主翼班のブログ一覧

またアシの話です。



ヨシショックへ変更した前回からそのスムーズな動きと硬くはないしっかりとしたダンピングを楽しんでしたわけですが、通勤の横羽線を通ううちにやや気になる点が。



それは、 「スイートスポットの狭さ」です。



ある路面で丁度良いように合わせると、また違う路面ではなんかズレてる様に感じ、「またちょっと変えたいなぁ～」と思うことが多々あります。

決してそれは弱点ではありません。

圧側と伸び側が別々にアジャストできる事が最大の利点で、ちゃんと違いが判る調整幅も素晴らしいのですが（欲を言えばサーキット時はもうちょっと圧側を固くしたい）そのスイートスポットの狭さ故に常に調整を求められます。

というか調整したくなりますww


逆に言えば自分の求めるものへピンポイントに合わせられるという素晴らしい性能だと思います。

これを更にグレードアップして〇HLINSだったら...
という壮大な妄想も描かざるを得ません。


そんなある日、ふと気づいたのです。

 「何だかんだ気になるフロントに対して、リアは全く気にならない」と言う事を。


今の主翼号のリアにはビルシュタインが付いています。

導入当初はやや硬い印象でしたが現在は落ち着きました。

このショックは今迄でベストだと感じるほど街乗りから高速、そしてワインディングまで無調整でこなします。

サーキットでは物足りなさは出てしまいますが、しっかりダンピングが効きながらしなやかに動くので雨の日なんかは良いかもしれません。




そんな訳で前置きが長くなりましたがフロントにもこのイージーでマルチにこなすビルシュタインを入れてみました。












ロアアームのブラケットは引き続き採用します。


果たしてその性能は！？


長くなったので今日はこの辺で。

主翼号の車内騒音を軽減しようと試みた前回、折角なので施工前後での騒音を測ってみました。




騒音計測アプリなるものの値なので合っているかどうかは分かりませんが。









まずはカーペットレス仕様。



エンジンを掛けない状態での車内：　25dB

アイドル：　96dB

2000rpm：103dB

4000rpm：106dB

 6000rpm：108dB

ちなみに走行中だと、　　　　　 80km/h： 105dB
　　　　　　　　　　　　　　　 100km/h： 108dB





っとまぁこんな感じですが、これがどの程度の音なのかというと...











主翼号の車内はガード下と同じなのか(汗





もちろんそんな環境では耳にも良くないわけで、

主翼号の騒音下で１時間も乗っていたら聴覚に障害を及ぼす可能性が。




余談ですが航空機整備のマニュアルにも86dB以上の環境での作業は適切な保護具を着用しなさいとの記載があります。





う～ん、これではグランドツアラーへの道は程遠い。


もうちょっと何とかしましょ、オトナですから。












今回はゴムやスポンジ製の高性能吸音材は熱で溶けたら嫌なので単純にフェルト＋カーペット仕様としました。



っが、この仕様では純正で入ってる黒シート＋スポンジくずマットが無い為に期待したほどの効果は得られませんでした。



そこでやむなく黒カーペットの下に純正の薄スポンジ付き赤カーペットを追加して３層にしてあります。





果たしてその効果は！？






アイドル：　96dB　→　80dB（16dBダウン！）
 
2000rpm：103dB　→　88dB（15dBダウン！）

4000rpm：106dB　→　93dB（13dBダウン！）

6000rpm：108dB　→　105dB（3dBダウン！）




おぉ！？　これは？？



このデシベルという単位、良く分からない単位ですが音の大きさを表します。

108dBと105dBではほとんど変わらないのでは？と思いますが、対数で表されるので3dBで約1.4倍、6dBでは約2倍の差があります。


16dBの差というのは計算上6.3倍の差になるのですが、それは無さそう...

お詳しい方ご教授願います。






まぁそれは良いとして、体感的には結構変わりました。




特に高音域の音がグッと抑えられ、２速でアクセルオフした時のストレートカットギヤ音がだいぶマシになりました。


エンジン音やロードノイズ等の低めの音も小さくなり、吸気音か排気の流れる音か分かりませんが今まで聞こえなかったシューシュー音がする様になりました。



しかし、バルクヘッド周りの吸音材は無いままなので回せばそれなりにエンジン音が響いてきます。



チープなガタピシ音が減り、程よいマフラー音の響くスポーティーカーとしてのレベルはアップしました♪

我がSPORT1000S、これまでの印象としては、


・前傾キツイ
・フロント主体、つまりフロントに荷重し過ぎてリアへの荷重が感じられない。
・一次旋回から二次旋回への移行部分でアンダーとなりアクセル開けられない。


という３大ネガな部分がありましたが、上手く乗れないのは自分が下手で練習が足りないからだと思っておりました。

もちろんそれも当てはまるのでしょうがいろいろ考えてサスのセッティングを見直してみることに。

F

プリロード　最弱より８周かける
COMP 12クリック戻し
REB 5クリック戻し



R

プリロード　 3周抜き
COMP 1クリック戻し
REB 10クリック戻し











今までフロントしか感じられなかった前傾過ぎるバランスを見直したら、やっとリアタイヤを感じる事ができ、コーナリング中に前後タイヤにバランス良く荷重を掛けることができます。

フロントはREB側を思いっきりかけてサスの伸びを抑えることでコーナー中盤アクセルオンでのアンダーを抑え、しっかり二次旋回へ移行できる様になりました。
カートリッジ式のこのOHLINSでしたら最強にセットしても良いくらいです。

リアもREB側をしっかり効かせ、ブレーキング時にフロントがボトミングするのと同時くらいにリアが更に伸びて車体が前傾していく動きを抑えて安定感を出しました。

また、コーナリング中にリアがズシッと地面に張り付いてフロントを内向させていく感じを出します。




このセットを試してから、これまでこのバイクで味わった事のない乗り味に激変しました。

まさに目から鱗状態です。

こんなにもリアタイヤを感じ、且つアンダーを出さずにグイグイアクセルを開けて立ち上がれるのがなんと心地よいことか。


なぜもっと早く試さなかったのかと悔やまれますが今後さらに詰めていきましょう。



と言っても今シーズンもそろそろ終わりですかね...