
今日は夜勤明けでしたので、お休みをいただきました。
アパートに帰って洗濯、掃除をしたら、やはり東京見物です。
九段下にある「しょうけい館」というところで、漫画家の水木 しげるさんの特別展示がされていると聞き、早速行ってみました。
こちらの施設は入場無料!
ありがたいです。

水木 しげるさんの絵が入り口に飾ってありました。
館内は撮影禁止のため、写真は撮れませんでしたが、水木 しげるさんの絵のうまさにびっくりです。
あの「総員玉砕せよ!」でもあった、南方戦線の悲劇を記憶に残しておく為のスケッチ、とてもきれいに画かれてました。
「あの時(戦争時)は地獄だった、片手無くなっても今は幸せ」と記されていた手記、なんと言っていいのかわかりませんが、自分の悩みなんて、ちっぽけのように思えてきました。
戦傷病者資料館と書かれているように、戦争中に腕や足を失った方の本当の苦労したお話、戦線での野戦病院の風景、地獄のような沖縄戦線など、小さな建物の中に、ぎっしり貴重な資料が入っています。
ぜひ九段下にいらっしゃった時は寄ってみてください。

元、軍人会館だった「九段会館」
ホテルや会合で使用されていましたが、3.11の地震で事故があった関係で営業はしてないそうです。
こちらも、立派な戦争遺跡だと思います。

旧近衛師団司令部庁舎、現国立美術近代美術館工芸館となっていますが、玉音放送を阻止するため、クーデターの発端となった場所です。
天皇直属の部隊、近衛第一師団の森師団長が、陸軍の戦争継続を求める若い将校に殺害されてしまった場所です。
若い将校による森師団長の暗殺、そして森師団長に成りすました、ニセ師団命令により、皇居ょを占拠する近衛第一師団。
天皇の真意とは別に近衛第一師団が踊らさせれしまった恐ろしい作戦でした。

近衛第一師団の中でも、天皇は悪い人たちに騙されているという考えを持った人もいたそうです。
なんとか、玉音放送を録音されたレコード盤を取り戻し、戦争を継続させようと、近衛兵も必死だったそうです。
NHKのスタッフを監禁、放送局まで占拠したそうですから、物凄いことになっていたんでしょうね。
しかし、捕まった人たちもレコード盤の場所については誰一人口を割らなかったそうです。
皆さん信念をお持ちだったんでしょう。

殺害された森師団長は、こんな命令を出すはずが無いと気付きはじめた近衛兵もいたそうです。
森師団長は、信頼が厚かったんでしょうね。
この事件の収拾は東部軍司令官(近衛師団の直属の上位組織)田中大将が直接来て一喝されたそうです。
森師団長の殺害とニセ命令の事実がわかり、近衛第一師団は大変なことになったそうです。
森師団長を殺害した青年将校は自決したとのことです。
玉音放送は放送され、終戦となったとのことです。
日本の一番長い日、1945年8月15日だったそうです。

武道館では韓流スターのライブがあるらしく、女性がうなるほどいました。
この中の人で終戦時、ここで玉音放送をめぐるクーデターを知っている人が何人いるのか、、、
ひょっとすると一人も居ないんじゃないか、なんて思えてきます。

と言っている私も、夜勤終了の自分へのご褒美として、赤羽の「麺処 夏海」にチャレンジです。
同じ職場のH先輩から「夏海はうまそうだ!」との情報をいただきましたので、晩ご飯に食べてきました。
東十条の「ほん田」の分家だそうで、楽しみです。

ちょっと写真はボケてしまいましたが、、、
味は六厘舎とほん田の中間を行く感じで、なかなかです。
これは特製つけ麺 950円です。
つけ麺は中盛りまで無料とのことですので、ありがいです。
なかなかのつけ麺でした。
これで夜勤明けの東京見物は終了となりました(笑)
Posted at 2012/05/30 20:11:10 | |
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東京見物 | 日記