
昨年10月に増車となったRB1オデッセイ。
我が家の環境での使い勝手の良さは想像以上で、私の通勤の足として、そして家族の足として、その存在感を増しています。譲り受けてから半年で1万キロという走行距離がその活躍ぶりを物語っています。
ナビゲーションのブラックアウトなど、小さなトラブルはあるものの、機関系は絶好調でそのユーティリティの高さと快適な乗り味に今までミニバンに馴染みのなかった家族一同、今更ながらミニバンってこんな便利なクルマだったんかと感動しきりな日々ですw
このRB1オデッセイの魅力は、一言で表すなら「ちょうどいい」という感覚でしょうか。1.6t超えの車重に2.4ℓポート噴射なんていう燃費が良さそうには見えない20年以上前の設計のエンジンにも関わらず、通勤燃費は10~11km/ℓ、高速や遠出では14~15km/ℓ近くまで伸びて現在基準で低燃費とは言えないけれど、車格を考えれば予想よりは経済的。その上にレギュラーガソリンで済むので、KV36を普段使いにするよりお財布に優しい。そして、たまにある6名乗車の機会にもしっかりと対応できる居住性を持ち、昨年の引っ越しの際には、想像以上の積載能力を発揮し大活躍。これらの実用性を備えた上に走りも楽しいという事を知るに、もはや手放すという選択肢が考え辛くなってきています。
しかし、そんな愛着が湧きつつあるRB1オデッセイですが、「お試し運用」という期限付きの運用だったのは
以前のブログで書いた通り。譲り受けた際、7月末までの約9ヶ月を目安に使い勝手を試して、その時の状態によって車検を通すか、廃車にするか、乗り換えるか決めるつもりでいました。その期限まで残すところ3ヶ月。走行距離は37万キロ。
決断の時が近づいてきました。今のところ調子は良いのですが、この距離で車検を通して本格的に所有し続けるのか、廃車で元の2台体制にするのか、それとも別の個体の下駄車に乗り換えるか、正直結構悩んでいる状況です。
我が家にはオデッセイがちょうどいい使い勝手で重宝してるのは冒頭に書いた通り。今まで車を購入するに当たっては、趣味性を重視した車選びが多かったわけですが、気軽に何も考えずに使える(かといって大事にしないわけでは全然ないんですが)丁度良い大きさの下駄車があるのってすっごく便利です。そんな便利なオデッセイがあることに慣れすぎてしまい、廃車はちょっと寂しい気がしています。KV36の維持モードにも有効ですし。
では乗り続けるに当たっては…。この個体、RB1型オデッセイで弱点とされているオルタネーター、セルモーター、パワステポンプ、そしてエアコンが17年間、37万キロもの間、一度も故障していないというのは、ある意味スゴい事ではありますが、その分いつそのツケが回ってきてもおかしくないという不安も常に頭の片隅にあったりします。。
ならばもしも買い替えを選ぶとしたら…。やはりRB系のオデッセイが欲しいと思っています。RB1&RB3型オデッセイには、他のミニバンでは味わえない、独特の「走りの楽しさ」があると感じているからです。
RB1のスタイリングは今でも十分に魅力的だと思っていますが、純粋に7人乗り実用車として選ぶならば、RB1のネガを潰して進化を遂げたRB3型がより妥当な選択肢となるでしょう。中古車市場を探せば、そこそこ程度の良いものが40~50万円程度で手に入るようになってきました。ただ、多くは前期型。個人的には純正ナビがUSBオーディオに対応した後期型が魅力的なのですが、後期型で程度の良いものは、まだ少し価格が高いのが現状。
とはいえ、現在のRB1もエンジンをはじめとしたパワートレーンはまだまだ好調で、日常の足としては全く不満ありません。そして、今年から来年にかけて、長女の受験という大きなライフイベントが控えており、受験以外でも高校最後の年次は何かと物入りになることが予想されます。そのため、できる限り車の維持にかかる費用を抑えたいというのも正直な気持ちです。これらの状況を踏まえると、現時点では大きな出費を伴う修理は避け、まずは必要最低限の費用で車検を通して、あと2年ほどはこのRB1と付き合ってみる、という方向へと気持ちが傾きつつあります。
そんな、何かと悩ましい状況の我が家のRB1オデッセイですが、17年という歳月に寄る年波には勝てず、最近ヘッドライトの黄ばみが目立つようになってきました。過去の整備記録を遡ってみると、2年前の令和5年の車検時に、光量不足のため中古品に交換したという記録がありました。過去の記録では、ヘッドライトユニット本体の中古品交換に4万円かかっているとあったのですが、それがたった2年でこの状態になってしまうとは…。
しかし心配無用w
昨年オデッセイが我が家にやってきて間もない頃、近所のアップガレージで1,500円という投げ売り価格で売られていたRB1オデッセイの中古ヘッドライトユニットを偶然見つけ、こんなこともあろうかと半ば衝動的に購入していたのです。以来半年、倉庫の肥やしとなっていたのですが、やっと役に立つ時がきたようです。暖かくなり、自分の時間ができた先週末、来る車検を受ける事になった時に光量不足を指摘されないようヘッドライトを交換することにしました。
幸運なことに、購入した中古のヘッドライトユニットには、バラスト、バーナー、バルブといった必要な部品が全て揃っていました。作業は、古いライトからバンパーライナーを移植するだけで済み、比較的スムーズに進めることができました。取り外した古いライトと、これから取り付ける新しいライトを並べてみると、その黄ばみの差は一目瞭然。
しかし、作業したこの日は、春の陽気というよりも、まるで初夏を思わせるような暑さでした。朝10時頃から作業を始めたのですが、後でニュースを見たところ、この日は全国的に気温が上がり群馬では真夏日を記録したとのこと。我が家の近辺での10時~12時頃の気温は24℃から27℃とありましたが、そんなヌルい日差しじゃなかったような。。
交換後のヘッドライトは、写真では違いが分かりにくいですが実車を見ると明らかにクリアになり、車の印象がぐっと引き締まったように感じます。これで車検での光量不足の懸念は、ほぼ解消されたのではないでしょうか。
作業を終え汗だくで家に帰ると、妻は仕事の講習で外出、長女は習い事とアルバイトでそれぞれ不在。リビングでは、次女が一人、退屈そうにテレビでYouTubeを見ていました。シャワーで汗を流した後、「せっかく天気も良いし、ちょっとドライブでも行くか?」と誘ってみると、二つ返事で行くとの返事。高速といつもの山坂道を抜け伊豆スカイラインまで、二人で気ままなドライブに出かけました。
山間の斜面には、まだ桜が残っており、春の終わりと初夏の始まりが混ざり合ったような、穏やかな景色が広がっていました。ドライブの道中、普段なかなかゆっくりと話す機会のない次女と久しぶりに、4月に入学したばかりの中学校生活の事や、最近ハマっている事、これから挑戦したい事など、色々な話ができ、言葉の端々から成長を感じる事も出来たのは嬉しかったです。景色を眺めながら、他愛もない会話を楽しむ時間というのも貴重な時間だと感じます。
このRB1オデッセイ、伊豆スカイラインのようなワインディングロードを走るのが本当に楽しい。油圧パワステとハイマウントダブルウィッシュボーンの足が生み出す接地感と正確な舵の利きはミニバンのそれとは思えず。コーナリング中の姿勢にも安定感があり、意のままに操れる感覚は、他のミニバンではなかなか味わえないものです。世の中には、オデッセイよりも豪華で広くて快適なミニバンはそれこそいくらでも存在しますが、ドライバーが積極的に運転を楽しめるという点においては、オデッセイは、このジャンルの中では唯一無二の存在だと改めて感じました。
今後車検を通して今のRB1を乗り続けるにしても、あるいは他の状態の良いRB3オデッセイに乗り換えるにしても、しばらくはRB系オデッセイで楽しんでいけたらいいなと思っています。
そういえば、2月頭以来ブラックアウトしたままになっている純正ナビも、そろそろ手ごろな中古品を探して交換しないといけませんね。ボロい車を、こうして少しずつ手を加えながら直してしていくのも、また一つの楽しみなのかもしれません。そんな風に楽しみながら様子を見て、7月末のお試し期間終了までにはいずれかの決断をしたいと思います。
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オデッセイ | 日記
Posted at
2025/04/22 01:26:44