
日々の生活で何となく疲れて心に澱みたいなものが溜ることってありますよね。特に何かあった訳ではないですが、今がそんな心境です。
別に人付き合いが煩わしくなったとかそういう理由では全く無いんです。家族で過ごす時間はそれはもうかけがえの無いものだし、気心知れた仲間達とワイワイ飲み明かすのも素晴らしく楽しい。
そういった誰かと一緒に楽しむ時間を過ごす事が出来る自分の幸せは重々自覚しつつ、それでもやっぱり独りになって普段と違う環境に自分を置いてリフレッシュしたい気分の時っていうのもありますよね。
とかなんとかテキトーにそれらしい理由を作ったところで、代休を消化せいという上からのお達しのあった平日に、独りを堪能しながらリフレッシュする為にプチ放浪の旅に出てみることにしましたw
お前、いっつもリフレッシュばっかりしてるじゃないか!というツッコミはノーサンキューですwww
いーんです。ダメなオヤヂなのは自分が一番良く分かっていることですから( ̄▽ ̄)
誰にも行き先は告げない…っていうかどこに行くかすら決めていないノープランプチ放浪の開始ですw
平日の通勤時間帯に都内を抜けて西に行く気がしなかったので国道4号バイパスを北へ。とりあえず通勤車輌の列に混じって宇都宮目標。東埼玉から宇都宮までの区間は新4号の方が距離が大分短い上に信号が少なくて流れがアレな勢いなので東北道使っても下道でも所要時間はあんまり変わんないんですよね。
宇都宮から東北道に乗ってさらに北へ。どうせ先を急ぐわけでもないので法定速度で安楽クルージング。贅沢言うなら言うならスイフトみたくクルーズコントロールがあるともっと安楽なんですけどね。
安積SAで小休止。午前10時を回っていたので、そろそろ行き先を決める事に。ネットやSAにあったパンフを参考に、現在地から近くて楽しめそうな場所ってことで裏磐梯に決定。磐越の磐梯熱海で高速降りて県道24号母成グリーンラインを気持ち良く進み、国道115号を経由して土湯側から県道70号磐梯吾妻スカイラインへアクセスします。
磐梯吾妻スカイラインはV36のカタログ撮影にも使われた道で日本の道100選顕彰って目立つ看板が立っています。
で、その日本の道100選って何ぞや?って調べてみたら、道の日制定記念に建設省が制定した特色ある優れた道路で、全国に104箇所存在してるらしく、実はうちの近所にも日光街道草加松並木ってのが指定されてるようです。確かに旧宿場町で史跡なんだろうけど、街中の県道沿いの遊歩道で景色が良い訳でも無かったような。。
他にも首都高湾岸線東京区間や都庁の前の通りとかも選ばれていたりして、選定基準が何だか良く分かりませんw
その磐梯吾妻スカイライン、平日にも関わらず通行量は結構多め。とりあえず土湯から高湯温泉まで流してUターン。無駄っぽいけど、気持ち良く走るのが目的ですから。復路では所々でクルマを停めて絶景を満喫します♪
つばくろ谷の不動沢橋。いやぁ高いです。ここは秋には紅葉が綺麗な観光名所のようですが、これだけのパノラマだとハイシーズンにはさぞかし壮観な眺めでしょうね。残念ながら写真だと実際のパノラマ感が全然伝わりませんが。
麓の方は木々の中のつづら折れのコーナーが多いですが、標高が高くなってくるとコーナーの向こうが青空という開放的でパノラミックな景色が続くようになります。開放的過ぎておっかなくてコーナー攻めるぜぇ!なんて気には間違えてもなりませんが、こんな天気の良い日に景色を堪能しながらゆっくりと流すには最高の道です♪
V36のカタログ撮影撮影ポイントはこの辺りかな?
磐梯吾妻スカイラインのイメージっていえばパノラミックかつ荒涼としたこの光景ですよね。
浄土平駐車場に車を停め、湿原と小富士登山口周辺をプラプラ散策した後、再び土湯に抜け国道115号経由で今度はそのまま県道70号の磐梯吾妻レークラインを抜けて裏磐梯方面へ。桧原湖から猪苗代に抜けて何処かで昼飯でも食べようかなんて思案してたら、剣ケ峯で西吾妻スカイバレーなる面白そうな案内標識が出てるのを発見します。
ナビやスマホはあれど裏磐梯って初めてで全然土地勘がないのでスカイバレーってのがどんな所なのか皆目見当もきませんが、ネットの情報ではかなり面白そうな道。気になったので、昼飯は後回しにしてスカイバレーに行ってみることにしました。気持ちよく走りたくてわざわざ裏磐梯まで来たのですから気になった所は行かなきゃ後悔します。
東鉢山七曲り。グネグネのヘアピンカーブの彼方に桧原湖がみえます。
調子に乗って白布峠越えて山形県に突入して米沢まで行っちゃいました。でも麓まで下りると、山形とか国道13号とか表示が出てきてこれ以上行くと帰るのにも面倒な事になりそうなので来た道を戻ることにします。
復路は慣れてきてるし道路状況やRのリズムもある程度読めているし、平日ということもあり交通量も殆ど無いから走りやすい。手応えのあるステアリングで重いフロントをグイっと曲げてギアを2速、3速にホールド。FR特有の後ろから蹴り出して豪快に立ち上がる走りは軽さを活かしてヒラヒラ軽快に曲がるスイフトとはまた違った楽しさがあります。
で桧原湖に戻ってきたのですが、なんか一人気分が盛り上がって、どうせならこの近辺の観光道路は全部行ってしまえ的なノリになって、今度はそこから国道459号桧原ビューラインから県道64号磐梯山ゴールドラインへ抜ける事にしました。ここは道幅が広くて比較的Rが緩く、雄大な山並みを眺めながら走れる快走路でとても気持ちイイです。
滑滝展望台にて。後ろに見えるは磐梯山。
って感じでワインディングを楽しみながら猪苗代湖まで降りてきましたが、陽も落ちてきてそろそろ帰路につかなければなりません。名残惜しいので高速には乗らず、県道9号で夕暮れの猪苗代湖畔を気持ち良く流しながら国道294号をこれまた気持ち良いペースで流して白河で国道4号に出ます。
ここまで来ちゃえばもう高速に乗る事もなく、勝手知ったる国道4号で帰るのみです。大型トラックとの護送船団クルーズモードでのんびり走行。途中、上三川過ぎた辺りで貧乏ランプが点灯し、五霞を過ぎた辺りで航続可能距離表示が0キロになって、ガス欠チキンレースをする羽目になりましたが、22:30頃無事に自宅最寄のガソリンスタンドに到着。走行距離700km、8割以上が下道で燃料残量8.8ℓ。ほぼフルタンク使い切り状態でした。あっぶねーww
家帰ってシャワー浴びて控え目にビールで晩酌。その時になってようやく昼飯を食わなかった事を思い出しました。
走り出すとそれだけで満足しちゃうのはいつもの通り。ホンっとに自分でも頭悪いと思いますwww
そんなこんなで初めて行った裏磐梯ですが綺麗なドライブコースが盛り沢山で本当に楽しかったです。絶景に心洗われて生き返った気分。東北地方のプチツー、宇都宮~自宅は高速代も浮かせられるし、行き帰りに都心を抜けなくていうのも心理的なハードルを下げています。
下道でもこれだけ走れるなら、往復高速を使えばこっち方面なら日帰りでももうちょっと先まで足を伸ばす事も出来そうなので、他のドライブコースにも行ってみたくなりました。色々調べてみようと思います♪