつきがあるんですけど、今年も田植えスタートです。
我が家では、「苗」も自分で作っています。
この1枚の苗、農協で買うと900円ぐらいします。
1反歩(約10アール)で20枚程度使いますので、自分で作らないとかなりの初期投資となりますので。

この日は元々仕事を休んで手伝う予定だったんですけど、朝5時に起きたところ、もう両親が苗の積み込みをしていてビックリ!
朝飯も食べずに手伝いを始めたんです。
この日は実家から15キロも離れた田んぼの作業をする予定でしたので、苗を積んだら、そのまま田植え機をトラックに積んで、朝7時から田植え開始!
まさに朝飯前の作業です(笑)。

田植えをする時は、このように、田んぼの水を少なくして植えるのが一般的です。
水が多いと、苗を田んぼの土に突き刺す時に水面を叩いてしまって、苗が上手く植えられないことがあります。
また、田植えをしながら田んぼの地面に線を引きながら作業をしていきます。
これは、なるべく真っすぐに苗を植えるために、地面にマーキングしていくんですけど、水が多いとマークした線が見えなくて、苗の植え付けラインが曲がってしまうんです。
あんまり水が少ないと、ブルトーザーみたいに土を削ってしまうので、これも厄介なのですが、、、。

3反歩(30アール)の田んぼ終了。
田植え機のトラブルもなかったので、2時間半で終了。

続いて2反歩(20アール)も無事終了。
この日は風もなく、天気も良かったので、夕方までに1町歩(1ヘクタール)まで田植えできました。
前日に7反歩植えておきましたので、これで今年の田植えは終了です。
田植え機の回送や苗の積み込み、運搬など体力を使う仕事ありますので、年取った両親だけに作業させるわけにはいかないので。
例えば、今回の田植えに使用した苗、全部農協で購入したとすると、
17反歩×1反歩あたり20枚の苗×1枚辺り900円=306000円!
苗だけで30万円以上の初期投資額です。
それ以外にも肥料や除草剤、燃料費や油脂費、水利費かかりますので、お米作るのにもかなりのお金かかるということがわかると思います。
今年も猛暑になりそうですので、あまり暑いと米の育成に良くない影響出そうで、それも心配ですね~。
今年は米騒動収まればいいんですけど。
両親のように高齢化になれば米作りできる人どんどん少なくなりますし、ノウハウもった人もいなくなります。
田植え機等の機械が故障したら買い替えなんてできないですし、今後の日本のコメ作り、ホント心配です。
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農業 | 日記
Posted at
2025/05/02 10:28:43