
3月6日は36の日。
2022年3月6日に納車となったKV36も早いもので今年で丸4年。ということで2回目の車検です。前回までは保証の絡みもあってディーラー車検をお願いしていましたが、流石に車検の必要な乗り物が4台(スカイライン、オデッセイ、デミオ、MT-09)ともなると費用的に節約したい。ということで今回からはKV36もユーザー車検にて通すことにしました。
前回12ヶ月点検から3,500km程度しか走っていないので、目視で車検に関係しそうな箇所だけ点検し、ネットでダウンロードした点検記録簿に記入し、記録簿ありで練馬の午後の第一ラウンドで受検。案の上特に問題もなく何も指摘される事のないまますんなりと終了。
今は検査員の方々も窓口の方々も丁寧に案内してくれるので書類作成から受検まで本当に楽ですよね。検査登録事務所が会社から近いこともあり半日有給を取るまでもなく2時間の時間休で済ませることが出来ました(笑)
そんなV36、距離が少なく程度良好とはいえ満17歳の御老体。下回りの劣化等、見切れない部分があるのも確かですし、今まで全ての回の点検記録簿が揃っているので、それを絶やすのもなんか気が引ける。なので24ヶ月点検だけディーラーでお願いをすることにしました。既に車検に通っているので、ディーラー車検で発生する保安確認手数料(いわゆるテスター料金)と継続車検代行手数料、合計2~3万円を節約することが出来ます。
ディーラー側も既に車検に通っている事から、今後近い時期に修理、交換が必要な個所だけを重点的にチェックしてくれます。結果はこちらでも問題なし。今年は夏にRB3も車検を控えていますが、同じように通そうと思っています。
今回かかった費用は
ディーラー24ヶ月点検…31,130円
シビアコンディション項目…1,650円
コンサル電子装置診断…3,300円
日産カード割引…△1,804円
重量税(40%重課!)…45,600円
自賠責保険料…17,650円
検査証紙代…2,300円
合計…99,826円でした。重量税が高い…。次回から更に上がるとか。。
KV36に乗り換えてからは4年目でありますが、CL7ユーロRから前車であるPV36に乗り換えたのは2016年のこと。PV36で6年、KV36で4年。通算のV36歴は今年で10年になるんですね。時の経つのは早いもんです。
PV36を買った当時は特にスカイラインというクルマに拘りはなく、今までFFの4気筒ばかり乗って来たこともあり、ただ単に6気筒のFRの速いクルマを振り回してみたいという理由が主なものでした。180系ゼロクラウンアスリート3.5や20系レクサスIS350やE90のBMW3シリーズ辺りも候補でした。E90だけは当時まだ335iが高価で325iが候補だったかな。たまたま安くて走行距離が浅く程度の良いクルマが見つかったのがPV36だったってのが切っ掛けでした。
初めてFRでサーキットを走ったりも。今までFFしか乗ったことがないヘタレが調子乗って雪上がりで所々ウエットのTC2000なんか走ったりもしたもんだから、正直怖い思いもしたけど、あれはあれで色々な経験が出来て楽しかった。
PV36に乗っていた時には結構クルマを振り回したりして遊んでもいましたが、正直言えば、ハイパワーFRを自然に楽しむといった目的には非4WASのPV36のが適していたような気もします。4WASのKV36は正直他のクルマと乗り比べた時、4WAS特有の挙動というものを感じるといえば感じるのですが、歳を重ねると共に自分の体力や運転技術の衰えも感じるようになり、次第に余力を残して気持ち良く流す走り方がメインとなってきたこともあり、楽に肩の力を抜いてリラックスしてワインディングを楽しむには4WAS付きのKV36のが適しているようにも最近は思うようになりました。
2016年に乗り始めた時にはそう古い感じもなかったV36ですが、この10年で全世界的に主力車種はSUVに入れ替わり、もはやセダンはすっかりオワコンの時代。新車で買えるセダンもめっきり減って数える程度となってしまいました。
そんな時代遅れのV36。副業で数百台、古今東西の色々なクルマに乗ってきましたが、V36以上にしっくりくるクルマには今のところ出会えていません。強いて言うなら…というクルマもV36よりも更に古い年式の車だったり。確かに最近のクルマはインフォテイメントシステムなど良く出来ているし、そういう点では凄いなぁ…と感心させられるんですけど、やっぱりこうしたガッシリとした手応えや自然吸気ならではのエンジンの反応は他に代えがたいものがあります。
最近では過度のEV車推進からICE車に回帰という流れも見られますが、その内燃機関にしても電動化の流れは止めることは出来ませんし、内燃機関自体も効率重視の過給機付き直噴が主流となって、自然吸気の高回転エンジンなど望むべくもないのは間違いないところです。これらのエンジンは既に過去の遺物なんですよね。ただ過去の遺物だからといって、自動車を楽しむ層から見れば劣っている訳ではない。それは【旧車】と呼ばれるクルマだけが持つ今のクルマには持ちえないキャラクターなのだと思います。そうV36もそういう意味では既に【旧車】なんですよね。
また副業で数多くのクルマに乗ってきて思うのが2000年以降の国産車の丈夫さ。これについて思わされるのが【自動車リサイクル法】です。2002年に施行されたこの法律、条文の中に『自動車製造業者等は自動車の原材料や構造を工夫することで長期間の使用を促進するよう努めなければならない』という一文があるんですよね。実際に2000年くらいより後に登場した国産車が丈夫になったという印象はこの辺りの取り組みが裏付けになっているような気がします。
そういう点からも、自動車としての性能、速さと楽しさを追及した価値観、機械としての耐久性の3つが共存しているのが、2000年~2015年くらいまでに発売されたクルマ達だったような気がします。自動車としての完成度が高く、環境規制や安全規制でクルマの自由度が失われる直前に作られた、耐久性が高く、高回転型大排気量エンジンを活かせるFRセダン。V36というクルマに他では得難い魅力があるよう感じる理由は、その辺りにあるのかもしれません。
私も今年で55歳。車を楽しめる期間を考えれば、身体の衰えにもよるでしょうが、せいぜいあと15年~20年といったところでしょうか。その間V36を維持出来れば良いのですが…それは言うほど簡単なものではないかも知れません。
これは最近の80~90年代のネオクラ車にも言えることですが、この頃の車輛はすでに電子制御化が進んでおり、維持し続ける上では電子部品の劣化の修理や部品確保が避けられない大きな課題となっています。2000年代以降に至ってはさらに電子制御も高度化している状況。こうした中、メーカーが業績の悪化に伴い、補修部品の在庫維持コストを削減するために補修部品の価格改定や法定年限超の補修部品の製造廃止に動く事も十分に考えられます。私の会社も製造業なのでよく分かるのですが、それくらい補修部品の製造設備を保守し続けるというのは大変な事ですし、その部品の供給価格の決定には慎重になります。更にそれに拍車をかけるのが下請法改め取適法の施行。
近年、長年の商慣習でサプライヤーが抱えてきた金型等の保管コストが問題視され、メーカーが公取から勧告を受けたというニュースをご覧になった方も多いと思います。取適法の遵守の徹底が求められるようになり、メーカー側にはサプライヤーに対して不当なコスト負担を強いないコンプライアンス意識が強く求められるようになりました。
勿論、企業が必要なコストを負担する事は重要な事ではあるのですが、この「金型管理コストの適正化」が進むことにより、これまで曖昧にされていた維持費用が明確に部品価格へと反映されることになります。皮肉な結果とはなりますが、いずれは消費者がそのコストを負担せざるを得ない時代がやってくることは避けられないような気がします。
しかもそのコストは完成車メーカー(Tier0)だけが負担するものではなく、Tier1、Tier2、Tier3と複数企業で累積していく事になる。結果、特に分母となる受注個数の少ない補修部品にはコスト負担の影響が大きく出ることで、物によってはコスト織り込みにより非現実な価格設定となってしまった結果、製廃やむなし…という流れに陥りやすくなります。
補修部品の値上げや製廃は「物を長く大切に使う」という自動車リサイクル法の趣旨に反するものですが、このような流れの中、旧車の部品の供給状況が今より悪くなることはありこそすれ、良くなることは望めないような気がします。
…と、非常に暗い話になってしまいましたが、程度の良い個体が減りゆく中で、このKV36を少しでも良い状態でキープし、趣味車という意味では「終の車」として大事に楽しんでいけたら…と思うようになった今日この頃です。
Posted at 2026/03/24 23:42:51 | |
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