
夏休みになりました。
今年は久しぶりに家族で海に行ったのですが、いつも千葉や湘南ばかりだったので、今回はちょっと趣向を変え日本海側の新潟県柏崎の鯨波に宿を取りました。久しぶりのクルマでの旅行。アコードでドライブを楽しむ気満々だったのですが・・・。。
夏休み直前に尿管結石を発症してしまい、その後も1日1~2回痛みの発作に苦しむ状態が続いている始末。。
結局、私が運転出来なくなっても困らぬようスイフトの出番となり、アコードの出番が無くなりました。。そもそもこんな状況なのに旅行行ってる場合かっていう話ですが、まぁそこは家族サービスなので。。
初日。東北道→北関東道→関越道。長岡ICで降りて越後丘陵公園で子供達と外遊びした後で宿へ。
2日目。のんびりと海水浴して近場の温泉で疲れ癒して、夜は花火でゆっくり過ごす一日。
3日目。復路は柏崎からR252使って新潟県立こども自然王国で子供達を遊ばせた後、じょんのび温泉
という隣接する温泉で汗を流したら何だか帰るのが面倒にり、急遽苗場に宿を予約してもう一泊ww
4日目。R17を渋川まで下り、渋川スカイラインドパークでまたちょっとだけ子供を遊ばせて・・・と思ったら、
予想以上にがっつり遊んでしまい、結局渋川からは直行で帰って来ることになりました。走行距離670km。
日本海側って、今まであまり遊びに行く機会が無かったのですが、海も綺麗で子連れで遊べる場所も多く、親子共々とても楽しむことが出来ました。また是非行きたいものですね。
それにしても・・・我が家にはよくあるパターンだったりするのですが、小さい子供二人連れての家族旅行でも行き当たりばったりの行動パターンが変わらないというテキトーさ加減w
しかし今はネットで色々調べながら旅のプランを立てることができるようになって便利なものですね。
とこんな感じで納車から10日ちょいで走行距離1,500km近く。一名乗車から四名乗車+荷物積載状態、街乗りから郊外、ワインディング、高速etc一通りのシュチュエーションで走らせることができました。
モデル末期のスイフトのインプレなど需要があるかどうか分かりませんが、簡単に印象などを。
エンジン
基本的にNA1.2ℓなりの力感。流石にフル乗車で10%近い登り勾配などではかなりアクセル踏まないと前に進みません。但しトルク特性がフラットで谷も無ければ山も無い。低回転域のトルクが厚いとも感じないかわりに、回した時のトルクの落ち込み感も無い。上までそこそこ綺麗に回るけど下のトルクが無いかといえばそうでもない。レッドゾーンも6,200rpmと高くはないですが、音が荒れたりトルクが急に落ち込んだりせずに綺麗に回ってくれるので、回せば回したなりに過不足なくパワーを出してくれている。
こういった印象を総合すると、特に特徴的な部分が無いかわりに、素直に普通に使えるエンジンといった印象で、これはこれで実用車のエンジンとして見れば優秀なのかも知れません。
CVT
発進時のレスポンスは自然。但し20km/h~40km/h辺りで割とギアを高めにセットしてしまう為か、この領域での加速が緩慢。ここでスロットル開度を増やしてやれば、クルマ側が加速の意図を汲み取って2,000rpm位まで回転数が上がりスムーズな加速をしてくれます。ただ、このセッティングは燃費重視のプログラムらしく、踏んで加速しようとすると明らかに燃費は悪化している模様。。
この辺のクセを除けば、無駄にギア比を変えたり、回転だけが先行して上がったり、スロットルオフで急に回転数が落ちて空走感が出るといった嫌なクセは殆ど無くて、乗りやすいタイプのCVTだと思います。XSに備わる7速MTモードも、ワインディングなどでギアを固定させたい時などにはかなり便利です。あと、初めて使った装備でとても便利に感じたのがクルーズコントロール。今回の高速走行で小排気量でトルクに余裕が無いこのクラスのクルマにはとても有効な装備だと実感。
足回り
結構ソフト。街乗りではストローク感ある乗り心地でかなり快適。高速道路でも煽る挙動などは出ずに、結構フラットに走る印象。乗り心地だけいえばもう一クラス上のクルマといった感じを受けます。但し首都高などでは足の柔らかさに対し、舵の効きが少々機敏過ぎて挙動がやや急に出てる気もします。まぁこの辺りは慣れの問題のような気もしますが。あとこのような領域でタイヤ(新車装着のTURANZA ER300 ECOPIA)が比較的早い段階からヒャーヒャーと鳴き出し、いまいちグリップ感を伝えてくれないのも気になる所です。これはタイヤ交換で変わるかな?
これだけ足が柔らかいとワインディングなどで荷重を強めに掛けるような走り方をすると煽りそうな予感があったのですが然にあらず。姿勢変化の量はあまり大きくならず、舵は結構な領域まできちんと効いて腰砕けになること無く、綺麗な姿勢を保ったままで旋回をしてくれます。面白いことに、クルマなりに走らせると早い段階から鳴きはじめてグリップに一抹の不安を感じさせる純正TURANZA、荷重をかけて熱を入れてやるとゴムが柔らかくなって結構グリップするようになり、ワインディングだとパワーに対して全く不満のないレベルのグリップになります。基本的にリヤのスタビリティが高く安定方向のセットではあるのですが、フロントのグリップレベルを低くして帳尻を合わせた安定指向とは違って、本当に良く曲がるのだけどスタビリティが高い、なかなか良く出来た足だと思います。
ブレーキ
ワインディングの下りで酷使してもタッチも効きも全然変わりません。調べてみて分かったことですが、スイフトの4輪ディスクブレーキ仕様車は単純にリヤブレーキがディスクになるだけではなくて、フロントのローター&キャリパーサイズも大きくなり、スイフトスポーツと同じサイズのものがついているようです。1t超+1.6ℓのスイスポと同じ容量のブレーキを990kg+1.2ℓの車体に組み合わせているのですから余裕があるのも当然かも知れません。
居住性
前席に関しては文句無し。シートリフター+テレスコ&チルトステアリングのお陰できちんとした運転姿勢を取れるので、疲労感が少ないです。シートは座面が少し柔らかめですが奥にコシがある印象で疲れにくい印象。但し腰よりも背中に疲労感を覚えるタイプ?体型等個人差もあるので何ともいえませんがバックレストはもうちょっと張りが強くても良いかもしれません。
後席に関しては必要最低限のスペースではありますが、シートクッションに厚みがあって座った印象は良いです。あとシート下の足入れ性が良いのも長所。我が家は私以外女性3人だけですから、将来的にもスペース的には問題ないと思います。
荷室に関しては見るからに狭いですが、ラゲッジボードを取り外したら2泊3日分の家族4人の荷物に遊び道具+クーラーボックスまで積む事が出来たので、まぁ及第点といったところでしょうか。
燃費
街乗りで13~14km/ℓ、高速巡航19~20km/ℓ。アイドリングストップ等の省燃費機構もないのでこんなものでは無いかと。ワゴンRと同じか若しくは多少良いくらいなので、まぁ満足です。
好き勝手書いてみましたが、全体の印象は『過不足無い』の一言に尽きると思います。スポーツグレードではない実用車なのですから当然な事なのですが、クルマを操縦する事に楽しみを見出す立場から見ても『過不足が無い』んですよね。確かにパワーはたかが知れていますし、ハンドリングだって切れ味鋭いわけでもないのですけど、持ってるトルク&パワー、足回りに関しても操作に対して素直に反応してくれるので走らせていてとても気持ち良いんですよね。しかも、ワインディングや高速道路だけでなくて街乗りなどでも気持ち良さを感じられるし、何よりそういったチョイ乗りではサイズが小さいことによる利便性が光ります。
今回のセカンドカー選び。程度の良いスイフトの中古がたまたま出てきた事で、ちょっと衝動買いっぽいような流れだったわけですが、改めて乗ってみた結果『普通に良く走るファミリーカー』としてのスイフトの出来はなかなかどうして捨てたものではないなと思いました。
まぁ結果オーライだったということで、今度は長く大事に乗って行けたら良いなと思っています。