
で、私の二回目のスティント。この給油ミスでかなり順位を下げてしまったので、燃費を気にしつつちょっと積極的に前に出て行こうと思った矢先に、ピットからはタイム↑の指示。そこでリミットの7000rpmは守りながらもちょっと攻め気味に。ただ、今度はタイヤが相当タレてきたようで、前半こそクリアラップで平均42秒7~43秒0辺りが出ていたのですが、後半43秒~44秒辺りに悪化していきます。。
次のドライバーはK氏。初めの計画では、さらにその次のZ氏へのドライバーチェンジのタイミングで二回目の給油をする予定だったのですが、一回目の給油ミスの影響でもう一度給油をすると、また更にかなり順位を落とすことになりそうだったので、二回目の給油は無しという方針になり、K氏に申し伝えます。
この指示を受けたK氏は回転を抑えた燃費走行に切り替えながらも、安定した走りで表彰圏内のポジションを守ってくれました。そしてK氏からZ氏への二回目のドライバー交代。ここでチャンスが発生したのです。
K氏のドライバーチェンジのピットイン指示のサインを出した直後、高速コーナーでコースアウトが発生し、イエローコーション。ペースカーがコースインする事態になったのです。しかも高速コーナーの土手に斜めに乗り上げ、救出には多少の時間を要することが予測されました。
さらに幸運な事に、給油エリアから丁度一台が出た所で、エリアは一台空き状態!今ならロスも少なく給油出来る!と判断。全力疾走で給油エリア付近まで走り、立ってジェスチャーで必死に給油エリア入りを指示しましたが、僅かの差でエリア入口を過進してしまいます。ピット及び給油エリアでは、バックギアはペナルティ対象なので、手押しで後退を試みますが、その直後に入ってきたトップのEG6に、またしてもタッチの差でエリアに滑り込まれてしまいました。・・・チャンス消滅。。
ここで待ったりしたら、一度目の給油の二の舞でそれこそ致命的なロスになりますので、仕方なくZ氏へのドライバー交代だけして再びコースイン。とりあえずZ氏には6000rpm縛りで、もしガス欠症状が出たらジェスチャーでも何でも知らせろとだけ伝えて再びコースイン。しかし交代の際にチラ見した燃料計の針の位置からすると、ちょっと厳しそうな感じ。。
イエローコーションが終わり、グリーンが出るも、45秒半ば~46秒位で一向にペースが上がらない。しかも走りだしてから5分もしないうちにZ氏、両手で×印を出しながらストレートを通過。やっぱダメか。。
給油可能時間も終わりに近づき、エリアも空いてきたので、残り時間を計算して10分程でピットイン指示。給油した上で残り時間を私の3回目のスティントとアンカーK氏で可能な限り追い上げて稼ぐ作戦に切り替えます。
作戦というよりは、最早こうするしか無いという状況だといった方が正しい気もしますが。。
前を走る車、視界に入る車は何でもぬかす気持で回転数縛りを解除し、全開!全開!全開!
30分の間、スプリントレースみたいに集中して追いまくっていました。が、いい加減タイヤも結構タレてきた上、上位陣もラストスパートでペースを上げる所が出始めたのでなかなか順位が上げられません。
最後のドライバーチェンジでアンカーのK氏に全てを託します。オーナーの彼も全開アタック。タレたタイヤで予選アタック並みのタイムで周回を重ね、同一周回上にいたCR-Xに追いつき追い越し、何とか4位に浮上。しかしこのCR-Xも全く諦めません。K氏ドライブのインテを激しくプッシュし、一度は抜き返されます。まるで往時の賀集Divレースを彷彿とさせるような激しい(楽しそうな)バトルを展開しましたが、なんとか前に出て4位を奪還。さらに同一周回上には、3位のスピリッツEP82もいたのですが、こちらは半周程度差があり、ラップタイム差は平均約1秒。
残った時間で追いつくにはちょっと遠いまま、4位でチェッカーを受けることになりました。
という訳で終わった今回の日光4時間耐久。
前二回の総合2位、総合優勝という結果からすると、非常に残念な結果に終わってしまいました。
レースにはタラレバは無いので、このようなことを言っても無意味なのですが、あの給油が上手くいけば・・・あのチャンスをモノにすることが出来れば・・・と後悔することしきりです。
ただ結果から見ると、たとえその二つのミスが無かったとしても、私達のチームの今のやり方では3位の車には追いついたかも知れませんが、トップ2台の車より先にゴールすることは難しかったと思います。
それ位、今までの250周耐久と、今回の4時間耐久は別物でした。クラス分けも変更になったレギュレーションを含め、今後を考えるとタイヤの選択を始め、ペース配分を含め根本的にレースの組み立て方を考え直す必要があるような気がします。
そういった意味では、今後に向けてやることも多く、やりがいもあると思います。
今年の耐久は年3戦を予定しているらしく、次戦は4月17日の土曜日に開催されることが決まったようです。それまでに、時間的にも予算的にも準備できるかどうかは少々微妙な所ですが、リベンジを果たす為にもなんとか参戦したいところです。
でも、順位こそは残念な結果に終わりましたが、車を壊すこともなく、レースを楽しみ、事故もなく無事チェッカーを受けることが出来たという意味では、今回も良いレースが出来たと思います。
今回から主催がCASHIEWさんに戻りました。
『間違っていてもなんでも、最後まで楽しく遊んだ方が勝ち』
がモットーのCASHIEWさん主催のレースはやっぱり楽しいですね。なんだかまたハマりつつある気がします(笑)
最後にいつもながらですが、車両を提供してくれたK氏、スポンサー兼任のZ氏、監督して下さったKENTWORKSの代表様、そして監督補佐から雑用まで、細々サポートしてくれたウチの嫁さん(笑)
皆さま本当にありがとうございました。
次回は・・・マケネー!!!
Posted at 2010/02/02 00:31:08 | |
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走行会 | 日記