
一番下の娘から「学校でお父さんのせいで、チョー恥ずかしかったよ」と言われて、、、
ムムム、中学校で何かやらかしたかなぁ。
でも最近学校なんて行ってないし、娘の友達とも会っていない。
ずっと長野に潜伏していたし。

ことの顛末はこうだった。
中学校の先生が
「おーい、ザンボット3知ってるヤツいるか~!」
「キカイダー知っているヤツいるか~!」
「なんだぁ、誰も知らないのか」
「ザザザンザーザザン、ザザザンザーザザン、ていう歌しらないのかぁ」
娘「やべー、よく知ってる」
「恥ずかしいから知らないことにしておこう」
とのこと。
娘「お父さんのせいで、2つとも知ってたよ、チョー恥ずかしい」
なんてことだ。
私の娘であれば、授業中に先生と一緒に「行け!ザンボット3」を歌うぐらいお茶の子さいさいだったであろうに。

日本サンライズの記念すべき、第一号作品。
主人公以外ほぼ戦死というもの凄い作品でして、おじいちゃんやおばあちゃんは特攻で戦死、幼馴染のヒロインは人間爆弾に改造されて爆死してしまうという、もの凄いインパクトのある作品。
自己犠牲の精神の塊のようなアニメで、トラウマ一直線の作品でしたが、まさか中学校の先生が、知っていたとは。
安彦良和先生の躍動感のあるイラスト、大好きです。
この作品、実は敵と思われていたガイゾックが、大いなる宇宙の意思の中では「正義」であり、危険な思想を持つ人類が「悪」だったというのです!
いやー、この展開には当時子供だったオッサンにはついていけなかったです(笑)

人造人間キカイダーは、知る人ぞ知る、石ノ森正太郎先生の名作。
不完全な「良心回路」を持つ、人造人間の「ジロー」が人間の心を持つため、戦いを続けるヒューマンドラマなのです。

やはり私は特撮よりも漫画の最終回。
悪の手先、ハカイダーに捕まり、「服従回路」を体内に埋め込まれてしまいます。
これでハカイダーのいいなりになってしまうのか!と思いきや、、、、
兄弟のキカイダー01やダブルオー、自分のことを好いていたビジンダーまでも壊してしまいます!
埋め込まれた「服従回路」を使用し、嘘をついて兄弟までも倒してしまいました。

仲間までも倒し、ハカイダーも倒して子供を救出したジロー。
人間と同じ心を持ったジローは、涙を流します。
「これから永久に"悪"と”良心”のこころのたたかいに苦しめられるであろう」と。
そう、人間の心を持つということは、決して良いことばかりではなかったのです。

そう、石ノ森正太郎先生は、人間の心の光と闇のバランス、心の闇を抑えて生きていくことが人間の心なんだということをこの作品のメッセージとして伝えたかったのだと思います。
中学校の先生は、そこを生徒に教えたかったのかなぁと私、勝手に深読みをしてました(笑)
先生、このオッサンにも授業受けさせて下さい!
Posted at 2017/11/12 15:53:11 | |
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