納車後３か月3,500㎞走ってみて

HR15DE直4DOHCエンジンはスムーズで静粛性もあり、よくできたパワーユニットと思います。エクストロニックCVTと呼称されるミッションはCVTに慣れていない私には当初違和感がありましたが、意外にもよく粘るダンパーと相まって、上限速度域が時速80㌔程度のワインディングでは、同排気量のスポーツタイプ車と同等の走りは可能です（ただし、タイヤサイズは195/55R16）。
街乗りユースでは、常用速度域である時速４０～５０㌔でも１０００回転で走ることもあり、ＮＡとしては、下からトルクが出るセッティングになっています。
速さを求める車でもなくＧＴカーでもありませんが、海外で売られているだけあって、きちんと走らせれば、スタイルからは想像できない乗り味となっていることを付け加えておきます。

走行性能のところでも書きましたが、これほんとにファミリーカー？と感じるようなダンバーのセッティングなので、私のようにスポーツタイプのダンパーが好みのユーザーには快適で上質に感じる乗り心地。交差点でもちょっとしたコーナーでも車体はフラットに保たれます。
以上のように、基本的に決してフワフワした足回りではありませんが、ファミリカーとしてこれだけ売れているのは、シートが厚く柔らかいので、それらを打ち消し、街乗りユースでは受け入れられるのでしょう。

決して広いとは言えませんが、このサイズのコンパクトカーとしては不満のないレベルです。

ストップ＆ゴーの多い市街地走行でのアベレージは11㌔といったところ。郊外＆流れの良いバイパス走行では１４㌔。高速で法定速度内巡行であれば１５㌔は走ります。今時の車にしては決して良くはないのかもしれませんが、私的にはレギュラー使用でこれくらい走れば満足かなぁ（結構踏んでますし）。