
ウチの会社では秋は社員旅行をする事が恒例になっているのですが、ここ2~3年は諸々の事情から何処にも行っていませんでした。
親睦会の積立会費自体は月1500円程度と安いのですが、それでもかなり預り金が貯まってきたのでそれを消費するためにも、今年はちょっと豪華に行ってみようかと、久々に沖縄旅行に行く事になりました。
前回に社員旅行で沖縄に行ったのは2008年の10月のことだったので、ちょうど10年振り2回目の沖縄旅行になります。
今回の社員旅行のプランは行き帰りの飛行機と宿だけは決めて、観光は4人1組のグループでレンタカーでフリー行動という内容。皆でワイワイ行くのも良いのですが、どうせ沖縄に行くなら自分の好きなようにドライブがしたいと思ったので、10年前と同じく自分でレンタカーを借りてグループから離脱し気ままな一人旅をさせて貰うことにしました。
10年前にNCロードスターのレンタカーを借りてオープンエアドライブを楽しんだのがとても楽しい記憶として残っていたので、今回もタイムズレンタカーのNDロードスターを借りようかとも思ったのですが、普通のコンパクトカーより1万数千円高くて最近小遣い節約モードに入っているお父さんにはちょっと痛い金額です。。
まぁ一人気ままなドライブが出来れば車はなんでも良いかと、普通のコンパクトカーを借りようかとネットで色々検索していた所、ミニクーパーコンバーチブルのレンタカーが国産コンパクトの数千円高で借りれるお店を発見。所謂大手のレンタカー会社ではないのですが、値段も安いことだし、モノは試しとばかり予約を入れてみました。
旅行初日の土曜日、那覇空港に着いたのはお昼頃。今回は漠然と北部の方へ行ってみたいと思っていて、初日に名護~今帰仁周辺、時間に余裕のある二日目にさらに北部を目指してみようとざっくり考えていたのですが持前のテキトーさゆえ、この週末は北部で『ツール・ド・おきなわ』という大規模な自転車イベントが開催される為に北部の道路に通行規制が入るという情報を那覇空港に着いてから知る詰めの甘さ(汗)
とはいえ悩んでいても時間が押してゆくばかりなので、とりあえず空港からタクシーでレンタカー屋さんへ車を受け取りに向かいます。因みにレシート提示でタクシー代を負担してくれました。
今回借りた車両は現行前期型のミニクーパーコンバーチブル。よく見たら上級仕様の2リッターターボのクーパーSでした。まだ登録から2年程度の新しい車両でしたが、走行距離は既に9万キロ超という過走行車。でも見た目も乗り味も全く問題ありませんでした。この辺の車の詳しい印象についてはまた後で。
とりあえず車を受け取りナビをセットして幌を開け、那覇インターから高速へ。中城PAで昼食にソーキそばを食べながらネットで情報収集したところ、通行規制が入るのは日曜日だということが判明。となると北部へ行くには今日しかありません。時間は既に13時過ぎ。恩納村にある宿へのチェックインは17時の予定だったので時間的にはあまり余裕はないのですが、当初の予定を変更してこのまま北部に向かう事にしました。
許田ICまで高速を走り、その先は国道58号線で一路北部を目指します。幸い道の流れも順調で、15時前には北端の辺戸岬近くまで走り、今日の目的地のやんばる国立公園内の大石林山に到着。
ここは石灰岩が侵食されて出来た奇岩と熱帯植物が自生している中を散策することが出来ます。2億年以上前から自然に侵食してこのような形になったということなのですが、凄い形の岩ばかりです。途中にある展望台からは、本当最北端の辺戸岬を眺めることが出来、水平線の彼方には奄美群島の与論島が微かに見えます。ちょっと雲が掛かっていたのが残念です。
景色を楽しみながら散策をしていて気が付いた時には時間は既に16時近く。宿は80kmも先の恩納村なので17時に着くのは無理そうな感じだったのですが、帰路も流れはスムーズで、何とか20分遅れの17時20分頃に宿に到着。丁度他の同僚のグループと同時にエントランスに到着することができギリギリセーフでしたw
宿は恩納村の結構豪華なリゾートホテル。行動予定をフリーにした分宿と食事にお金を掛けたようです。夕食はプールサイドでのバーベキューバイキング宴会。一応コレが今回のメインイベントですw
料理も美味しくお腹も膨れ、ビールと泡盛でしこたま酔って、一日の行動の疲れもあってか、はたまた平均年齢の高さ故か、同部屋の同僚全員、21時には完全熟睡ww
そのおかげで翌朝は子持ちよく目が覚めたので、朝食を摂った後8時半にはチェックアウトして単独行動二日目。この日は名護から今帰仁方面へ行ってみることにします。この日は気持ちの良い晴天でオープン日和です♪
まず最初に立ち寄ったのは宿からほど近い万座毛。10年前に来た時は夕暮れだったのですが、晴れた朝の万座毛もまた絶景ですね。
名護周辺はツールドオキナワの時間帯交通規制が入っていたので、規制の解けた本部半島を時計回りにぐるっと回ってみることにします。途中、寄り道をして瀬底島に立ち寄ったり
10年前に来た時にはまだ無かったワルミ大橋を渡って屋我地島を経由して古宇利大橋を目指します。
前回来た時には夕方だったのですが、今回は昼間の眩しい太陽の光に照らされて海が青く綺麗に映えていました。
のんびりと古宇利島と屋我地島の景色を堪能しながらのんびり過ごして、いましたが時間は既にお昼。15時過ぎにはレンタカーを返却して15時半過ぎには空港に到着しなければならないので、少し余裕を見て名残惜しいですがそろそろ那覇へと向かいます。
許田から沖縄道に乗り、小腹も空いたので伊芸PAに立ち寄り昼食。あぐー豚スタミナ焼き定食を頂きます。那覇市内に戻ったのは14時。まだちょっとだけ時間があったので、ちょっと寄り道をして首里城公園へと行ってみました。
首里城公園の散策後は給油してレンタカーを返却。返却後はレンタカー会社の方に空港まで送って頂き空港へ。飛行機も定刻通りの運行で、羽田からは自宅近くの駅まで高速バスに乗りますが、こちらも順調に流れていて。20時半には無事に帰宅することが出来ました。
今回の旅の相棒の現行のミニコンバーチブル。格安レンタカーだったのですが、グレードは2リッターターボを積んだクーパーSでした。この個体、年式こそまだ2年落ちの新しい車なのですが、先にも述べた通り、走行距離は既に9万キロ超の過走行車でした。カーナビの履歴を見ると、北は北海道から新潟、栃木、三重、広島、愛媛などが出てきたので、全国の津々浦々をレンタカーとして走ってきた車のようです。ですがそんな距離を走ってきたとは思えないほど、車体剛性面では厳しいであろうFFのコンバーチブルボディなのにも関わらず、ボディも足もエンジンもシャキッとした乗り味を保っていました。ちょっとMINIの事を見直したかも?
普段は粛々と回っているのに、アクセルを深く踏んだとたん、やたらと勇ましい排気音を奏でながら加速態勢に入るエンジンは流石BMW。現行F57になってからゴーカートのようなクイックな操舵フィールはやや薄れて大人っぽくなったなんて言われていますが、普段V36に乗ってる私からすれば現行ミニも充分ゴーカートっぽい乗り味でした。ステアリングを切れば切っただけクイックに正確に曲がる辺りは、FF版の駆け抜ける喜びってとこでしょうか。二日間の走行距離は400キロちょっと。ガソリンは30リッター弱の消費で燃費は14km/ℓでした。
ミニクーパーのコンバーチブルって、スポーツカーのオープンと違ってAピラー角度が立っていてウインドシールド上端が低い上に頭から遠いので、屋根を開けた時の頭上の解放感が半端ないんですよね。
その解放感が楽しくて、400kmの道中のほぼ全行程で幌を開けて走っていたら顔が真っ赤に焼けてしまいましたww
そんなこんなのドタバタ弾丸沖縄ツアー。11月の沖縄は9月上旬の関東くらいの暖かさでしょうか。暑いのですが、空は青く高くて、やはり夏の空とは違いました。秋晴れの沖縄オープンエアドライブ、とても楽しかったです。
沖縄というと夏というイメージなのですが、秋の沖縄というのも良いものですね。冬の沖縄や春の沖縄がどんなものなのか興味が出てきました。今度は家族でもうちょっと余裕のある日程で行ってみたいものですね♪